医学部に面接落ちする人には特徴がある?基準と対策方法まとめ

医学部に面接落ちする人には特徴がある?基準と対策方法まとめ

医学部の入試に関して話題が尽きることはありません。
某大学の不正入試問題はまだ記憶に新しいかもしれませんが、何にせよ現在進行形で不正な入学などの問題が存在している事は確実だと言えるでしょう。

今回はなにかと不透明かつどこかほの暗い医学部受験の中でも、特に問題の根深い面接の現状や対策などまとめています。

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医学部入試と非情な面接の実態とは

一般に「不正入試問題」と呼ばれるのは、汚職事件を切っ掛けとして発覚した東京医科大など10大学で得点の調整以外にも面接基準点の調整が行われていた問題です。

この件で女子生徒や浪人生に対して点数調整を行う大学が確実にあること、性別等以外にも出身地での調整、裏口入学の存在自体も明らかとなりましたが、実際の「医学部受験」の世界においては、ここでは明らかになっていないような「不当な選抜」が行われている事は間違いないでしょう。

実際、保護者の職業を尋ねた上で「本当に学費が支払えるのか?」と質問したり、女子生徒に「結婚したいと思うか?家庭との両立は可能であると思うか?」などと質問する学校が現在もあるようで、問題として表面化していない”グレーゾーン”的な受験者選抜は行われている事は間違いないでしょう。

医学部入試面接は「圧迫面接」?

医学部の面接はよく圧迫面接だと言われています。
高い難易度の入試試験をパスしたのに、さらに「圧迫面接」なんてされたら堪ったものじゃないと思いますよね。

実際の所、大学で行われる面接が圧迫面接であると言い切れません。
それはつまり裏を返せば、圧迫面接を行わない大学はないと言い切れないということ。

圧迫面接に当たってしまって、それで上手くいかずに面接落ち。そんなことが無いと言い切れないのが大学受験業界、特に医学部の怖いところでしょう。

「圧迫面接」で面接官はどう受験生をみるのか

「圧迫面接」あるいは「不当な選抜」が無きにしも非ずの医学部面接。
もしそういう「選抜」があるのだとして、一体どういう生徒を判断しているのでしょうか?

よく言われるような医学部面接で質問されることや、面接を通して判断する人柄は下の4つです。

1 欠席日数の多さとその理由

病気がちであるとか、様々な理由があるにせよあまりにも欠席が多い場合には、医師になった後もそのように振る舞うのではないか?という不安がありますよね。

何よりも医師は体が資本であるのに、病がちであれば元も子もありません。
そのために一定以上の欠席の回数がある場合には、欠席の回数とその理由について当然質問されるでしょう。

そもそも欠席があまりにも多ければ内申点も伸びないものですので、注意しなければいけないような出席率の医学部受験生はそうそういないはずです。
しかし、もし心配があるようでしたら面接対策に組み込んでおくべきでしょう。

2 正常に会話することが困難ではないか

面接官の質問に対して回答することが出来ていない、または挙動が不審であるだとかそういった”明らかな”異常は医師として患者に向き合うことが困難であると判断されます。

医師としてこれから多くの人と関わり合いを持つであろう受験生が、そもそも面接官と満足に会話することが難しいのであればそれは当然不合格となります。

少し難しいかもしれませんが、過剰に緊張するのではなく落ち着いて的確に答えを重ねていけば別段心配することはないでしょう。

3 倫理観の欠落は疑われないか

面接中に人の死などに関する問いを投げかけるような大学は存外多く、この質問ではいわゆるサイコパスなどの精神疾患を判断しています。

精神面・倫理面で何らかの不安がある生徒を見抜き、そしてそれを弾くことは、人の心の柔いところに触れる「医師」という職業を目指す学生を選ぶ上で当然だと言えるのではないでしょうか。

4 ストレスの高い環境でも成果がだせるか

医師という職業は人の命を預かっているという重圧を背負うため、その状況に耐えられなくなって精神を病む人も少なくないとよく言います。

偏見だと思いますが社会一般において、医学部に受験する生徒の多くは特に挫折も味わうことなく育ってきた「良いところの坊ちゃん」というイメージが強いようです。
だからこそ入学の段階で一度衝撃を与えるのではないか?というのが近年多く囁かれる話です。

「圧迫面接」の対策は?

はっきり言ってしまえば、圧迫面接に対応するための手段はほぼありません

特に学費云々と保護者の職業などは、一般家庭に生まれて医学部を志望する生徒など、石油でも掘り当てるような事でも無ければ対応など出来ないでしょう。

結局自身の周りの環境、過去の成績や出席率、性別などは変わることがないものです。
ならば面接官から射られる鋭利な質問を受け流す方法よりも、今ある道具で打ち返す方法を見つけた方がはるかに良いように思いませんか?

圧迫の質問を反撃の手段に

どうにも上手く答えようのない質問は、どんな面接でも確実にありますよね。

例えば先に挙げたような「保護者の職業と学費の支払い」などはどうしたって巧い受け流しが出来ず、その場合は事実を答える他ありません。

その場合入念な事前準備が必要で、「医学部の学費は6年間で約2千万円だけど、お父さんは会社員、お母さんはパートで本当に学費が支払えるの?」などと聞かれた場合には貯蓄額や奨学金、学資ローンについてあらかじめ把握しておく必要があるでしょう。

大切なのは、質問に対して素直に明るく回答することです。
準備しておいた”いい子ちゃん”な回答よりも、多少言葉が乱れてでも自分の本音を伝える事のほうが何倍も好意的に受け取られます。

どうしてこの大学なの?他じゃダメなの?」に対して「貴学のアドミッションポリシーの…」とさながらボイスレコーダーの如くスラスラと回答するより、自分の言葉で目の前の面接官に自分にとっての大学の魅力を語る方が何倍も好感触に繋がるでしょう。

医学部入試面接で狙い通りの成果を上げるには

医学部入試面接で残念な結果となってしまう受験生の特徴や、その対策方法について紹介してきました。

そもそも面接落ちというのは大学からすると「どちらの志願者を取るべきか悩んでいる」状況が背景にあります。
落とす理由になり得る要素を持った受験生”が複数いなければ成立しえないのであれば、強烈な印象を与えた方が優位に決まっていますよね?

その大学に入学したい尤もらしい理由など端から志望理由書に書いてある通り、読めばわかる事なのですから面接官としても二度とは聞きたいことではないでしょう。
面接官が知りたいのは志望理由のその下にある志願者の本音。嘘偽りのない回答をした方を採るのは当然です。

面接官ウケを狙った回答よりポロリとこぼれた言葉の方が重要なのですから、あまり気負い過ぎずにリラックスして面接を受けるようにしましょう。

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  • ななし より:

    医者の不養生とはよく言ったもの。
    面接の時点でストレス与えてくる奴がいたらそりゃ病むわな。

    評価: 1

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