どうやって志望校を選ぶ?医学部受験を成功させる大学の選び方!

どうやって志望校を選ぶ?医学部受験を成功させる大学の選び方!

医にはまず何と言っても経済力が必要です。言うなれば、受験の段階からその経済力が試されています。

入試にかかる検定料は私立大学の多くが5万円程度であり、合格した場合に収める初年度の学費は100万円~となっており、入学しなかった場合は一部が返還されますが、それでも複数校を閉眼した場合には数百万円の出費となります。これは普通の家庭ではかなり厳しい出費でしょう。

遠方からの受験であれば、交通費宿泊費もかかります。食費もかかるでしょう。受験するだけでもかなりの額の出費を覚悟しなければならないのが私立大学の医学部受験です。

一方、私立大学医学部の良いところとして挙げられるのは、国公立大学と違って受験方式が多様であることです。受験地も選べる大学が増えてきており、一次試験は自宅の近くで受験することが可能になってきています。これは、経済的負担を減らす上でもメリットになるでしょう。

また、受験科目も選択できる大学があり、苦手科目も得意科目も同じ割合で勝負しなければならない国公立大学と違って、自分の得意科目を活かして勝負することができるため、受験の成功確率を上げることができます。

医学部専門予備校の武田塾医進館では88%の生徒が偏差値11以上アップ!

武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。

国公立大学を選ぶ場合の選び方

選ぶ

国公立大学の医学部受験を決めたら、次にはどの大学を志望校とするか、絞り込んでいく必要があります

国公立大学はおおよそ各都道府県に1つ設置されていますから、どの大学を選ぶかでその後数年間学部受験において、「どの大学を志望校に選ぶのか」というテーマは一番最初にして最後の大きな決断と言えるかもしれません。

志望校の選び方には様々なアプローチがありますが、いずれにせよ、受験を成功させて医学部合格を勝ち取るためにはたくさんの情報を収集し、精査して吟味していく必要があります

今回は、医学部受験を成功させるために、どのようにして志望校を選べばいいのか、その選び方について、国公立大学私立大学という2つの枠組みで分析していきます。

武田塾医進館バナー

第一の選択:国公立大学か私立大学か?

国立大学か私立大学か

医学部受験の志望校の選び方で、まず最初に考えるのは「国公立か私立か」ということでしょう。
経済的に私立は無理、絶対に国公立」という人もいるかもしれませんが、まずはそれぞれの大学で医学部受験を成功させる上で知っておくべきことは押さえておきましょう。

いずれを受験するにしても、両方のメリット・デメリット、志望校とするべき人の特性などを知っておくことで、医学部受験の成功の確率は高くなります。

国公立大学の合格には「総合力」勝負!

国公立大学の医学部受験に必要なのは「総合的に偏差値65」です。国公立大学の一般入試ではもちろんのこと、AO入試や推薦入試であってもセンター試験(2020年以降は「大学入学共通テスト」)を受ける必要があります。

そして、国公立大学の医学部受験で課せられるセンター試験の科目はほとんどの場合、5教科7科目という「全科目」試験です。

文系・理系の垣根なく、全ての科目を満遍なく成功しなければならないのです。その成功のラインは90%というのが定説です。実際には85%以下でも国公立大学の医学部受験は成功しますが、選択肢はその分だけ狭まります。

数学が苦手で英語が得意、という人も、社会の暗記が苦手、という人も、等しく「9割」の得点が医学部受験成功の目標となります。 どれか1つでも苦手科目があると、それが命取りとなり、その後の二次試験での挽回はかなり厳しい戦いとなります

何故ならば、センター試験で成功している人は二次試験でも高得点をマークするため、結局はセンター試験の結果がそのまま二次試験、綜合的な合否へと繋がるからです。

国公立大学の医学部受験で成功するには、いずれにも偏らない総合力が必要なのです。苦手科目があって、それがかなりの致命傷になりそうならば、国公立大学よりも私立大学の方がまだ成功の確率は高いでしょう

偏差値が現実的でなければ射程圏には入らない!無理をしない志望校選びが重要

国公立大学の医学部受験をする場合、まず重要なのは現在の自分の偏差値と伸び代を考えて、合格射程圏に入る大学をリストアップします

おそらく、どの人も自分が志望校とする大学があるかと思いますが、何年も浪人する余裕がある人以外は1、2年以内で合格することがもっぱらの目標となるかと思います。

また、偏差値が高ければ医学部以外でも良い、という人はおそらく医学部に入ると後悔すると思うので、別の学部で偏差値の高い大学を志望校とするのがベターだと思います。

いずれにせよ、偏差値が現実的でない志望校の選び方は、命取りとなり、多年浪人のループの入口となります。国公立大学の医学部受験は運が絡む面も多いので、学力の面だけでも自信を持って臨めるようにしたいものです。

合格圏の中で「自分に合う」特色の大学を選ぼう

合格圏に入る大学をリストアップしたら、それらの大学の特色を徹底的に調べ上げましょう。

インターネット上の口コミは信用しすぎてはいけませんが、ある程度参考になりますし、高校の先輩や予備校などで先に合格して入学した人などに聞いてみるのは一番正確です。

留年者はどのくらいか」「理不尽なカリキュラムではないか」「教授たちの教育に対する熱意はどうか」「学習環境は整っているか」など、入学してからでないと分からない、けれど知っておくべき情報はたくさんあります。

これらの情報を参考に、自分に合う特色を持つ大学を第一志望校とする選び方が今考えられる一番良い選び方だと思います。

私立大学を選ぶ場合の選び方

私立大学は国公立大学よりもさらに大学ごとの「」が濃い場合が多いです。

そのため、自分に合わない「」の大学に入学することは、自分にとっても大学にとっても不幸なことになりかねません。事前リサーチが重要です。

得意科目を活かせる入試形式を探そう

私立大学の医学部受験は形式も様々、入試科目も様々ですから、自分の得意科目を活かしこう成績を収められる可能性の高い大学・入試形式を選ぶことが大切です

また、同じ入試科目であっても配点が異なることもあります。得意な科目に配点が高くなっている大学の方が合格の可能性は高いでしょう。

入試の情報はインターネットで簡単に検索できますから、自分の強みを活かせる受験方式を探して検討しましょう。

学費以外にかかる費用のリサーチは必須

私立大学医学部を受験するにあたって経済力は大事である、ということは上でも述べましたが、「学費以外にかかる費用」というのも私立大学では多額になる場合があります。

学費以外にかかる費用としては、寄付金試験料(再試験料)、物品購入費などが挙げられます。これらの詳細な金額については入学した人にしか分かりません。

できれば志望校を絞り始めた段階で、すでに入学している2、3年の人に、実情を聞いてみるのがベターです。「そんなにかかると思わなかった」という不幸な事態を避けるためにも、このような事前の調査は必須です。

同じ学力でもベストな大学は人それぞれ、事前のリサーチが成功を生む

リサーチ力

医学部受験における志望校の選び方は、他学部の大学入試とはまた違った意味を持ちます。

同じ学力の人でも、ベストな大学が違ってくるのが医学部受験です。ベストではなくても「ベター」なマッチングをするためには、やはり事前のリサーチが欠かせません。

志望校を決める段階できちんと調べておくことで、入学後の生活が意義あるものになり、結果的に成功を生むことになるのです。

 

コメントを書く

コメントを閉じる

人気の予備校ランキング

医学部 カテゴリの最新記事