札幌南高等学校の偏差値は？高校の特徴・評判・難易度まとめ

札幌南高等学校は、北海道札幌市にある公立高校で、通称は札南(さつなん)、南高(みなみこう)です。札幌北高校と合わせて北海道公立の2トップ、もしくはこれに札幌東、札幌西高校を加えた4校で東西南北の4トップと括られることが多い、北海道を代表する名門校です。

任天堂社長の岩田聡、芥川賞作家の円城塔などの著名人を輩出しています。

今回は、この札幌南高等学校の偏差値・受験難易度・評判などについて解説していきたいと思いますので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

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札幌南高等学校の基本情報

出典：みんなの高校情報

公式HP：北海道札幌南高等学校

札幌南高等学校は、札幌市営地下鉄南北線幌平橋駅2番出口から徒歩7分、札幌市電静修学園前から徒歩5分の場所に位置しています。最寄駅の駅名にある幌平橋とは、札幌市を流れる豊平川にかかる橋で、札幌南高等学校はこの豊平川の近くにある高校です。また、札幌南高等学校には制服がありません。

札幌南高等学校のコース・偏差値

札幌南高等学校は、出願時(入学時)のコース分けはなく普通科のみで、受験偏差値は71です。

1年次は全員がほぼ同じカリキュラムで授業を進め、2年次は興味・関心、進路に合わせて1/3ほどが選択科目になります。完全に文系理系でカリキュラムが分かれるのは3年次からになります。

札幌南高等学校の受験科目・倍率・併願校

札幌南高等学校一般選抜の入試内容は、筆記試験と面接で、それに内申点が加算された点数で合否判定が行われます。筆記試験は、他の公立高校と同様に英・数・国・理・社の5科目です。また、英・数・国の3科目は学校裁量問題を解く必要があります。学校裁量問題とは、思考力・判断力・表現力などを問う問題で、この裁量問題の差し替えは各学校の判断に任せられています。

北海道の公立高校入試の配点について

北海道の公立高校入試の配点は、筆記試験が300点満点、内申点が315点満点となっており、内申点の比率がやや高めです。

札幌南高等学校の入試について

札幌南高等学校の一般入試選抜は、70%の生徒は以上の通りの配点で評価されます。残りの30%は、学力検査・内申点に傾斜配点をつけた評価になります。

傾斜配点をつけた評価には学力点重視(15％枠)と内申点重視(15％枠)の2通りがあります。
学力点重視枠は学力点：内申点＝10：0、内申点重視枠は学力点：内申点＝4：6の割合で評価され、内申点重視枠は個人調査票も必要です。
学力点・内申点の点数に偏りのある人はこちらの枠も検討してみてはいかがでしょうか。

札幌南高等学校の合格ライン・倍率について

札幌南高等学校の合格最低点は公表されていませんが、筆記試験の合格最低点は例年235~245点といわれています。
札幌南高等学校の2019年度の入試倍率は1.32倍です。ちなみに、冒頭で述べた札幌北高校、札幌東高校、札幌西高校の同年の入試倍率はそれぞれ1.26倍、1.61倍、1.61倍です。
倍率はすごく高いわけではありませんが、合格するには筆記試験で8割〜9割の点数が必要になります。十分に準備して入学試験に臨むようにしましょう。

札幌南高等学校の併願校

また、札幌南高等学校の受験生には、札幌第一高等学校普通科文理コース選抜クラス(偏差値68)、札幌光星高等学校普通科ステラコース(偏差値71)、札幌日本大学高等学校普通科特進コース(偏差値61)などの学校が併願校として選ばれています。

札幌南高等学校の大学合格実績・大学受験指導

札幌南高等学校は全生徒(約320人)の半数以上が北海道大学をはじめとする国公立大学に合格します。北海道大学の合格者数は毎年北海道内でトップクラスです。また、医学部志望者が多く医学部医学科の合格者数も多いです。さらに、東京大学や京都大学などの難関国立大学、早稲田大学や慶應大学などの難関私立大学の合格実績も豊富です。

札幌南高等学校の2019年度の合格実績

札幌南高等学校の大学受験指導

札幌南高等学校では教員作成の実力テストがあります。この実力テストは良問が多く、普段の学習に役立つと生徒からの評判も高いものです。また、「進路のしおり」に卒業生の合格実績と実力テストのデータが掲載されているため、普段の勉強に役立つだけでなく自分の学力を客観的に見ることにも役立ちます。

また、多様な進路に対応したバックアップ体制が魅力的です。面接・小論文指導、医学部研究会、難関大セミナー、職業体験などのイベントがあり、とても充実しています。
また、札幌南高等学校の同窓会である六華同窓会が主催する六華ゼミというものがあり、各界で活躍するOB・OGの講演会が年9回開催されます。これにより、進路に対する知見を広げることができます。

札幌南高等学校の学校生活

成績優秀で個性的な生徒が多く、多様性に寛容な雰囲気があると評判の札幌南高等学校ですが、学校生活はどのようなものなのでしょうか。
ここでは、札幌南高等学校の部活動・学校行事などを含めた、学校生活の様子を紹介します。

校則・校風

札幌南高等学校には制服もなければ、校則もほとんどないそうです。スマートフォンやゲーム機も校内に持ちこみ使用することができるほどで、ほぼ全てのことが生徒の自主自律に任せられています。

染髪やピアスの着用も認められていて、自由におしゃれを楽しむことができます。高校というよりは、大学の雰囲気に近いかもしれません。
アルバイトも認められていますが、勉強や部活動で忙しい生徒が多く、実際にアルバイトをしている人は少ないそうです。

部活動

札幌南高等学校では兼部が認められていて、県内トップの進学校には珍しく、部活動の加入率は9割を超えるほどだそうです。また、クラブには部・局・同好会があります。
全道大会に出場する部活は数多くあり、2018年は陸上競技部、ゴルフ部、囲碁将棋部、放送局が全国大会に出場しています。他にも野球部、書道部、ダンス部、吹奏楽部などが強豪だそうです。野球部は甲子園出場経験があります。

学校行事

札幌南高等学校では、文化祭(南高祭)、体育祭、球技祭、スキー合宿、修学旅行(国内)などのイベントがあり、どれも楽しく盛り上がるそうです。
文化祭は4日間にわたって行われ、一般公開され盛大に行われます。高校の文化祭で4日間はかなり豪華ですね。
スキー合宿は、2泊3日で行われます。スキー合宿とは別に、札幌国際スキー場に日帰りで行くイベントも数回あるそうです。

札幌南高等学校の偏差値・特徴｜まとめ

札幌南高等学校は自主自律・文武両道の校風で、生徒それぞれが個性を伸ばし多様性を尊重する雰囲気のある高校です。北海道トップクラスの生徒が集まる札幌南高等学校で充実した日々を送ってみませんか。

ぜひ受験を検討してみてください。