千葉大学は関東に位置する国公立大学の中でもトップクラスの偏差値の総合大学であり、その医学部は首都圏を中心に、優秀層の学生からの評判が高い大学です。
また立地的な条件から、東京大学や東京医科歯科大学志望の学生たちが後期入試で集まる、ハイレベルな入試を展開する医学部でもあります。
千葉大学、その医学部の実態はどのようなものなのでしょうか。
今回は、千葉大学医学部の概要と、千葉大学に特徴的な2つの事項を取り上げて、その評判などを分析していきます。
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千葉大学医学部はどんなところ?
2019千葉大学医学部の学費・授業料
東日本はその面積に対して医学部の密集度が低い地域であるため、どの医学部も偏差値は軒並み高くなっており、倍率も非常に高い年が続いています。
また、医学部受験者の多くは首都圏の優秀高校出身であるため、入試自体もハイレベルな戦いとなりがちです。
千葉大学医学部の入試偏差値や国家試験の成績など、他の大学の医学部と共通する特徴や世間の評判も含めて、細かく分析してみましょう。
入試偏差値は高い!国家試験の結果は振るわず
千葉大学医学部の入試時点偏差値は、全医学部82校中12位となっています。
この偏差値は国公立医学部の中でもかなり高いと言えます。
東日本、特に首都圏は国公立医学部の数が少ないため、旧帝大ではない千葉大学であっても、その評判は非常に高くなっています。
また、千葉大学はその立地的な特性から、東京大学や東京医科歯科大学などの都内トップクラスの医学部に前期入試で不合格だった人たちが、後期入試で集まります。
そのため、全体的な学生のレベルは平均的な地方国立医学部と比較すると高いと考えられます。
一方、千葉大学医学部の国家試験合格率を見ると、93%となっており、入試偏差値から考えると少し低めの成績となっています。
国家試験の成績は、次年度からの学生への「締め付け」の厳しさに関わってくることが多いため、前年度と比較してあまりに成績が悪い大学は、受験前に少し検討するのがベターでしょう。
7、8月にはほとんど全ての医学部で大学ごとの国家試験成績が発表されていると思いますから、受験を考えている大学については一通りチェックしておくと良いと思います。
留学の必修化は医学部も!学費値上げ検討で負担増
千葉大学は、2019年1月に、「2020年度以降に入学する全ての学部学生と大学院生を対象に、在学中の海外留学を原則必修とする」と発表しました。現在発表されている情報によると、医学部の学生も対象となっているようです。
元々、千葉大学医学部は試験期間などが学期中に設けられており、長期休暇がきちんと確保されているため、短期の海外留学は医学部の学生でも多数の人が参加しているようです。
しかし、必修化となると、その費用負担などが気になるところですが、ある程度の補助が大学から出るようですが、完全に自己負担無しとはならないようです。
これに伴って、大学の財政を圧迫しないために学費の値上げも検討されており、実質的に学生の負担が増加すると考えられます。
受験を検討している人は、この辺りの情報も精査して改めて考えてみると良いでしょう。
千葉大学・2つの特徴とは
医学部は総じてどの大学も似たり寄ったりなカリキュラムであり、研究室なども同じような顔ぶれになります。
それでも、大学ごとに個性的な特徴が生まれてきます。
千葉大学医学部の2つの特徴について見ていきましょう。
特徴1:カリキュラムは詰め込み型!2年次後期に重要基礎科目が密集
千葉大学医学部の特徴の1つは、カリキュラムが一時期に詰め込まれているということです。
特に、解剖学実習や組織学、神経解剖などの重要な基礎科目講義が2年次後期に詰め込まれており、学生にとっては辛い時期になりそうです。
ただし、千葉大学医学部の場合、試験の日程があらかじめ決められており、日程を把握した上で試験勉強に臨めるため、計画的に勉強を進められる人にとってはやりやすいカリキュラムかもしれません。
大学によって差はありますが、学務側で試験日程を決めている医学部は一部であり、多くは学生と教員の話し合いによって日程が決まるため、年度によって試験の日取りはまちまちになります。
千葉大学のように計画的に試験が行われると、学生の負担が大きい時期を教員も把握しやすいため、学生への対応も柔軟になると考えられます。
また、千葉大学医学部の場合、教養課程の講義が2年次まで続き、履修しなければならない科目数も他に比べて多いため、医学部以外の講義への負担が大きいようです。
定期試験の方法やカリキュラムの進行、教養課程の時間数などは大学によってかなり異なるので、受験前に、調べられる範囲で知っておくと良いかもしれません。
在校生の知り合いがいれば、その人に直接聞いてみるのが一番です。
特徴2:3学部合同の講義でチーム医療の基礎を身につける
千葉大学医学部のもう1つの特徴は、「IPE(Interprofessional education、専門職連携教育)」と呼ばれる教育プログラムがあることです。
これは医学部・看護学部・薬学部の主に3つの学部が合同で行う実習型の授業です。
学部混成の4、5名の小グループに分かれ、ワークショップや実際に病院を訪問して患者と対話するグループワークなどを行います。他にも、「チーム内で対立が起こった時の解決方法」などといった、実践的なグループワークも設定されており、現実的な教育プログラムとなっています。
これらの実習を通じて、他職種への理解を深め、異なる職種同士の協力で医療が成り立っていることを身を以て体験することができます。
以前の縦割り的な医療から、横の繋がりを重視するチーム医療へと、現場の意識も実態も変遷してきています。
そのチームの中で医師がどのような役割を果たすのか、他職種がどのような働きをしているのか、学部生のうちから知れるのは非常に貴重な経験となることでしょう。
また、多くの医学部では、教養課程以外で他学部と交流する機会が一切無いのが普通ですから、閉鎖的なコミュニティを脱することができる、という意味でも良い取り組みだと思います。
千葉大学医学部で充実した6年間を
千葉大学医学部は、入試偏差値は上位クラスであり、国家試験の合格率もそれなりに高く、首都圏を中心に優秀な学生が集まる医学部です。
旧帝大以外の医学部の中でもかなり優秀な大学でしょう。
関連病院も多く、就職先の選択肢も広いため、卒後の進路に困ることもない、恵まれた大学だと言えます。
最近の不祥事続きによって、学生への締め付けが厳しくなり、以前のような自由な雰囲気の大学では無くなってしまいましたが、国立医学部の中ではまだゆとりある学生生活を送ることができる大学です。
自分の学力に自信のある人や卒後の進路で首都圏の評判の高い病院を考えている人は、ぜひチャレンジしてみると良いのではないでしょうか。充実した6年間を送ることができる大学だと思います。
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