中村学園大学の各学部の偏差値や難易度は？就職状況などもご紹介！

この記事では、福岡県福岡市に本部を構える中村学園大学をご紹介します。

中村学園大学は、栄養・教育・ビジネスを学べる私立大学です。
就職に強く、学生たちへの各種サポートが手厚いことで知られています。

今回は、そんな中村学園大学の偏差値・難易度から、大学・学部の特徴、卒業生の就職状況までをまとめてご説明します。

中村学園大学に興味をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。

中村学園大学の基本情報・特徴

引用：中村学園大学公式HP

出典：パスナビ

まずは、中村学園大学の特徴的な点を3つに絞ってご紹介します。

特徴1：就職に強い「面倒見が良い大学」

中村学園大学は就職に強い大学として知られています。

2021年3月卒業生の就職率は99.0％で、なんと過去4年に渡って99％以上の就職率を維持し続けているのです。

その理由の一つに、中村学園大学の手厚い就職サポート体制が挙げられます。

中村学園大学のキャリア支援は1年次の入学直後から開始され、折に触れセミナーやインターンシップの案内などを行うことで、キャリア意識を醸成しています。

進路相談や模擬面接、履歴書添削などの支援はチャットでも受けられます。
このオンライン支援制度は、特に感染症対策などで通学がままならない期間、学生たちの大きな助けとなりました。

その他、専門の講師を学外から招く各種就職支援講座や、遠方でのインターンや就活を経済的にサポートする旅費支援制度など、きめ細やかなサポート体制が整っています。

ちなみに、支援が手厚いのは就活関連だけではありません。

学生生活全般においてもさまざまなサポートが用意されており、そのため中村学園大学は「大学探しランキングブック2021」の「面倒見が良い大学」において、九州私大で第3位に輝きました。

特徴2：管理栄養士国家試験合格実績はトップクラス

中村学園大学の栄養科学部・栄養科学科は、管理栄養士の国家試験において全国でもトップクラスの実績を有しています。

2020年度の第35回管理栄養士国家試験では、受験者215名中、210名が合格しました。
合格者数は西日本で第1位、全国でも第2位の多さというから驚きです。

また、全国の合格率が既卒含め64.2％、新卒のみ91.3％に対し、中村学園大学の合格率は97.7％と非常に高くなっています。

この通り、中村学園大学は、管理栄養士の道を強く志している人に特におすすめしたい大学なのです。

特徴3：学内で働ける「スチューデントジョブ」制度

中村学園大学の制度の中でもユニークなものとして、「スチューデントジョブ」が挙げられます。

これは、いわゆる学内業務の学生ボランティアを有償としたものです。
在学生は「スチューデントジョブセンター」に登録し求人へ応募することで、授業の空き時間などに学内業務に携わり、ワークスタディの奨学金という形で賃金を得られます。

学内で働くため移動時間などを考慮する必要がなく、授業の空き時間を有効活用できるほか、同じ大学の仲間と仕事を通じて所属学部を問わず交流でき、人脈も広がります。

就業体験として仕事のマナーや常識を身につけながら、賃金も得られ、更に学内という守られた環境で安心して働けるため、学生はもちろん保護者からも評判の制度です。

中村学園大学の偏差値・難易度

次に、中村学園大学を目指すにあたって最も重要な情報のひとつである、入試におけるボーダー偏差値や共通テストの得点率、合格難易度を解説します。

なお中村学園大学は3学部4学科構成で、募集・入試は学科ごとに行われます。

偏差値

出典：パスナビ

倍率・難易度

中村学園大学の2021年一般選抜の実質倍率は、栄養科学部で1.5倍、教育学部で2.2倍、流通学部で2.0倍でした。
共通テスト利用入試の倍率も似通った数字となっています。

最も合格を狙いやすい学科は、栄養科学部のフード・マネジメント学科です。
平均よりも難易度が易しく倍率も低いため、試験対策を怠らなければ十分合格が期待できます。

栄養科学部の栄養科学科と、教育学部、流通科学部はいずれも標準的な難易度です。
少し倍率が高めの日程・方式もあり、確実な合格のためにも、早めの情報収集をおすすめします。

なお、2022年度入試より、フード・マネジメント学科志望者を対象とした「食の課題探求型」選抜が新規導入されます。
「食」への興味関心が高い方が対象の入試となりますので、フード・マネジメント学科に興味がある方はチェックしてみてください。

さらに、一般選抜の中には「グローバル人材育成選抜」が設けられています。
英語の得点が1.5倍に換算され、海外提携校への派遣留学のチャンスも開けますので、英語に自信がある方はこちらも要チェックです。

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中村学園大学の学部・学科情報

続いて、中村学園大学に設置されている学部・学科を簡単にご紹介します。

先にも挙げた通り、中村学園大学には「栄養科学部」「教育学部」「流通科学部」の3つの学部が設置されています。
うち、栄養科学部は「栄養科学科」と「フード・マネジメント学科」の2学科に分かれます。

栄養科学部：栄養科学科

将来管理栄養士を目指す人のための学科です。
また、あわせて栄養教諭や家庭科教諭も目指せるカリキュラムが組まれています。

栄養科学の知識や調理の技術を身につけると同時に、スポーツ栄養指導や医療現場での栄養士の仕事など、食にまつわるさまざまな仕事を実践的に学べるのが特徴です。

将来は保健・医療・福祉・教育・スポーツ・開発といった幅広い分野での活躍が期待できます。

なお栄養科学科で取得を目指せる免許・資格には下記のものがあります。

栄養士免許／管理栄養士国家試験受験資格／栄養教諭一種免許／中学校教諭・高等学校教諭一種免許（家庭）／食品衛生管理者資格（任用資格）／食品衛生監視員資格（任用資格）

出典：中村学園大学　栄養科学科

栄養科学部：フード・マネジメント学科

ビジネスの観点から食を極めたい人のための学科です。
栄養や食品について学ぶだけでなく、食をビジネスにつなげるために欠かせない経済・経営・マネジメント・戦略などの領域を幅広く学べます。

食に関連する一般企業や行政と提携し、食産業の第一線で活躍している外部講師を招いての授業が特徴で、インターンシップや企業協働プロジェクトなども交えながら、実社会で即戦力となれる食ビジネス人材を育成しています。

海外提携大学への単位互換留学も可能で、将来グローバルに活躍したい人にもおすすめです。

フード・マネジメント学科では、下記の資格・免許取得を目指せます。

食品衛生管理者資格（任用資格）／食品衛生監視員資格（任用資格）／HACCP管理者資格／調理師／食品表示診断士／食品微生物検査技士／TOEIC　など

出典：中村学園大学　フード・マネジメント学科

教育学部：児童幼児教育学科

小学校・幼稚園教諭や保育士など、将来子どもの教育・保育に携わりたい人のための学科です。
子どもの発達・成長に関する知識を身につけながら現場実習で実践力を培い、採用試験や資格試験突破を目指します。

児童幼児教育学科では、2年次より希望進路に応じて以下の2クラスに分かれて学びます。

• 小学校教員養成系：小学校・特別支援学校・幼稚園教諭を目指す
• 保育者養成系：幼稚園教諭や保育士を目指す

同クラスの免許・資格は同時取得可能ですが、在学中に小学校教諭免許と保育士資格の同時取得はできません。

上記含め、児童幼児教育学科で取得できる資格・免許は以下の通りです。

小学校教諭一種免許／特別支援学校教諭一種免許（知的・肢体・病弱）※小学校教諭一種免許と合わせて取得／幼稚園教諭一種免許／保育士資格（国家資格）

出典：中村学園大学　児童幼児教育学科

流通科学部：流通科学科

国際的なビジネスパーソンとして社会で活躍したい人におすすめの学科です。
実践教育を重視しており、産学官連携プロジェクトや、外部講師を招いたリアルな授業が豊富に用意されています。

流通科学科所属の学生は2年次に「経営コース」と「商学コース」のいずれかを選択し、希望進路に合わせ、さまざまな専門科目の中から授業を自由に選択していくことになります。

また、国際的に通用するビジネス人材を育成するための海外留学制度も用意されており、中国・韓国・カナダ・オーストラリア・アメリカの5ヵ国10校から留学先を選べます。

流通科学科では、下記の資格試験・検定などに挑戦できます。

日商PC検定／税理士／TOEIC／中小企業診断士／簿記検定／Webデザイナー／リテールマーケティング（販売士）検定／ITパスポート試験／社会調査士／秘書技能検定／国内旅行業務取扱管理者

出典：中村学園大学　流通科学科

中村学園大学の就職状況

ここでは、中村学園大学卒業生の進路や就職実績などをご紹介します。
前述の通り、中村学園大学は例年高い就職率を誇っています。

2021年3月卒業生の就職率を学科別に見てみると、栄養科学科で98.5％、フード・マネジメント学科で98.2％、児童幼児教育学科100％、流通科学科は98.7％と、どの学科もほとんどの卒業生が無事就職を果たしていました。

以下、2021年卒業生の主な就職先を一部抜粋し、学科別・業種別にまとめて掲載します。

栄養科学科

出典：中村学園大学　就職先一覧

フード・マネジメント学科

出典：中村学園大学　就職先一覧

児童幼児教育学科

出典：中村学園大学　就職先一覧

流通科学科

出典：中村学園大学　就職先一覧

中村学園大学の偏差値や難易度　まとめ

以上、栄養・教育・ビジネスを学べる中村学園大学について、偏差値・難易度や大学・学科の特徴、卒業生の就職状況など、志望校選びに役立ちそうな情報をご紹介しました。

今回の記事は、以下の3点がポイントです。

• 栄養科学科・児童幼児教育学科・流通科学科の難易度は標準程度。フード・マネジメント学科は比較的合格を目指しやすい
• 管理栄養士の国家試験合格者数が全国でもトップクラスに多い
• 就職サポートが手厚く、例年就職率が99％を越えるほど就職に強い大学

この記事を読んで、中村学園大学に一層興味を持ったという方は、ぜひこの機会に資料請求も検討してみてはいかがでしょうか。