医学部受験で絶対に押さえておきい数学の対策ポイントをご紹介します

医学部受験で絶対に押さえておきい数学の対策ポイントをご紹介します

医学部受験において数学の対策は非常に重要です理系に類されることもあって、数学が得意な人が多い印象ですが、正しい勉強法を知って対策をすれば、今数学に苦手意識を持っている人でも必ず医学部合格に近づくことができます。

今回は、医学部受験を突破するための具体的な数学対策をご紹介します。

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医学部受験を突破するための数学勉強法3ヶ条

医学部受験の数学は1つの難関です。どのように勉強すれば良いのか迷う受験生も多いと思います。良い参考書の選び方や付き合い方で数学の対策は変わってきます。医学部受験を突破するための数学勉強法の3ヶ条を見ていきましょう。

その1:医学部の数学は基礎の対策で8割が決まる!

医学部受験の数学では確かに難問・奇問が出題されることがあります。しかし、そのような問題はほとんどの受験生が解けません。

医学部受験において重要なのはバランスです。理系コースの人が受験するため、数学が非常に得意な人は多いですが、中には私のように数学が苦手で文転した人も受験して合格しています。数学ができた方が有利ですが、難問が解ける必要はありません。それでは何で合否が分かれるのでしょうか。

それは、応用を知らなくても基礎的な事項を押さえておけば解ける問題です。逆に言えば、基礎的なことが曖昧だと解けないような問題が合否を分けます。

8割の人が解ける問題を確実に解くことができれば、合格は間近に見えてきます。つまり、数学の基礎的な対策を怠らないことが最も強力な勉強法でなのです。

勉強している人

その2:計算ミスは命取り!絶対に間違えないようにミスチェックルーティンを作る

数学の対策で基礎を押さえておくことの次に重要なのが計算ミスを見つけられる力です。

人間は誰しもミスをします。私たちはコンピュータではないので、ミスをしないようにする、というのはほとんど不可能なことであり、どんな数学の天才も計算ミスの一つや二つはします。

医学部受験は1点が命運を分ける試験です。計算ミスは絶対にしたくありません。しかし、人間はミスをします。つまり、医学部受験の数学対策で必ずしなければならないのが、計算ミスをチェックするルーティンを作ることです。

計算ミスを見つける方法には色々な流儀があるかと思いますが、予備校の講師に聞いてみたり、自分なりにミスを見落とさないプログラムを組んでみましょう。

チェックに時間がかかっては本末転倒ですから、短時間で確実にミスを探せるようになるのが目標です。

計算ミスチェックの1つの例としては、漸化式などで n などの代数があれば、必ずいくつかの数字を実際に代入することです。”n=1,2,3….”などであれば、1~3まで3つも代入してチェックすれば十分でしょう。心配であればさらにn=4、n=5と確認すれば安心して次に進めます。

計算チェックをした、という事実は試験本番の緊張状態でパニックになるのを防ぐ効果もあります。いつもと同じことを、同じようにしている、という事実だけで人は幾分か安心できるものです。

また、ミスを犯さないようにする対策も重要です。数式を書く時は等号(=)の位置を揃える、アルファベットは小文字・大文字の区別を分かりやすく書くなどを心がけると、ミスも減りますし、採点する人にも良い印象を与えます。

同じ内容の乱れた答案用紙と比べると、整った答案用紙はそれだけで点数が上がるのです。(事実、そのような実験結果があります。気になる人はぜひ調べてみてください。)

置かれた二つのペン

その3:参考書は標準的なものを1つだけ用意して繰り返し演習する

数学の勉強法を考える場合、参考書選びは重要な要素の1つです。市販の参考書は無数にあり、学校から配布されるようなものから、東大理三を目指す人に向けた難問ばかりを取り扱った参考書もあります。

医学部受験は難関ですが、東大理三の数学対策はほとんどの受験生にとってはオーバーワークでしょう。それでは何を選べば良いのでしょうか。オススメは「青チャート」です。

「医学部受験では赤チャートじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、赤チャートは正直オーバーワークです。基礎的な問題の対策をするならば、青チャートが必要十分であると言えます。

黄色・白色のチャートでは、多少物足りないこともあるので、やはり青色がベストでしょう。かなり分厚い参考書ですから、各単元の例題のみを繰り返し演習するのが良いでしょう。気になる分野のみ、練習問題まで手を広げてみましょう。

青チャートでなくても自分でこれだ、と思うものを1冊決めて取り組みましょう。大事なのは、自分の決めた1冊で基礎的な問題を必ず自分のものにすることです。

決して練習問題や応用問題まで全部やらなければならないということではありません。「参考書を隅から隅までやりきる」という勉強法は達成感は得られますが、学力養成への寄与は薄いと私は思います。

ペンを持っている人

医科単科大学や旧帝大の医学部志望の人の数学対策とは

医学部受験の数学対策では、上で挙げた3つのことを守るだけで、かなり合格に近づくことができます。

ただ、医科単科大学や旧帝大の医学部の入試数学はさらにレベルが一段上であるため、これだけでは物足りない、ということになります。医科単科大学などを志望する人は上で挙げたことに加えてさらに次のようなことも取り組んでみましょう。

基礎固めの「後に」プラスαを積極的に取り組もう

基礎的な事項をきちんと対策した後は、基礎問題の反復演習と並行して、応用問題に積極的に取り組んでみましょう。

どのような参考書・問題集を利用しても良いとは思いますが、できるだけ解説の詳しい・難しすぎないものがオススメです。基本的な事項にプラスα程度の難度の問題演習を反復することで、一段上の数学力を着実に自分のものにすることができます。

また、医科単科大学や旧帝大の医学部の入試数学では、今まで見たこともないような問題が毎年出題されます。似た問題を事前に演習しておくことはほぼ不可能です。

つまり、応用力を養成することが必要になるため、難しすぎる問題ではなく、様々な分野の数学力が養われるような学びの深い問題が多く掲載されているような参考書が見つかればそれがベストです。

そうはいっても参考書はどれも一長一短ですから、ある程度の妥協して、これと決めた問題集を1、2冊だけやり込みましょう

医学部受験の数学、愚直な努力が一番の対策

医学部受験において数学は1つの関門です。数学が苦手すぎて医学部に行きたいけど避けている人もいるかもしれません。かくいう私も数学が苦手で、医学部志望から文系に転向して教育学部に進学した後、諦めきれずに医学部を再受験しました。

数学が苦手でも、ここで紹介したような勉強法で愚直な努力を積み重ねれば、必ず医学部合格は見えてきます。難しいことはやる必要はありません。基本的なことを着実に対策していきましょう。

     

 

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