医学部受験生必見!受験を乗り切るおすすめの食事管理法を解説!
You are what you eat.この標語を聞いたことがあるでしょうか。
日本語訳としては「あなたはあなたが食べたもので作られている」というニュアンスです。
そんなこと当たり前じゃないかと思う人もいるかもしれませんが、受験という場面であれば一層この言葉の重みが身に染みてきます。
勉強はいうまでもなくエネルギーを消費する活動でありきちんとした食事をしていないと到底最後まで走り抜けることはできません。
そこで今回は過酷で長い受験を乗り切るためのおすすめの食事法を医学部受験生の方やその保護者の方に紹介しようと思います。
紹介するのは医学的な根拠に基づいたものを厳選しているのでぜひ参考にして医学部受験での食事管理に活かしてくださいね!
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食事の三大栄養素を復習!
まずはエネルギーの基本をおさらいしていきましょう。
人間が食事から得られるエネルギー源は大きく三つに分けられます。
それは炭水化物、タンパク質、脂質です。
これらが体内で生命維持に必要な活動をそれぞれ分担して支えています。
医学部受験で重要なのは炭水化物とタンパク質ですので、ここでは両者について説明していきます。(もちろん脂質も重要な役割を果たしていますよ!)運動を初めとして、医学部受験生がこれから長期間に渡り向き合うであろう勉強のエネルギー源の中心は炭水化物です。
脳はブドウ糖(グルコース)しか使えない!
勉強という活動は脳での活動に他なりません。
すなわち、脳に送られるエネルギーが枯渇すれば勉強どころではなくなってしまいます。
困ったことに脳がエネルギー源として使えるのは基本的にブドウ糖しかないのです。
さらに脳は人間が一日に産生するエネルギーの約25%を独占して消費します。
医学部受験を目指す日々でも多くのブドウ糖が脳で消費されていることは想像に難くなりません。
まずはしっかりと炭水化物を摂取しましょう。
最近ではダイエットの一環で炭水化物を抜く人が多いそうですが、これらは摂取されないブドウ糖を補うためにタンパク質を分解して糖質を新生しているので知的活動に十分なブドウ糖ができるとは考えにくくおすすめできません。
少なくとも受験が終わるまではきちんとおにぎりや麺類といった炭水化物を摂取することをおすすめします。
タンパク質は脳内ネットワークの最重要物質
続いてタンパク質です。
タンパク質はアミノ酸がたくさん繋がってできた物質ですから食事により摂取されたタンパク質はアミノ酸にまで分解されて吸収されます。
さきほどブドウ糖が脳の唯一のエネルギー源といいましたが、アミノ酸は脳の活動を司る非常に重要な物質です。
ブドウ糖がガソリンとすれば、アミノ酸(特にチロシンやトリプトファン)は車といってもいいかもしれません。
医学部受験をはじめ、勉強やスポーツ、日常のさりげない考え事も全て脳内の神経細胞が互いに連絡し合ってできるものなのですが、アミノ酸はその神経と神経が連絡するための伝達物質の材料(専門用語では神経伝達物質といいます)となるのです。
嬉しいことがあった時や、挑戦に成功したときにはテンションが上がりますよね?この時には脳内でドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンが多く合成されています。
これらの物質を作る材料がアミノ酸なのです。アミノ酸が不足するとこれらを合成することができなくなり、楽しいことがあっても喜べない、一日中気分が沈むといった症状がでてきます。
実際にうつ病や不安障害はセロトニンなどの神経伝達物質の不足が原因と言われています。
魚や肉、卵、納豆は栄養価が高いので毎日の食事で管理するのがおすすめです。
三大栄養素以外にとるべき栄養素
次にさきほど紹介した三大栄養素以外に医学部受験生はどの栄養素を意識して管理ようにすればいいのかを紹介し、食事と併せて行うとよいおすすめの活動を紹介していきます。
ビタミン群は微量だが意識していないと不足しがち…
日本が裕福になって以来、脂質や炭水化物の不足はほとんど解消されましたがビタミン群に関しては不足している人は今でも多いようです。
私もそうでしたが、野菜が嫌いな人はビタミン群が不足しがちです。
しかし、ビタミン群の中にはビタミンB1など、神経系や代謝において重要な役割を果たすものが多く、慢性的に不足すれば様々な症状として現れてきます。
特に水溶性ビタミンのB群とCは体内に蓄えることができない栄養素なので毎日の食事で管理していきましょう。
サプリメントも否定はしませんが過剰摂取になる危険性があるので服用する際はしっかりと容量を守り、なるべく食事で管理するようにしましょう。
ビタミンB群は肉や魚に、ビタミンは野菜や果実に豊富に含まれています。
朝ごはんは必ず食べよう!
医学部受験生の中には早起きが苦手でいつも朝ごはんを食べずに学校や予備校に通っている人もおおいかもしれませんね。
しかし、朝は前日の晩御飯から時間が経っており、寝ている時間も体や頭は活動するのでエネルギーが不足しています。
この状態で朝ごはんを抜いて勉強しても集中できないでしょう。
まさに”腹が減っては戦はできぬ”ですね。
ただしおなか一杯になるまで食べるとインスリンが分泌されて血糖値が下がり眠気がくるので、基本的に食事は「腹八分目まで」を意識して食べましょう。
運動も大切!代謝を促進しよう
最後に、食事とは直接的な関係はありませんが運動の重要性について解説します。
一見、勉強とは真逆の立ち位置にある運動ですが、運動不足になると代謝能や体力が落ちてしまい、体調が悪くなることが知られています。
また運動によって脳内でさきほど紹介したセロトニンの分泌が促進され気分が晴れやかになることもわかっています。
バランスのいい食事と併せて適度に運動する習慣をつけましょう。
何も走れと言っているわけではなく、意識して階段を利用したり、サッカーや野球をしている人は疲れた時にリフティングやキャッチボールを軽くするだけでいいのです。
ぜひ毎日の食事管理に運動をプラスしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?今回は勉強そのものではなく、勉強を支える食事に焦点をあてて解説しました。
勉強に集中するあまり、また時間がもったいないという理由で医学部受験生の中にはカップ麺などのインスタント食品やジャンクフードばかり食べている人も多いかもしれません。
しかし、医学部受験という長いスパンで物事を捉えると食事がいかに重要であるかが分かってくると思います。
これを機に食事に気を使って医学部受験に望んでいきましょう!
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