医学部受験生のみなさんは読書をしていますか?勉強に忙しくて読書する時間なんてないよと怒られるかもしれませんが、医学部に関する書籍は読んでおくべきだと私は思います。
自分が目指す医学部がどんな場所で、どういう歴史を持ち、医者、そして医学のこれからがどう変化していくのかを知っておくことは医学部受験生にとっても大切なことです。
今回は医学部受験生であれば一回は読んでおきたい本を10冊紹介していきます。
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武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。
医学部受験に関する書籍
ますは医学部受験生の即戦力となる本を紹介していきたいと思います。
これらの本を読めば医学部受験を成功させる勉強や実践的な知識を得ることができます。
新・受験技法 医学部合格の極意《国公立編》《私立編》(新評論)
こちらは受験の神様と謳われている和田秀樹氏が毎年リアルタイムの受験情報を織り交ぜて執筆している書籍になります。
「どの参考書」を「どの期間で」終わらせるか、勉強する時にどんなことを意識するのか、合格に必要なことがわかりやすく解説されています。
また、巻末には各医学部ごとの対策や講評があり、独学で合格を目指す医学部受験生には特に大きな味方になるでしょう。
ややギリギリを狙いすぎという所もありますが、医学部受験に関する本では個人的に一番おすすめです。
私の医学部合格作戦 2020年度版(エール出版社)
続いて紹介するこの書籍はその年に医学部に合格した医学部受験生が執筆した合格体験記集になります。
医学部受験界隈のタイムリーな情報が豊富に書かれているので情報収集の手段として優れています。合格した人が日頃どんな思考をし、いかなる点を意識し合格を掴んだのかを学びましょう。
医学部受験の総合研究(旺文社)
この本は医学部受験生はもちろん、医学部受験生の保護者の方に読んでいただきたい本になります。
医学部生や医師へのリアルインタビューを基に作成されており、医師を取り巻く環境やこれからの展望だけでなく、医学部生の生活なども知ることができるためおすすめです。
この本を読んでおくだけでも「医者」という職業について理解を深めることができるでしょう。
ただ通読するには分厚い本であるため医学部受験生のみなさんは目次から気になる項を探して読むといいと思います。
教養としての医療関係本を紹介!
続いて、医学部受験生が今すぐ使える知識ではありませんが、医者になる上で是非読んでおくと良い本を数冊紹介していきたいと思います。
医学部は生物系に属する学問であるため必然的に生物に関連する書籍が多くなっています。
動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか(小学館新書)
生物を研究していれば一度は耳にする福岡伸一氏の有名な書籍です。
生物が好きな医学部受験生はすでに読んだことがあるかもしれませんね。この本は「生命がどこから来たのか?」という究極の命題に動的平衡という新しい概念を用いて取り組もう挑みます。
「生物は変わらないために変わり続けなければならない」というフレーズは強烈な印象を私に残していきました。時間に関する思考実験もとても楽しく、参考になります。
思考の整理学(ちくま文庫)
この本は例外的に医学部は関係なく、学生になれば是非とも読みたい本ということで紹介します。外山滋比古氏が書かれた思考の整理学は古くから東大生や京大生などのエリート層から親しまれ、自分の頭で如何にして物事を思考するか、そのプロセスをわかりやすく解説してくれています。
研究職を目指している医学部受験生の方は研究におけるアイデアの温め方を知ることができるのでおすすめです。
医学部(文春新書)
この本は医学部生として耳が痛くなるくらい医学部のダークな部分を浮彫りにして書かれています。綺麗ごとは一切抜きで医学部の批判と近年モラルが低下している日本医療の現状を鋭く指摘している本になります。
医者として、また医学部受験生としてもあまり読んでいて気持ちの良いものではありませんが、「社会には医学部をこう見ている人もいる」という外部からの視点を知るという点でおすすめできるのかなと思います。
図解 医学の歴史(医学書院)
医学書を数多く出版している医学書院の本になります。我々が日頃口にする「医学」というものはそもそも何なのか、その命題を医学の歴史から読み解こうというコンセプトです。
古代ギリシャでの医学の始まりから麻酔の発見、近代の病理所見や顕微鏡を使った研究に至るまで医学の歴史の全てが書かれています。
一応専門書なのでかなり分厚いですが気になる項から順次読んでいけば良いと思います。
貪欲な医学部受験生に!医学書入門の書籍!
この章では受験勉強では飽き足らない、知識に貪欲で好奇心旺盛な医学部受験生に向けて
比較的読みやすい医学書を紹介していきたいと思います。
イラスト解剖学(中外医学社)
パット見表紙があまりにもふざけていて(もちろんいい意味で)とても専門書には思えない本ですが、解剖学実習が始まるとこの本を買う医学生はかなり多いです。
極端でわかりやすいイラストと理解しやすい解説は、暗記に頼らない解剖学を教えてくれます。
敷居が低い専門書なので人体に興味がある医学部受験生なら読んでみても面白いと思いますよ。
なぜ?からはじめる解剖生理学(ナツメ社)
医療系に進んだ人でかつ、高校の時に物理を選択していた人に生体現象に慣れ親しむために
おすすめの本になります。
物理を学んで生物を学んでこなかった医学部受験生は急に専門科目の専門書にチャレンジするのは厳しいです。
そこで日常現象を絡めた疑問に答える形で解説してくれるこの本は導入にぴったりです。
フラジャイル~病理医岸京一郎の所見~(月刊アフタヌーン)
こちらは病理医に焦点を当てた漫画になっております。漫画とはいえ専門知識が使われており医学を志す人間にとって貴重な追体験をすることができます。
この漫画で出てくる専門用語を理解できるようになると「医学生だな~」という実感が湧いてきますのでおすすめです。
休憩時間で読んでモチベーションを維持しよう!
いかがでしたか?今回は医学部、延いては医者を志す人にはぜひ一読してほしい
本10冊紹介しました。
自分の現状にあった書籍をぜひ休憩時間に読んで受験へのモチベーションを維持していきましょう。
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