大学に入学したものの「ここじゃないな」「医学部を再受験をしたいな」「大学中退して医学部入りたいな」と考えている人は少なくありません。特に医学部は、他学部よりも再受験者の多い学部です。
「今の大学を卒業してから学士編入する」という道もありますが、その分だけ学ぶタイミングが遅くなりますし、学士編入は狭き門です。
大学ごとに個性のある入試を展開していますが、少なくとも学士レベルの学力を求められるため、学業に真面目に取り組んできた人でなければ、厳しい戦いとなることでしょう。
大学に通いながら受験勉強をする、いわゆる「仮面浪人」は、学士編入と比較して楽な選択肢ではありません。
大学中退すると言っても、保険としての大学在籍資格を保持しておくためには、大学での勉強も疎かにできません。
予備校に通って受験勉強している医学部受験生に比べると、仮面浪人で医学部再受験はハンデの大きい茨の道です。
今回は仮面浪人をしながら医学部再受験をして、大学中退、医学部入学までにするべきこと、勉強法を紹介します。
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仮面浪人を決意したらまずやるべきこと
医学部の再受験を決め、大学中退を見据えた上で、現在在籍している大学に通いながら仮面浪人をすることを決意したら、まずやるべきことが3つあります。
では早速、それぞれ見ていきましょう。
1:勉強できる時間は1日何時間か?予定を把握する
大学に通いながら仮面浪人をして受験勉強をするということは、大学中退をすることになったとしても、大学での勉強もそれなりにして単位を取得する必要があります。
アルバイトをしなければいけない人もいるでしょうし、部活やサークル活動などは控えるべきですが、友達付き合いもあるかもしれません。
自分が1日に使える勉強時間は何時間でしょうか。先々の予定まで把握しておいて、1日にできる勉強量を可視化しておきましょう。
可視化しておくことで「こんなに時間が足りないんだ」ということに気づくかもしれません。
すると、1年計画が2年越しの計画になることもあるでしょう。
そうなると大学中退の予定もずれ込みます。学費も余計にかかることになるので医学部再受験にはまず、計画が大切です。
2:勉強に集中できる環境を整える
仮面浪人を決意し、勉強できる時間を可視化したら次にするべきことは「勉強環境の整備」です。
カフェや図書館、自習室などで勉強することも良いですが、一番は自宅で勉強できるのが一番ストレスが少ないでしょう。
自分と無関係のところで状況が左右されないような環境で、勉強に集中できることが一番の安全策です。
自宅の勉強環境を整える時のポイントは「広い机」「座りやすい椅子」「高性能プリンタ」「スキャナ」です。
勉強机は部屋の広さにもよりますが、幅広で奥行きも広めのものがおすすめです。
教科書・参考書を広げた上で、ノートやルーズリーフも広げられる、筆記用具も十分に置けるスペースが確保される程度の広さがベターでしょう。
また、椅子については長時間の勉強に耐えられるように、できるだけ座り心地の良いクッション性の高いものを揃えることをおすすめします。
さらに金銭的に余裕のない人以外は、A4サイズのコピー・プリントができるプリンタを買いましょう。
Wi-Fiなどでワイヤレスでプリントアウトができるような高性能プリンタがオススメです。
大学に在籍していればPCは持っていると思いますので、PCで書類や問題を管理できるようにスキャナも買うと良いでしょう。
両面スキャンができるものは4万円ほどしますが、買っておいて損はないと思います。
医学部に入学してからも非常に便利ですので、この機会に手に入れておくと受験勉強は飛躍的に捗ります。
医学部受験の成功は、環境の整備で8割方決まると言っても過言ではありません。
受験勉強に本格的に取り組む前にやっておきましょう。
大学中退の決意を強くするためには、先行投資をすることも大切です。
3:信頼できる情報源を手に入れる
仮面浪人をするにあたってネックになるのは情報収集の手段です。
医学部受験をする際、多くの人は医学部予備校などに通います。
そこでは、勉強はもちろんのこと医学部受験のノウハウや最新のトレンドを教えてくれるのがメリットとなります。
つまり、仮面浪人のデメリットは情報源を手に入れるのが難しいということです。
インターネット上にはいろいろな情報が溢れていますが、エビデンスに欠ける情報がほとんどで、使える正しい情報は一握りです。
できれば浪人仲間を作って、信頼できる情報を得られるようにしておきましょう。
難しければ、単科で近隣の予備校に在籍することで、情報を手に入れるというのも一つの手段です。
仮面浪人の勉強法とは?
医学部受験で仮面浪人をするということは、他の多くの医学部受験生よりも大きなハンデを背負っているということです。
つまり、勉強法にはコツが必要となります。
仮面浪人で医学部受験に成功し、首尾よく大学を中退するために知っておくべき勉強法をこれからご紹介します。
勉強法1:スタディサプリなどオンライン講義を受ける
勉強法の1つ目は、オンライン講義の受講です。
参考書などで勉強しても良いのですが、選び方が難しいこと、自分で体系立てて勉強することが非常に難しいため、ここはスタディサプリなどのオンライン講義に頼りましょう。
月額1000円程度と安く済みますし、テキストのレベルも高いため、医学部受験に十分耐えうる基礎力・応用力を養成できます。
添削などが必要になれば、Z会などの添削サービスを利用した勉強法も良いかもしれませんが、まずは基礎力を固めるためには、体系だった講義を受けることが肝要となります。
予備校の授業と違って自分の好きなタイミングで好きな授業を受けられることや、倍速再生などもできるため、効率よく知識を習得できます。
大学中退・医学部入学を叶えるためには、効率の良い勉強法が必要です。
勉強法2:インターネット上の過去問を駆使する
仮面浪人をする際にネックとなるのは過去問の入手でしょう。
気になっている大学の過去問全てを揃えるには金銭的負担が過大になります。
しかし、最近はインターネット上に過去問をまとめてくれるサイトもあります。
解説まで付けてくれているものもありますので、ありがたい時代です。
先人の努力に感謝して、どんどん使わせてもらいましょう。
このような過去問はPDF化して印刷し何度も取り組んでいきましょう。
タブレットを持っている人は、それに入れて外出した時でも勉強できるようにしても良いと思います。
仮面浪人は茨の道、でも努力すれば結果は見えてくる
医学部の再受験を決意し、仮面浪人を決めるのは非常に勇気のいる決断です。
大学中退をするといっても、それまでに授業料はかかりますし、それ以外にも金銭面の困難は大いにあるので、再受験生への支援は年々厳しいものになっています。
しかし、医師への道を諦めず、努力を重ねることで結果は見えてきます。
計画を立て、勉強法をきちんと遂行し、自信を持って大学中退を決められるよう頑張っていきましょう。
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