少子化で私立大の経営難が続く中、医学部受験の人気は年々増加しており、国立・私立共に、どの大学でも医学部の偏差値は軒並み高くなっています。
医学部進学にこだわり、何年も浪人をする人も少なからずいますが、医学部受験を短期決戦で突破するために重要なポイントの1つは、「予備校選び」、つまり学習環境の選択であると言えると思います。
医学部受験をしていると、一度入校を決めた予備校が合わず、予備校を変えてもう1年受験生活を延長するという人もいます。
そのような不幸が起きないためには、「途中で変える勇気」が必要です。
1年で医学部合格を勝ち取るために、予備校を変えるタイミングを知っておくことは重要でしょう。
今回は、医学部受験をしている浪人生が、通っている医学部予備校を変えるべきタイミングについて取り上げます。
また、大阪近郊でおすすめの医学部予備校をご紹介します。
医学部専門予備校の武田塾医進館では88%の生徒が偏差値11以上アップ!
武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。
医学部受験浪人生が予備校を変えるべきタイミングはこれだ!
医学部を受験する浪人生の多くが、医学部予備校か大手予備校の医進コースに在籍して、1年間勉強に打ち込みますが、もちろん学費がそれなりにかかります。
大手予備校の年間の学費は私立大文系の1年分の学費程度が一般的で、ほとんどの場合、80~100万円程度の学費を事前に一括入金で払いこみます。
これが医学部受験専門の医学部予備校になると、更に高額です。
学費だけではなく、講習代や寮費などがかかる場合もあるでしょう。
いずれにせよ、途中で退学するとなると、全額返金はされません。
予備校を変えるのはかなり勇気のいる決断だと思います。
しかし、予備校を変えた方がより良くなるケースはあります。
1年間という短い時間の中で、医学部合格を勝ち取るために、医学部受験生が「予備校を変えるべきタイミング」について見ていきましょう。
タイミング1:面接の対策が甘い・薄い
浪人生が予備校を変えることを考えるべき、第一のタイミングは、推薦入試や一般試験の面接への対応が良くないと感じた時です。
面接試験の対策は、医学部入試において非常に重要なポイントとなります。
現在発表されている限りでは、全82の医学部全てで面接が実施されることになっています。
九州大学医学部の2019年入試のを最後に、面接試験無しで入学できる医学部は無くなりました。
今後、医学部入試で面接試験が廃止されることは考えにくいため、対策はどの受験生にも必須です。
浪人生の面接対策は、現役生よりもさらに重要度が増します。理由は「失敗できない」からです。
長期間の浪人生活を続ける人が多い医学部受験ですが、やはり多くの人は1年ないし2年間の浪人で合格を決めます。
浪人を続けるほど、面接官からの目も厳しくなるのが常です。
浪人生の面接のポイントとして、「なぜこの大学か」「なぜ医学部なのか」といった基本的な問いかけに対して、きっちりとした自分の回答を持っていることが挙げられますが、この辺りの対策を独学で完璧にしておくことは、やはり難しいと言えます。
勿論、自分が志望して受験するのですから、自ら志望理由を考え、回答を練るのは当たり前ですが、生徒に丸投げで「自分で考えなさい」という対応であれば、予備校を変えることを検討するべきかもしれません。
医学部受験に対して、ある程度のノウハウを蓄積しているスタッフがいる予備校であれば、きちんと対応して、一緒に試行錯誤してくれます。
医学部予備校であれば、面接対策専門のスタッフが常駐していることもありますから、この点を比較検討して選ぶのも一つの手です。
タイミング2:自習時間が確保できない!講義形式の授業が詰め詰め
浪人生が予備校を変えることを考えるべきもう1つのタイミングは、自習時間が満足に確保できないようなスケジュール設定をされた時です。
どの医学部予備校でも、浪人生のクラスでは、朝9時頃から夕方18時頃まで必修の授業が組まれています。
浪人生活が始まった春頃から夏前までならば、このようなスケジュールでも納得ですが、夏を過ぎても講義の予習・復習に追い立てられ、自習時間が確保できないほど忙しい状態は要注意です。
基本的に受験勉強においては、アウトプットの質を上げることが最大の目標です。いくらインプットの量を増やしても、アウトプットの質が高くなければ、入試は突破できません。
そのために必要なことは、演習です。
ある程度のインプットが済んだら、あとはひたすらアウトプットの量を重ねていきます。
その時間が確保できない状態は、合格に黄色信号が点滅していると考えて良いでしょう。
必修の講義に演習形式の授業が多く組み込まれていれば、大丈夫だとおもいますが、「この授業にも出なさい」「この講習を受けなさい」「あの模試を受けなさい」といった指導で、自習時間が削られてしまうような予備校では、短期決戦の受験勉強を成功させることは難しいと考えられます。
勿論、自分で睡眠時間や生活のルーティンを削っていく努力は必要です。
1日は24時間しかありません。アウトプットの時間を確保できないスケジュールを進める予備校は、乗り換えを考えた方が良いと思います。
タイミング3:質問ができない、もしくは質問が返ってくるのがとても遅い
医学部受験の問題は、大学にもよりますが、一筋縄ではいかないような問題があります。
そこで演習や自習をする予備校生にとって必要になってくるのが『質問をする』ことです。
しかし先生が忙しすぎて中々質問できない予備校というのは少なくありません。
また医学部予備校には少ないですが、先生のレベルが低くて質問に答えられない、ということも稀にあります。
その場合、塾に演習をしてくる意味が無くなります。
仮に質問をしたところでその解説が返ってくるのが一週間後、のようなものも同様です。
解説を受ける頃には忘れています。
タイミング4:周りに合わせすぎる
集団指導の医学部予備校の場合、やはり担当の先生によって授業の質というのは変わってきます。
これは私の友人から聞いた話なのですが、とある医学部予備校で『あるクラスの成績が上位の生徒は下位の生徒の進度に合わせる』という制度を導入した先生がいたらしいのです。
逆ならともかく、上位の生徒が下位の生徒に合わせても成績は向上しません。
もちろん集団授業なので少なからず周りに合わせる必要はありますが、ここまでやる必要はありません。
もしクラスの中で他の人々と学力が合わないのであれば一度予備校に相談してみましょう。
それでも何も対策を講じてくれないのであれば、予備校を変えることを考え始めましょう。
大阪のおすすめ医学部予備校
医学部予備校を変えるべきタイミングについては、よくお分かりいただけたかと思います。
「予備校はビジネスである」ということを忘れずに、自分にとってのメリットとデメリットを天秤にかけて、違和感を感じた時には勇気をもって選択できるようにしましょう。
次は、大阪近郊でおすすめできる医学部予備校について、ご紹介ししていきます。
おすすめ1:ミリカ医専
大阪近郊でおすすめの医学部予備校の1つが、「ミリカ医専」です。
大阪府茨木市にあり、定員制を採用しているため、途中での入校は厳しいかもしれませんが、非常に評判の高い医学部予備校です。
自習環境やメンター制度も整備されており、再受験生や他の予備校では上手くいかなかった生徒も1年で合格という結果を残している予備校です。
特に大阪近郊、関西の医学部に進学を希望している人は、一度検討してみる価値のある予備校でしょう。
おすすめ2:医学部進学予備校メビオ
大阪近郊でおすすめのもう1つの医学部予備校は、「医学部進学予備校メビオ」です。
大阪市の中心部・天満橋にあります。
常勤講師が非常に多いのが特徴で、きめ細やかな指導で評価の高い予備校です。
大阪近郊にある医学部予備校の中でも、確かな実績を持っています。
また、自習時間の確保も非常にきちんとされており、学習記録の提出を義務化するなど、意欲を引き出す工夫が凝らされています。年度途中での入会も歓迎しており、個別指導などを柔軟に取り入れて、生徒に合ったカリキュラムを作成、合格まで伴走する体制が整っています。
大阪周辺から通うことが出来ない生徒に対しては、専用の寮も併設しているため、遠方の受験生でも検討してみる価値はあります。
おすすめ3:メディカルラボ
全国に27校舎を展開するメディカルラボは2019年度入試において医学部医学科合格実績1004名を誇る医学部予備校です。
大阪には3つの校舎があり『大阪梅田校』『大阪なんば校』『あべのハルカス校』と立地についても文句なしです。
完全個別主義を謳っていて生徒個別カリキュラムに応じてプロ講師がじっくりと授業を行ってくれます。
大手医学部予備校だけあって医学部受験の情報量は圧倒的で、その生徒の学力や性格に合った志望校を決めてそこにあった重点的な対策が受験生にとても人気となっています。
おすすめ4:MedSUR
MedSURは天王寺駅徒歩一分の好立地にある医学部予備校です。
完全個別指導システムと自習室や談話室などの環境が受験生に人気となています。
また個別指導だけでなく、様々な大学受験対策講座を映像授業で受講することで無駄のない確実な学習を提供しています。
また個別指導を謳っていることもあって、個別指導を行う場所では一人一人専用のスペースが用意されていて、それぞれのスペースにはホワイトボードが設置されていて、もはやクオリティは集団授業と遜色ありません。
おすすめ5:医進の会
大阪にを展開する医進の会はなんと駅から30秒という好立地です。
また多浪生・再受験生大歓迎、とサイトの中にて謳うだけあり、浪人生や再受験生に人気であり、さらに合格実績も伴った個別指導専門の予備校です。
勉強環境は特によく、いちいち個別ブースを授業や食事・自習のたびに変える必要がなく、個人専用のロッカーもあり、受験生ファーストであることがよくわかります。
またなんと医進の会は『小論文・面接対策の集団講義・答案添削』が無料です。
普通ならばそれだけで追加料金が取られてしまうので、かなりおすすめです。
おすすめ6:医匠塾
医匠塾は大阪市北区の中津にある長年の指導実績があり医学部受験専門講師による『医学部に行くための勉強』が特徴的な医学部予備校です。
一人一人にあった医学部受験の戦略を提案し、生徒に対しての手厚いサポートが人気の予備校になります。
特に手厚いサポートを希望する受験生におすすめです。
医学部予備校の選択は慎重に、メリット・デメリットを適切に判断しよう
医学部予備校は大阪市内だけでも非常にたくさんの数が存在します。
それだけ医学部受験を志す人が多いということですが、その質は玉石混交です。
また、良い医学部予備校であっても、費用が非常に高額となると、選べないこともあるでしょう。
人によって、メリット・デメリットはそれぞれです。
一度入った予備校を辞めるのは勇気のいる決断ですから、まずは入校前に十分に検討を重ね、慎重に選択することが一番です。
しかし、中に入ってみなければ分からないこともあります。
違和感を感じた時には、潔く乗り換えることも念頭に置いておくと良いでしょう。
ご紹介したおすすめの予備校も、その検討リストに入れていただけると嬉しく思います。
コメントを書く