ひと昔に比べ、医学部人気はますます大きくなり、それだけ医学部受験はさらに狭き門となっています。
その中で医学部再受験を志す人も少なくないでしょう。
医学部再受験にも色々あり、多浪生や一度社会に出てから医者を目指す人も含みます。
かくいう私も一度は別の大学に進学したものの医学部再受験をした一人でもあります。
今回の記事では私が自分の経験と、同じく医学部再受験をした大学の友人との体験談を踏まえて医学部再受験に成功する人と失敗する人の特徴をそれぞれ3つずつ挙げていきたいと思います。
なお、私の周囲の医学部再受験を成功させた友人には、他大学理学部物理学科を卒業し社会人を数年経て再受験した人、一度公務員として働きそこから医学部の再受験をした人、同じ大学の数学科在籍中に単位を取りながら医学部再受験を成功させた人などがいます。
医学部専門予備校の武田塾医進館では88%の生徒が偏差値11以上アップ!
武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。
医学部再受験に成功する人の3大特徴とは…!
まず日本屈指の難関といっても過言ではない医学部に再受験で合格する人に共通する特徴を紹介していきます。
これは医学部に入学してから気づいたことなのですが、医学部再受験で合格してきた人にはある程度大きな公約数があります。
それは大きく勉強に関するテクニカルな部分と考え方などの精神的な部分に分けられます。
それを紹介していきます。
特徴1:勉強法が優れている
再受験で医学部に合格した人で受験勉強に予備校の講義を利用していた人は意外と少ないです。
自分で淡々と市販の問題集をこなしてきた人が圧倒的に多いです。
私が聞いた友人の多くは「受験初期に模試を受けて自分の実力を客観的に把握し」「その情報と自分のポテンシャルを考慮した計画を立て」「計画に沿って問題集を淡々とこなしていく」という手順を踏んでいました。
現役生よりも経験があるため情報を客観的に知ることと、自分のポテンシャルを正確に把握できることは医学部再受験生の強みと言えるでしょう。
加えて志望する大学の特徴や分析も優れている人が多いなという印象を受けました。
また、問題集を進めるにあたって理解できない問題に直面した時に安易に人に頼らずに自分の頭で筋の通った解釈をすることも大事です。
よく質問を沢山しろ、という先生も多いのですがすぐに他人に聞くことは思考放棄に近いので自分の力になりにくいです。
特徴2:自分なりの戦略を常に立てている
これは医学部再受験はもちろん難関大学受験に施成功する受験生にも共通することなのですが、彼らは日常の学習に常に戦略を持っています。
ある問題集をすると決意する時には「この問題集が終わるころには過去問7割とれるようにしよう」という具合です。
一から初めて模試の出題範囲に間に合わなかった時には「勉強した力学の範囲で8割を目指そう」という感じです。
過去問研究ではネットで情報を集めるのももちろんですが、一度自分で赤本を解き、肌で感じたことをベースに自分にあった戦略を立てます。
ただ漠然と勉強するのではなく、日々の学習の中で小さな目標を立てて着実に達成していくこと、これらは大学受験のみならず大学入学後にも役に立つスキルです。
特徴3:失敗を徹底的に分析する
自分の失敗と正面から向き合える人は必ず成功します。
医学部再受験を含めて大学受験でいうと模試がボロボロだった時にその模試の結果に向き合えるかということになるかと思います。
医学部再受験に成功した人も受験の過程では沢山失敗しています。
問題は失敗した後。
その結果を誤魔化すのではなく「なぜそこの問題が解けなかったのか」「どう勉強しておけば解けたのか」「以後どう学習すれば同じミスを防げるのか」をしっかり考えて次に繋げることが重要です。
医学部再受験に失敗する人の3大特徴とは…!
続いて医学部の再受験を志すものの失敗に終わってしまう人の特徴を紹介します。
以外かもしれませんが、医学部再受験生はかなり多いです。
「再受験生 目指すの千人 実行するの百人 受かるの十人」などという標語もあります。
数値で見てもほとんどの再受験生が不合格になっていることになります。
それでは不合格になってしまう人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
特徴1:失敗から学ばない
これは成功する人の真逆の特徴ですが、何度も同じ失敗を繰り返す人は学ばない人です。
運で成功することはあっても運で失敗することはありません。
失敗には必ず原因があります。
それを分析せずに次に進むため前に進めないことになります。
例えば、計算問題でよく失点するなら自分の失敗パターンを分析する。
私の場合は分析することで初めて「積分の計算パターンが完ぺきじゃない。1/(1+sinx)型の積分計算に弱い」ことに気づくことができ、その日から毎日朝起きてすぐに積分計算を練習するようになりました。
失敗した時に成績を上げるチャンスであることをしっかり意識しておきましょう。
特徴2:無計画、勉強のペースにムラがある
医学部受験に限らず、大学受験に失敗する人は勉強が習慣化していないことが多いです。
気分が乗ったときは一日15時間勉強するけど乗らない時は1時間も勉強しない、計画立てるが面倒だし、どうせ計画通りいかないと思っている人が塾講師をしていても少なからず見てきました。
ムラがあるということは勉強が習慣化していない証拠でもあり、それでは数学や英語といった毎日触れていないと伸びにくい科目の成績向上は望めませんし、何より勉強習慣がないと医学部に入ってから苦労することになります。
勉強は毎日続けましょうね。
特徴3:他人任せ
大人でも自分が失敗した時に原因を会社や社会へ責任転嫁する人がいます。社会人はともかく受験で点数が上がらない原因を誰かに押し付けているうちは必ず失敗します。
というのも受験という舞台においては日々勉強するのも、試験で問題を解くのも自分であるため成績が上がらない原因が自分以外にあることは極端なケースを除きありません。
つまり責任転嫁は自分の失敗と向き合っていないことと同義であるため、特徴1で説明した理由により医学部再受験でも失敗しやすいです。
そもそも医学部受験は小さな失敗が命取りになる試験である以上、失敗に気を使わない人は医学部再受験でも大学受験でも失敗しやすいです。
勉強法、戦略、失敗を常に意識いて医学部再受験に臨もう!
いかがでしたか?今回は医学部再受験に成功する人と失敗する人の特徴をそれぞれ3つずつ紹介しました。
中でも私が大事だと思うのは失敗を分析することです。
自分がミスする特徴をしっかりと押さえて、着実に実力をつけていきましょう。
コメントを書く