医学部受験の難易度ってどれくらい?科目ごとの傾向と対策を紹介!

医学部受験の難易度ってどれくらい?科目ごとの傾向と対策を紹介!

医学部受験の難易度は一般的に高いといわれています。医師という仕事に魅力を感じる、研究で世界中の病める人を救いたい、医療ドラマを見て憧れた、安定した収入がほしいなど、人それぞれ理由は様々ですが倍率は他の学部と比べて高く、しっかりと科目ごとに傾向と対策を練る必要性があります。

医学部受験の難易度の現状を把握し、各科目のポイントをおさえていきましょう。

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医学部受験の難易度は高いの?

医学部受験 難易度

2019年度の入試では50の国公立大学の医学科前期日程の募集定員3653人に対して、志望者は1万5834人と倍率はなんと4.4倍にもなりました。大学のほかの学部の前期入試の倍率が2~3倍であることを考えると医学部受験の難易度は高いと言わざるを得ません。

また、競争相手が多いゆえに学力レベルや高校での評定平均などは高いレベルが求められます。

また、医師という仕事は患者さんとかかわり寄り添う職業であるため、入試に面接を課している大学がほとんどです。勉強だけでなく人間性も評価されているといえるでしょう。

具体的に医学部受験の難易度はどれくらい高いの?

どのくらいの偏差値があれば医学部合格が見えてくるのでしょうか。医学部受験の最高難易度を誇る大学は東京大学の理科三類です。偏差値は73。恐ろしいですね。

一方、一番偏差値の低い国公立医学部は旭川医科大学、秋田大学、島根大学、香川大学、高知大学、佐賀大学、福島県立医科大学で偏差値は67です。どこの大学でもいいから医学部に行きたい!という人でも偏差値は67である必要があり、これは受験生全体の中で上位4.46%に入っている必要があります。上位5%と聞くと、難易度は高いと感じるでしょう。

また、後期日程の入試の難易度は非常に高く、倍率は10倍をこえることもざらです。できれば前期日程で合格を勝ち取るべきでしょう。

高い難易度の医学部受験を乗り越える鍵は受験校選びにあり

上位5%と聞いてしりごみした人もいるかもしれません。しかしあきらめるのはまだ早いのです。自分の特性に合った入試科目や問題傾向の大学を受験することで大幅に合格に近づくことができます。

偏差値が同じ二人であっても、得意科目が違えば受けるべき大学は全く違います。大学ごとに求める人材は異なるので、入試の要綱をよく読み大学ごとに比較して、自分に最適な受験校を選びましょう

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地域枠を上手に活用しよう

「推薦」とも呼ばれる地域枠ですが、僕の周りの地域枠の学生のセンター試験の成績を聞いてみると、前期日程で合格した人よりも低い傾向があります。

しかし、地域枠で合格する人は高校での評定平均が良いことがほとんどで、部活や学外の活動で表彰されていた人もいます。高校生活において真面目に勉学やそのほかの活動に取り組んできた人は地域枠を活用して医学部受験を有利に進めましょう。

医学部受験における科目ごとのポイント!

医学部受験 科目

ほとんどの大学の試験科目となっている数学、英語、理科、そして面接について具体的にポイントを述べて行きたいと思います。

数学

国公立大学入試の前期日程において、数学を課さない大学は一つもありません!それほど数学という科目は受験者の論理的な思考レベルをはかることのできる科目といえるでしょう。

論理的に考えることができる能力は医学の習得に必要な力です。身体の中のどんな異常も、ひとつひとつ段階を踏むことによって起こるからです。数学という科目への理解を通じて将来につながる論理的な思考力を身につけましょう。

数学を習得するための最も基本的な考え方は「易から難へ」です。まずは教科書の基本的な例題から理解を進めることによってどんなに難しい問題にあたっても、論理の一歩目を踏み出すことができます。教科書の内容を十分に習得できたら学校や予備校で使っている問題集に取り組みましょう。

数学においてたくさんの種類の教材に手を出すのはよくありません。選ばれた良質な問題を何度も繰り返し解いて理解を深め、記憶の定着を狙うのがセオリーです。

受験期においてどの難易度の問題にまで対策するのかは受験する大学の過去問の傾向を見て決めましょう。受験する大学に過不足ない対策と、最適化した学力をもって効率よく試験に臨みたいものです。

英語

英語という科目ほど日頃のその科目に対する学習習慣が試される科目はありません。英語に触れていないと単語の意味は忘れてしまい、文章を読むスピードも低下します。毎日の継続した英語の学習が必要です。

大学ごとに出題される問題の傾向は異なりますが、基本的に長文読解と英作文に分けての対策が必要です。長文読解では文法や英単語の知識はもちろん、正確に速く読む技術も求められます。英作文では基本的な構文が頭に入っていることを前提に、減点されにくい解答を作る必要があるでしょう。

医学部専用の難易度の高い問題を用意する大学もあれば、他の学部と同じ問題を出題し正確で完成度の高い解答を求めてくる大学も存在します。自分の英語の得点力がどこまで築けているかによって、受験する大学を選ぶ戦略も可能です。

理科

数学と英語のみで2次試験を受験するこのとできる大学はあるにはありますがかなり少数です。理科についても苦手であっても試験本番までに人並みに得点できるように対策する必要があるでしょう。

理科が苦手な方にオススメするのが、大学の他の学部と同じ問題を使用している医学部の受験です。問題の難易度が優しめで理科が得意な受験生との差がつきにくく、数学や英語での勝負とすることができます。

逆に理科が得意な受験生は医学部専用の問題を出題する大学を選ぶことで、得意を生かした戦いができるでしょう。

面接

どの大学でも聞かれることは「志望理由」でしょう。受験科目や点数配分で選んだ受験校なら志望理由を述べることに苦労するでしょうが、事前の入念な準備によって問題なく克服できます。

学校パンフレットにくまなく目を通し、その大学の魅力や共感した点を試験監督に伝えましょう。

内容よりも話し方や振る舞いにウェイトを置いていることが多いので第三者に見てもらいながらもしくは動画を撮りながら不自然なところがないか繰り返し練習してください。

日頃の努力が合格への近道

医学部受験 受験校選び

医学部受験が高い難易度であることを認識した上で点数配分や出題傾向を踏まえた受験校選びが大切であることをお伝えしてきました。

目指す目標をある程度定めたら、あとは日々の努力を積み重ねるだけです。皆様の医学部受験がいい結果になることを願っております。

 

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