医学部予備校は全国各地に星の数ほど存在しています。
毎年、多くの受験生が医学部受験に挑み、そして一部の人は残念ながら不合格になり、「もう1年」と医学部予備校の門を叩くのです。
医学部予備校はその性質上、「不安に漬け込む」というビジネスになりがちです。
不合格直後で精神的に不安定な状態では、正常な判断が出来なくっている人がほとんどですから、医学部予備校の選択にミスがあっても不思議ではありません。
受験生に不誠実なビジネスをしている医学部予備校は淘汰されるべきです。
しかし、実際そのような医学部予備校が存在している以上、「自分に合わない」「これでは受からない」と気づいた時点で「変える」という勇気を持つことが医学部合格のためにはとても大切です。
今回は、医学部予備校に通う浪人生が「今の予備校が合わない!」と感じた時に、チェックしておくべき「キケンな医学部予備校」の特徴を解説していきます。
すでに医学部予備校に通っている浪人生だけでなく、これから予備校を選ぼうとしている人にとっても「避けるべき予備校」の特徴として、参考にしていただけると思います。
また、ここで解説した特徴を踏まえて、おすすめの医学部予備校も紹介します。
今回は兵庫周辺でおすすめの医学部予備校です。
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武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。
今の予備校、変えるべき?キケンな医学部予備校の特徴はこれだ!
今通っている予備校に疑問を持つことはどの浪人生にでもあると思います。
その違和感が本当に正しいのかは、なかなか一人で判断できないものです。
ここでは、医学部予備校に通う浪人生にとって「キケン」な、医学部予備校の特徴を見ていきましょう。
特徴1:生徒の進捗管理をしない
変えるべきキケンな医学部予備校の特徴の1つは「生徒の進捗管理をしない/疎か」です。
浪人生が医学部予備校に通う上で重要なポイントは、講義や講師の質であると思われがちですが、実際のところ合否を左右するのは「進捗管理」です。
医学部受験で重要なことは、現在の学力を把握した上で、「今何をするべきか」「今何をしないべきか」「中・長期的に何をしなければならないか」ということを明らかに示すことです。
これが出来る浪人生は医学部予備校に通う必要がありません。
しかし、これが自分でできる浪人生はほとんどいませんし、出来る人であれば浪人しません。
だからこそ、進捗管理を綿密に行ってくれる医学部予備校を選ぶことが重要なのです。
また、進捗管理をしてくれるスタッフがどのような人であるかも重要です。
大学生バイトが進捗管理をするような予備校は大手に多いですが、これでは適切なアドバイスやプランニングは期待できません。
進路指導専門のスタッフが個別に対応してくれるのが理想的です。
この辺りの事情については、入校前に質問しておくと良いでしょう。
例えば、「担当してくれる人は学生スタッフですか?」と聞いて、はぐらかされるようであれば、その医学部予備校は避けるべきです。
特徴2:無駄に厳しい規則
変えるべきキケンな医学部予備校のもう1つの特徴は、「無駄に厳しい規則がある」です。
全寮制を売りにしている医学部予備校は多くありますし、その中では厳しい校則を設けているところもあります。
デジタル機器の使用を一切禁止したり、自習時間や食事時間を固定させたりと、いった規則はメジャーです。
このような厳しい規則にどの程度の効果があるのでしょうか。
実際、このような規則を設けた場合と設けなかった場合で、有意に合格率に差が出るといった結果は明らかになっていないのが現状です。
自身を律することが出来ないタイプであると自覚している人で、望んでこのような規則のある医学部予備校に入校するのは効果的かもしれませんが、保護者に言われて渋々、といった場合には、このような厳しい規則が逆にストレスとなって、最大限に学力を発揮できない可能性が大いにあります。
厳しい規則を売りにしている医学部予備校には慎重になった方がベターでしょう。
よく言われる話ですが、進学校であればあるほど校則は無いのが一般的です。
また、デジタル機器は今の時代必須のアイテムです。
「スマホばかりいじって!」と言われることが多いですが、そのスマホでしていることは英単語の暗記であったり、読書であったりします。
特に医学部では、デジタル機器にあまりに疎いと大学に入ってから非常に困ることになるので、今のうちから最大限に使いこなせておく方が無難です。
兵庫のおすすめ医学部予備校
上では「避けるべき医学部予備校の特徴」を解説しました。
このパートではそれを踏まえて、兵庫周辺でおすすめの医学部予備校をご紹介していきます。
おすすめ1:メディカルラボ
兵庫周辺でおすすめの医学部予備校の1つ目は、「メディカルラボ」です。
メディカルラボは全国展開の医学部予備校ですが、神戸三宮の便利な場所にその校舎の1つがあります。
兵庫県の南部、大阪よりの地域からは通いやすい立地です。
近隣の国公立大医学部を始め、私立医大にも対応、全国的にも合格実績は悪くない医学部予備校です。
全ての授業が1対1の個別授業という、特殊なカリキュラムですが、その分だけ生徒それぞれに対応した授業が展開されています。
面接や小論文対策も個別に行っているようです。
また、進捗管理や進路指導なども徹底しており、医学部予備校ならではの対応力です。
おすすめ2:医学部受験専門予備校 ノヴェ芦屋
兵庫周辺でおすすめの医学部予備校の2つ目は、「医学部受験専門予備校 ノヴェ芦屋」です。
兵庫県芦屋市にあり、阪神芦屋駅から徒歩1分、阪急芦屋川駅から徒歩10分程度という、好立地です。兵庫県の中でも閑静な土地にあるため、勉強に集中できる環境だと思います。
個別指導がメインの医学部予備校で、少人数の生徒をバックアップしている、という個人塾のイメージです。
少人数らしいきめ細やかな進路指導などが売りで、合格実績では、関西圏の私立医大がメインのようです。
おすすめ3:河合塾
兵庫周辺でおすすめの医学部予備校の3つ目は、「河合塾」です。
河合塾は全国展開の大手予備校ですが、兵庫県神戸市の神戸三宮駅からアクセス抜群の場所にその校舎の1つがあり、兵庫県の南部、大阪よりの地域からは通いやすい立地です。
神戸大学や大阪大学、滋賀医大、奈良県立医大など近隣の国公立大医学部を始め、私立医大にも対応しています。合格実績は良い医学部予備校です。
ただし、高卒生が神戸三宮校舎で受けられるコースは限られているため、大阪や京都の河合塾校舎に通うことも考えた方がいいかもしれません。
授業については、オーソドックスな1対多数の集団授業で、講師陣は実力派揃いと言われています。近隣にある大手予備校の駿台予備校と比べると、生徒数はやや少ないため、質問対応などには応じてくれやすいかもしれません。
生徒数はその予備校の人気の証でもありますが、その分だけ1人の講師に対する生徒数が増えるということですから、1人当たりにかけられる時間も減ります。
予備校を変えるに当たっては、人数が少ない予備校は質が悪い、と決め付けるのではなく、色々な視点から検討すると良いでしょう。大手予備校らしく、講師以外のスタッフが充実しているため、進路指導も丁寧です。
医学部進学コースがあることから、面接や小論文、出願時の自己推薦文などの添削もカバーしています。
医学部受験の特性上、センター試験後に受験校を決定するため、自己推薦文などは出願ギリギリになってからでないと書き始められません。予備校スタッフの手厚いサポートを借りることで、焦りと緊張の時期を乗り切ることができるでしょう。乗り変え先としてはとてもおすすめです。
おすすめ4:駿台予備校
兵庫周辺でおすすめの医学部予備校の4つ目は、大手予備校の「駿台予備校」です。
兵庫県神戸市の神戸三宮駅から徒歩数分の場所にあり、JR、阪急、阪神、市営地下鉄全てからのアクセスが良好です。兵庫県の南西部から大阪まで、通いやすい立地でしょう。
こちらも河合塾と同じく、浪人生向けには、近隣の神戸大学や大阪大学等への受験指導を行うコースが設置されていますが、河合塾と違う点は、通常の授業クラスは「東大・京大・Aクラス・Bクラス」という振り分けで行われている点です。志望大学ごとの細かなクラス分けではなく、大雑把に偏差値で分けられます。
ただし、受験指導自体はきめ細かく、志望校に合わせて目標設定などを一緒に行なってくれます。
授業はオーソドックスな多人数の集団授業です。講師陣はさすが大手の駿台予備校、かなりの実力派揃いで、いわゆる「名物講師」もいるようです。講習期間には、募集開始すぐに締め切りとなるような講師もいるようで、有意義な1年間となることでしょう。
講師以外のスタッフの質も高く、これまでに蓄積されたデータを駆使して熱い受験指導をしてくれます。面接指導、小論文対策はもちろん、出願時の願書の書き方まで、親身に相談に乗ってくれるスタッフが多い印象です。
浪人生にとっては、非常にありがたいサービスでしょう。
駿台予備校の兵庫県神戸校に関しては、国公立大学医学部の合格率が他の駿台予備校後者に比べると低い、ということも言われていますが、置かれた環境で頑張ることのできる人は必ず合格できる場所だと思います。
カリキュラムも講師・スタッフ陣の体制も整っている予備校ですので、あとはあなたのやる気次第でしょう。厳しい医学部予備校で挫折してしまった浪人生で、今年は大手に変えることを検討している人にもおすすめできます。
おすすめ5:四谷学院
兵庫周辺でおすすめの医学部予備校の5つ目は、「四谷学院」です。こちらも大手予備校の一つと言って良いでしょう。兵庫県神戸市の阪急三宮駅から徒歩2分程度の立地で、兵庫県の南西部からのアクセスは抜群です。
四谷学院では、浪人生向けのコースとして、「高卒(浪人)生コース」が設置されていますが、このコースには、いわゆる高卒の浪人生だけでなく、主婦や社会人など「もう一度、真剣に勉強して大学受験にチャレンジしたい、大学で勉強したい」という人に対しても門戸を開いています。
四谷学院は、他の大手予備校や医学部予備校と違って「科目別・能力別クラス授業」と「55段階個別授業」を展開しています。
「科目別・能力別クラス授業」では、自分に合ったレベルのクラスを「科目ごとに」選ぶことができます。また、毎月のテストでクラスを変えることができるため、その時の自分に最適な授業を受けることができるのです。
また、クラス授業であっても少人数であるため、疑問や不安をすぐに講師に伝えることができます。この点は、他の医学部予備校と比べてメリットと言えるでしょう。
また、「55段階個別授業」では、細かなステップで学力を確認して、一つ一つやるべきことをこなすことができるため、目標がわかりやすく、確実に理解した状態で先に進むことができます。プロの講師がマンツーマンで指導してくれるため、理解までの時間も短くすみます。
さらに、受験指導を担当する担任スタッフは全員プロのスタッフで、大学生アルバイトはいません。この点も他の医学部予備校や大手予備校と違う点でしょう。困ったときにはいつでも安心して相談することのできるシステムとなっています。
大手予備校の集団授業についていけなかった浪人生などは、変える価値があるおすすめの予備校だと思います。
おすすめ6:名門会
兵庫周辺でおすすめの医学部予備校の6つ目は「名門会」で、こちらは「プロ家庭教師のみの予備校」です。少し珍しい形態ですが、もちろん医学部予備校としての機能もあり、医学部受験にも対応しています。
大学生アルバイトなどを一切雇わず、プロの講師のみが指導することを銘打っており、信頼感があります。
個人別のカリキュラムとして「鳥瞰カリキュラム」と「可目別カリキュラム」を作成し、これを元に学習を進めていきます。これらの進捗は、指導を担当するプロ講師だけでなく、教務担当のスタッフも管理をしてくれます。受験指導を専任のスタッフが行ってくれるので安心です。
また家庭教師ではありますが、自宅以外にも駅前の教室での受講も可能となっています。自宅での学習が厳しい場合でも対応してくれるのは安心ですね。
集団授業に合わなかった浪人生などは、家庭教師へ変えることを検討しても良いと思います。
医学部予備校選びは慎重に、時に変える勇気も必要
医学部予備校選びは非常に難しく、またその決断によって合格可能性が大きく左右されます。
日本の大学入試のスケジュール上、不合格の通知を受けた直後に医学部予備校を決めなければならないため、正常な判断が出来ていない可能性も高いです。
慎重に選ぶことが最重要ですが、万が一、「間違えた!」と思った時には変える勇気を持ちましょう。
その決断が来春を大きく変えるかもしれません。
また、今回紹介したおすすめ予備校は兵庫周辺に限定しましたが、兵庫以外の他の地域についても同じ基準で選定していくと、比較的ハズレの少ない予備校に出会えると思います。
参考にしてみてください。
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