医学部受験を考えている人の中には、再受験生や多浪生も多くいます。
一度社会に出てから改めて医師を志す場合や、多浪してしまった人は受験校の選び方が極めて重要になります。
というのは、大学によっては現役志向、地元志向の医学部が多くあり多浪生や再受験生にとっては不利になってしまうことがしばしばあるからです。
つまり、一刻も早く医学部に入学する必要のある人にとっては再受験や多浪生に寛容な医学部を受験することは非常に大切な問題になります。
今回は浪人生や再受験生に寛容な医学部を一般的な見解と私個人の経験を踏まえてお話していきたいと思います。
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多浪、再受験生に厳しい医学部は確かに存在する!
多浪生や社会人あがりの再受験生の方には耳が痛いお話かもしれませんが、まずは日本の医学部の中には自分たちに不利な医学部が多くあることを知っておく必要があります。
再受験生に不利な医学部を受験してしまうとどのようなことになるのでしょうか?筆記試験で合格最低点を取れば良いと思っているかもしれませんね。
そう簡単にいかない理由をこれから紹介します。
現役志向のある医学部はなかなか厄介!
まず多浪や浪人生、医学部再受験生に立ちはだかるのは現役志向という特徴です。
医師を育成するには多額の税金が投入されますし、卒後はその大学の関連病院で勤務することが多いですからいくつかの医学部としては若くて、長期間働いてくれる受験生を入学させたいと考えていることがあります。
一年の浪人ならば問題ありませんが、それ以上の多浪や医学部再受験生となれば合格するのは現役生と比較して難しくなります。
「筆記試験で合格点とればいいのでは?」と考えている受験生が多いかもしれませんが医学部の入試には「面接試験」というものがあり、そこで評価が悪ければどれだけ筆記試験ができても不合格になってしまいます。
私が前の大学にいたときに合格最低点より80点以上とり、面接も大きな失敗をしていないのに面接で落とされた人がいました。
採点も現役生よりシビアになるという噂もありますから総合的に浪人、多浪、医学部再受験生に寛容な大学を受験する必要があるわけです。
地元志向のある医学部は絶対に避けろ!
現役志向と並んで浪人や多浪の受験生に不利となるのは地元志向というものです。
現役志向がある医学部は往々にして地元志向の医学部でもあります。
さきほど例に挙げた私が前の大学にいたときに知ったケースでは、その大学は地元志向でもあり、合格者をみてみると明らかに地元出身で現役か一浪生が多いんですね。
これも大学は公には発表していませんが面接試験や採点基準に変化をつけて行っているのでしょう。手ごたえはあったのに同じ大学の医学部を何回も不合格になってしまった人は一度受験した医学部についてしっかりと調べてみることをおススメします。
一般的に県立医科大学は地元志向であることが多いと聞きます。
浪人、多浪生、医学部再受験生に寛容な医学部を紹介していきます!
それでは浪人生や多浪生に不利な医学部の特徴を述べたところで、こうした受験生に寛容と言われている医学部を紹介していきます。
これから紹介する医学部は従って、地元志向も現役志向も弱く、多様性を重んじている医学部とも言えます。
広島大学医学部はほぼ筆記試験だけで決まる!
まず私が自分の経験に基づいて紹介できる浪人生や多浪生、医学部再受験生に寛容な医学部として広島大学があげられます。
広島大学の面接試験はかなり緩く、面接の意味があるのか?と言われているほどです。
面接は受験生一人に対して面接官が三人で、一人ずつから質問を受ける形になります。
面接官は「入学させたい」か「入学させたくない」のどちらかで評価し、三人ともが「入学させたくない」と評価した場合に限り不合格になります。
しかし、今までのところ面接試験で不合格になったという話は聞いたことがあります。
広島大学が多様性を尊重いているため年齢などによる差別も地元優遇といったこともありません。
筆記試験で合格最低点さえとれば合格できます。
とは広島大学医学部は医学部の中でも簡単な部類では決してないのでじっかりと実力をつけなければなりません。
香川大学医学部は昔から寛容な医学部と有名!
次に紹介するのは四国にある香川大学医学部です。
これは私が現役の頃以前から医学部に限らず浪人生や多浪生、医学部再受験生に寛容と言われていた大学です。
また地方医学部でもあり、前期試験では数学以外は他学部と共通の問題であるため問題の難易度は低めでミスさえしなければ医学部の中ではそれほど難しくありません。
ただし、立地がありえないほど悪いので車は必須らしく、香川大学医学部の知り合いに話を聞いていても入学後の交通の不便さは大変らしいです。
ちなみに香川大学医学部は後期試験の定員が25人もあるためセンター試験で良い点をとれた場合には安心して出願することができる医学部でもあります。
滋賀医科大学はグループ討論が特徴の最も寛容と言われる医学部
最後に紹介するのは「医学部受験 寛容」で検索すれば真っ先に書かれているであろう滋賀医科大学です。
この大学も医学部再受験界隈では有名な寛容大学です。
面接が特徴的で面接官との個人的な面接ではなく、複数人の受験生で与えられたテーマに対してグループ討論をするため自分の生い立ちなど個人的な話をする必要がありません。
私の地元の医学部でもあるため知り合いが多くいるのですが毎年4,5人は再受験生がいるらしいです。それくらい寛容な医学部なので安心して受験することができます。
ただ、二次試験の問題は癖が強く
特に数学と物理は本腰入れて対策しないと模試で良い点をとれている受験生でもほとんど歯が立たないでしょう。
しっかりと赤本をやり込んで自分の肌で傾向を掴みましょう。
浪人、多浪、医学部再受験生に寛容な大学も多い
いかがでしたか?今回は浪人を初めとして医学部再受験を考えている人に向けて、多様性を重んじる寛容な大学を紹介しました。
自分で調べてもらうと分かると思いますが実は医学部再受験に寛容な大学は結構あります。
例えば大阪大学、岐阜大学、熊本大学、奈良県立医科大学などは寛容な大学として有名です。
今回は数ある寛容な医学部の中から私が実際に受験した大学や知り合いがいる大学など実際の情報がある医学部を紹介しました。
医学部の知り合いがいる人はぜひその大学が医学部再受験生に寛容かどうか確かめてみるといいでしょう。
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