慶應義塾大学医学部の特徴とは?私立大学トップクラス医学部の実態!

慶應義塾大学医学部の特徴とは?私立大学トップクラス医学部の実態!

2019慶應義塾大学医学部医学科の偏差値

  • A判定偏差値:77
  • C判定偏差値:72
  • 出典:東進

    東京都内に所在する私立大学「慶應義塾大学」は、関東地方のみならず全国から優秀な学生が集まる大学です。

    その医学部は私立大学医学部の中でもトップクラスの偏差値であり、医学部受験生にとっては「トップクラスの優秀な生徒が受験する憧れの医学部」といったイメージでしょうか。

    偏差値も立地も良く、色々な要素を複合的に考えても、その評判には納得の大学です。

    全国の受験生が憧れる慶應義塾大学、その医学部の実態はどのようなものなのでしょうか。

    今回は、慶應義塾大学医学部の概要と、慶應義塾大学医学部の特徴的な2つの事項を取り上げて、分析していきます。

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    慶應義塾大学医学部はどんな大学?

    医療

    2019慶應義塾大学医学部の学費・授業料

  • 入学金:200,000円
  • 授業料(年間):3,040,000円
  • 授業料(合計):18,240,000円
  • 施設設備費(年間)
    1年:350,000円
    2~6年:2,100,000円
  • 実験学習費(年間)
    1年:190,000円
    2~6年:1,140,000円
  • 教育充実費(年間)
    1年:-
    2~6年:-
  • 関東地方は、人口密度の高さの割に医学部が非常に少ない地域です。また、医学部受験生の多くは都内有名私立一貫校や優秀な公立高校の出身であるため、関東地方の医学部への進学を希望する人が多く、医学部の倍率はどこの大学も高くなります

    その中でも、慶應義塾大学医学部がどのような大学なのか、他の大学の医学部と共通する特徴世間の評判なども含めて、細かく分析してみましょう。

    有名私立一貫校をはじめとして優秀な学生が集まる

    慶應義塾大学医学部は、全国の優秀な学生を中心に人気の高い医学部ですが、再受験生も多いようで、バラエティ豊かなクラスメイトと6年間を過ごすことになります。

    立地は、1年次は日吉キャンパス、2年次からは信濃キャンパスに移りますが、どちらもJRの駅に近いキャンパスであるため、大学生活を送る場所としてはとても良い場所と言えます。

    全国の私立大学医学部の中ではトップレベルの偏差値の医学部であり、歴史も長いため、慶應義塾大学特有の「縦の繋がり」を手に入れることができます

    これは、狭い医師業界で生きていくためにとても有利になる武器の1つと言えるでしょう。

    優秀な学生が集まる慶應義塾大学ですが、都内の大学らしく部活動やサークル活動が盛んであるため、勉強ばかりになる、ということはなさそうです。

    専門課程は2年次から、それなりにゆとりはありそう?

    慶應義塾大学医学部のカリキュラムでは、1年次は日吉キャンパスで概ね教養教育が課せられており、一部の期間で早期の臨床体験実習等が行われます。

    2年次からはキャンパスを信濃町に移し、医学専門教育課程が始まりますが、空きコマもほどほどにあり、医学部にしてはゆとりのあるカリキュラムのようです。

    他大学のように「1年次は教養教育、2年次は基礎医学、3、4年次で臨床医学」といったカリキュラムではなく、3年次の前期にも基礎医学がかなり組み込まれており、1、2年次のゆとりのあるカリキュラムと打って変わって、3年次はかなりタイトなスケジュールになっています。

    特に、レポートを課せられるような実習科目が3年次に固まって配置されているようで、厳しいスケジュールとなることは想像に難くないです。

    また、3年次の1学期(慶應義塾大学の医学部は3学期制)には「自主学習」と称して研究室に配属されて研究活動を行う期間が設けられています。

    この発表会が3年次2学期にあり、忙しい毎日が数カ月から半年は続くようなスケジュールになっています。

    このように、基礎医学のカリキュラムは大学によってかなりバラツキがあり、肉体的にも精神的にも無理のあるスケジュールが組まれることもままあります。

    できれば、入学前にこの辺りの情報を精査して、受験校を決めても良いでしょう。

    むしろ、入学後最低でも6年間という長い時間を過ごす大学ですから、「理不尽」なカリキュラム設定ではないか、などは入学前に十分に検討する価値があります。

    公式の大学HPにシラバスは公開されていることが多いので、一度はチェックすることをお勧めします。

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    慶應義塾大学医学部・2つの特徴とは

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    医学部は総じてどの大学も似たり寄ったりなカリキュラムですが、大学の特徴や売り文句として、マイナーチェンジをすることもあります。

    その中でも、集まってくる学生たちの雰囲気によって大学のユニークさがあります。慶應義塾大学医学部の2つの特徴について見ていきましょう。

    特徴1:「慶応の縦の繋がり」が将来の強みに

    歴史ある私立大学であり、私立大学医学部の中で最も古い大学であるため、卒業生もそれだけ各界にたくさんいます。

    都内だけでなく全国にOB/OGがたくさんいるわけですから、臨床医として就職するときはもちろん、研究医として働くにあたっても、有利な学歴になると考えられます。

    「医師には学歴が関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、医療業界はまだまだ閉鎖的で、医局制度が廃止に向かいつつある現在も、出身大学のネームバリューに左右されることも多いのです。

    マッチング(医学生の就活)の際には、学業成績で判断されることが多いですが、やはりトップクラスの偏差値の学生が集まる有名な医学部は、評価もそれなりに高くなるため、就職では有利と言えます。

    また、慶應義塾大学は卒業生の繋がりが他大学よりも非常に強いため、慶應義塾大学医学部の学歴は将来につながる財産となるでしょう。

    特徴2:進級の難易度はかなり緩め!

    学生のレベルや教授の方針によって、年ごとに進級の難易度はかなり違ってきますが、現在の慶應義塾大学医学部の進級難易度は比較的緩めという評判です。

    しかし、慶應義塾大学に合格する学力の持ち主である学生たちですから、地方国公立の医学部生では落としてしまうようなテストでも、慶應義塾大学の学生ならば合格する、といったカラクリはあるかもしれません。

    いずれにせよ、慶應義塾大学医学部全体としては、あまり進級が厳しくないようです。

    全国的に留年者の数が増えており、また特に私立大学医学部では、国試合格率が大学の評判につながるため、成績の悪い学生は進級させない傾向が強くあります

    もちろん、人の命を扱う仕事たる医師になる者として、一定の基準を満たしていなければ進級できないのは当たり前です。しかし、概ね国公立よりも私立大学の方が進級判定に関しては厳しい印象があります。

    医学部に入学してから分かりますが、同じカリキュラムをこなしていても大学によって進級のしやすさはかなり違います。似たような偏差値の学生が集まっていて、同じような講義を受けているのに留年者の数が大学によってかなり違うということは、教授陣の方針や大学の雰囲気によるということです。

    受験校を決めるときには、「進級がしやすいかどうか」という点もチェックしておきましょう。

    慶應大医学部は勉強も遊びも満喫したい人にベストな環境

    女子高生の勉強

    慶應義塾大学医学部は偏差値も私立大学医学部でトップレベルであり、関東地方のみならず全国からの評判がかなり高い大学です。

    立地の良さや学校自体の雰囲気の良さも特徴であり、都内有名私立一貫校の生徒を中心に評判が高く、人気の医学部と言えます。

    充実した医学部生活を送りたい人にとっては、一度はチャレンジする価値のある大学でしょう。勉強も遊びも満喫できる、充実した6年間を送ることのできる良い大学だと思います。

     

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