政策研究大学院大学とは、将来国の中心として働く若者のさらなるキャリアアップを目的とした大学院です。
生徒の半数以上が留学生なので、一緒の大学で学ぶ生徒から他国の文化や考え方を吸収できます。
今回は、そんな政策研究大学院大学について入学難易度から特徴まで幅広く解説していきます。
受験を検討している方は、是非参考にしてください!
目次
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政策研究大学院大学の基本情報
名称 | 政策研究大学院大学
(せいさくけんきゅうだいがくいんだいがく) National Graduate Institute For Policy Studies |
---|---|
区分 | 国立大学 |
住所 | 〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1 |
電話番号 | 03-6439-6000 |
FAX番号 | 03-6439-6010 |
公式サイト | http://www.grips.ac.jp/ |
政策研究大学院大学公式HP
政策研究大学院大学の偏差値/難易度について
政策研究大学院大学は、偏差値では難易度を表すことができません。
なぜなら、政策研究大学は大学院であり、修士課程・博士課程しか設置されていないため専門性の高い分野に限定されているからです。
また、偏差値とは大学入試対策をしている予備校が、大学ごとに難易度を決めるための指標として独自で定めているもので、大学院では特に決められていません。
政策研究大学院大学の試験の特徴として以下の点が挙げられます。
- 日本を含めた各国の中間官僚を中心として優秀な人材を学生として受け入れている
- 推薦状を2人から提出されないと応募できない
まず、各国の優秀な人材を生徒として受け入れていることについてですが、政策研究大学院大学HPの入試案内に以下の内容が記載されてます。
- 政策問題を学術的に分析する能力を身につける資質と意欲のある学生を受け入れる。
- 研究者を志望する者はもとより、日本を含む各国の将来を担う優秀な若手・中堅の行政官・実務家などを継続的に相当数、受け入れる。
- 全世界から相当数の留学生を受け入れる。
- 学部での専攻分野に関わらず、多様なバックグラウンドを持つ学生を受け入れる。
このように政策研究大学院大学は、日本を含む各国からすでに活躍している優秀な人材を受け入れてます。
入学者の選考では優秀な人材と比べられるため、他の受験者に劣らないアピールポイントを用意する必要があります。
次に、推薦状を2名から提出しなければならないことです。
推薦状といっても、誰からの推薦状でも良いというわけではありません。
推薦状を書いてもらう人は、大前提が「あなたのことをよく知っている人」です。
それに加え、政策研究大学院大学側が納得できるような人物に書いてもらう必要があります。
たとえば、ゼミや研究でお世話になった大学の教授などが一番望ましいです。
推薦状の注意ポイントは、大学の友人や先輩の推薦状は、推薦状としては成立するものの、その人を証明する効力は弱いのでおすすめはできません。
政策研究大学院大学HPの募集要項では、このように記載されています。
専門的職業人又は研究者若しくは教育者となりうるかどうかについて、本人の能力を評価することができる者 2 名により作成された推薦状を提出することができる者。
上記の内容が応募資格として必須となるので、第三者からみて優秀な人と認識されなければ応募資格を貰うことができません。
政策研究大学院大学の特徴
政策研究大学院大学の大きな特徴は、以下のとおりです。
- 学生の半数以上が海外から留学している学生
- 学生の中で社会人の割合が比較的多い
政策研究大学院大学学生の多く割合が、留学生や社会人です。
そのため、学生生活を送るうえで学業だけでなく、社会人としてのマナーやさまざまな国の文化を学ぶことができるでしょう。
国際的な取り組みを意識している
政策研究大学院大学HPには、このように記載してあります。
一つの専門を学ぶだけでなく、それを基盤として、政策課題の解決のため幅広い選択肢を構想し、直面する課題に対して、応用問題として学際的に取り組める力を養います。
また、在籍生徒の半数以上が海外からの留学生であることからも、政策研究大学院大学では、日本だけにとらわれず国際的な取り組みを意識していることがわかります。
そのため、海外からの留学生を多く受け入れることで、世界にも通用する政策研究に力を入れていると言えるでしょう。
学生の中で社会人の割合が比較的多い
政策研究大学院大学では、入試案内の概要にある「受入れ基本方針」の一部で、このように掲げています。
研究者を志望する者はもとより、日本を含む各国の将来を担う優秀な若手・中堅の行政官・実務家などを継続的に相当数、受け入れる。
政策研究大学院大学では、大学卒業後の進路として入学した人以外にも、大学卒業後に行政官や研究員などの、すでに働いている優秀な人材を積極的に受け入れています。
政策研究大学院大学の活動について
政策研究大学院大学は、さまざま活動に取り組んでいます。
今回はその中で、政策研究大学院大学のHPで紹介されている活動を一部紹介します。
Honda-JMA-GRIPS 1 Day Intensive Workshop
この活動は、日本を代表する企業である本田技研工業株式会社(Honda)の社員と、政策研究大学院大学に所属する数名の学生が、一日を通して交流し学びあうことが目的です。
Hondaの経営理念や人材育成に関することを社員の方々がお話してくれます。
交流の中ではさまざまな分野について議論することもあります。
例えば、留学生自身の出身国の情勢や社会人として経験してきた職務内容の観点から、日本の枠を超えて世界規模で考えた話題にまで展開されることも多いです。
参照:政策研究大学大学院留学生のための新幹線サマーセミナー
新幹線サマーセミナーとは、新幹線に利用されている技術やシステム、戦略を学ぶための活動です。
講義の中では、日本を発展させてきた経営者・技術者・実務者・研究者等の話を聞くことができます。
セミナー発起人である政策研究大学院大学の家田教授は、開催理由をこのように語っています。
最も基礎にあるべき活動はというと、何と言っても海外の人々にわが国のインフラの秀でた点をじっくりと知ってもらうという点に尽きます。
高速道路と自動車サマーセミナー
新幹線サマーセミナー同様に、政策研究大学院大学の学生である「海外の官僚の中級職」「研究員の留学生」に日本のインフラ事業を知ってもらうべく開催したのが、「高速道理と自動車サマーセミナー」です。
日本に学ぶことを目的として留学している、都市工学や都市政策などを専攻する18カ国37名の学生が参加しました。
東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、トヨタ自動車株式会社によって実施され、日本のインフラ事業の仕組みを聞くことができます。
参照:政策研究大学大学院GRIPS-NEC Joint Workshop
日本電気株式会社に関連のある5つの事業「空港ソリューション」「水資源管理」「防災」「高速道路交通システム」「データセンターの総合的な光熱エネルギー管理」を中心テーマとして、日本電気株式会社の社員の方々と学生が議論できる機会です。
日本電気株式会社の社員の方々から、専門的な立場からの技術面やビジネススキルを伝授してもらえます。
行政官として働いた経験のある留学生からは、出身国や自国の政府関係者の立場から、独自の考えや文化的な背景を交え、議論が行われたと政策研究大学大学院HPに記載されています。
参照:政策研究大学大学院政策研究大学院大学の進学先
政策研究大学院大学の進学先ですが、勤務先の企業や機関から派遣されて入学する学生が多いため、修了後は元の職場に復帰する人が多いです。
以下は2018年度の卒業・修了者の就職率と、就職先として割合の高い上位3職です。
※下記の割合は、企業や機関から派遣された生徒が職場に復帰した人数も含んでいます。
(2018年度卒業・修了者)
学科 | 就職率 | 就職先(上位3職) |
---|---|---|
政策研究科(修士課程) | 91.1% (270人中246人) |
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政策研究大学院大学の特徴/まとめ
今回は、政策研究大学院大学についてまとめました。
政策研究大学院大学について最後にまとめると以上が政策研究大学院大学のまとめです。
この記事だけでは、伝えられない政策研究大学院大学の良さはまだまだ沢山あります。
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