私立ラ・サール高校は鹿児島県鹿児島市にあり、県内ではめずらしい男子校で、有数の進学校といわれています。
また、キリスト教の学校であるため道徳教育にも力が入れられています。
最寄り駅は谷山駅で市電の終点駅となっています。また、JR谷山駅やバス停も近く、市街地からのアクセスは比較的よいという印象を受けます。
高校生クイズなどでのメディアの露出もあり、世間の認知度も高いので、受験者数は多いです。
今回はラ・サール高校の偏差値や倍率、大学進学実績などについて徹底解説していきたいとおもいます!
イマからでも間に合う!
難関大学でも武田塾なら逆転合格!
- 授業をしないから『できる』ようになる!
- 自学自習を徹底管理!学習スケジュールをサポート!
- 得意科目と苦手科目を分析した
完全オーダーメイドだから取りこぼしがない!
武田塾独自の学習方法で毎年多くの難関大学校合格に導いています。
無料受講相談では、武田塾の学習方法のご紹介から、現在の実力から志望校合格までのカリキュラムを無料でご提案しています。
まずは一度お近くの校舎へご相談ください!
ラ・サール高校の基本情報
まずはラ・サール高校の基本情報をご紹介していきます。
ラ・サール学園は中高一貫の男子校でキリスト教系の学校です。中学入学の学生と高校から入学する学生がいます。
キリスト教の教えの下で、長い人は6年間女性と交流のない青春を送ります。
また、県外出身の学生も多く在籍しているので学内に寮がおかれています。一つ屋根の下、親元を離れたラ・サールボーイたちは共同生活を送ることになります。
学科は普通科のみです。カタカナの校名で異様な特殊感を放っていますが、普通科しかないようですね。授業の進度は速く、2年生までに高校内容はほぼ終了、3年次には受験対策を主に行います。
名称 | ラ・サール高校 |
---|---|
形態 | 私立中高一貫男子校 |
学科 | 普通科のみ |
住所 | 鹿児島市小松原2-10-1 |
ラ・サール高校の偏差値と受験難易度
ではそんなラ・サール高校の偏差値や受験の難易度についてご紹介します。
全国的にも偏差値の高い学校として有名な高校ですが、実際の偏差値はどれぐらいなのでしょうか?
ラ・サールの偏差値
ラ・サール高校の偏差値を調べてみたところ、偏差値はなんと78とのこと!
さすがにインフレしすぎておりバブル期の日本の地価を彷彿とさせますが、やはり進学校なのですね。相当高いです。
ラサール高校の入試難易度
ラ・サール高校の入学定員は内部生含めて、およそ240人です。筆者が入学した際は、高校からの入学者は60人強でした。
昨年の受験者数を見てみると288人で募集定員は約80人との記載があったので、倍率は約3.5倍程だといえます。
しかし、他の進学校に合格者が流れることも多いので実質倍率は3.5倍よりは低くなるでしょう。
併願校は福岡の久留米大附設高校が多いです。九州で1,2を争う進学校ですね。筆者の同級生の高校入学の人はほぼ半数が久留米大附設との併願でした。
入試は基礎はもちろんのこと、それを応用した問題も多く出題されます。難易度は高いといえます。演習を積んで「ラ・サール流」の問題形式に慣れておくのが良いでしょう。
ラ・サール高校の大学合格実績
厳しい受験勉強を終えたラ・サール高校の猛者たちはどのような大学に進学しているのでしょうか。
2020年の大学進学実績を紹介していきます。
東京大学 | 42名 |
---|---|
京都大学 | 5名 |
大阪大学 | 4名 |
九州大学 | 22名 |
早稲田大学 | 32名 |
慶應大学 | 22名 |
MARCH | 91名 |
主要な大学はこれくらいですが、ラ・サールは医学部志向が強く、毎年100人を超える医学部合格者を輩出しています。お医者さん学校ですね。
ラ・サール高校の特徴
続いて、超進学校の評判をもつラ・サール高校の学園生活の実態をご紹介します。
名物体育祭
前述した通り、ラ・サール高校は男子校です。男子校ならではの青春が味わえるのもラ・サールの醍醐味の1つです。
ラ・サール高校名物はなんと言っても体育祭です。ド派手な髪色をした応援団が長ランや袴に身を包み一心不乱に踊り狂う演舞は圧巻です。
この様子はしばしばメディアにも取り上げられラ・サールブランドを広める一因にもなっています。
ちなみに体育祭で髪を染めた学生たちは翌日丸刈りになるので、体育祭後のラ・サール高校はお坊さんの専門学校のようになります。
寮生活
ラ・サール学園は全国有数の進学校であるので日本各地から学生がやってきます。鹿児島県外の学生たちは学校の敷地内にある寮で共同生活を行います。
高校寮の部屋は個室で、2階から4階まで、各フロアに81部屋あります。高校寮の就寝時間は24時となっています。
また、ラ・サールの寮はパソコンやスマホ、ゲームなどの持込が一切禁止となっています。徹底した情報との断絶が行われます。ラ・サール寮生が情報を得られるのは長期休暇で実家に帰省したときのみなので、久々の「文明」にふれてパニックを起こす寮生もいるのだとか。
またラサール寮で特徴的なのは義務自習といわれるイベント。毎日19時から三時間、寮内の自習室でいっせいに自習が行われます。自習中は寮の舎監が見回りを行います。ウトウトしていると体育会系の舎監が睨みをきかせたりごつい手で体を揺さぶったりするというアットホームな空間となっています。
高校3年になると寮を出され近くの下宿での生活が始まります。寮の追い出しパーティーという温かいイベントが行われます。2年ないしは5年の寮生活にお別れをつげ、新生活の始まりです。
受験の要、週テスト
ラ・サール高校の生徒の輝かしい進学実績をささえるのが3年次の週テストです。ラ・サール高校は基本的に塾に通わないため、学校オリジナルのテストで生徒の受験勉強をサポートします。
高校三年生になると前期25回後期25回という怒涛のテストラッシュがおこります。このテストに備えるため、ラ・サールの高校三年生は春休み、夏休みに苦悶の表情を浮かべながらテスト範囲を網羅します。
筆者は夏休みに家から出ることなくテスト勉強を行っていたため、高校生活最後の夏の思い出や対人コミュニケーション能力を引き換えに圧倒的な知識量とモデル級の美白を手に入れました。
この徹底した演習が大学受験の際にはモノをいうようです。
部活動
ラサール高校では部活動にも力を入れています。高校生クイズでおなじみのクイズ研究会だけではなく、実は鹿児島県ベスト4という実績を持つラグビー部など様々な部活で活躍する学生が多いのもラ・サールの特徴。
ちなみに筆者が所属していた陸上部はリレーが組5位で予選敗退という華々しい実績を打ち立てました。
中高一貫の進学校では高校二年生の際に引退してしまうということが多いようですが、ラ・サール高校は高3の春までガッツリ部活を行うという、案外スポ魂な一面もあるのです。
キリスト教教育
ラ・サール学園はキリスト教の学校であり、聖書史や倫理(道徳)を学ぶ授業があります。こうして日本の端で閉鎖的な男子校のコミュニティーにいるラ・サールの生徒にも道徳という概念が伝えられ、社会でも差し支えなく生きていけるようになるのです。健やかで素直な子どもたちが育ちます。
ラ・サールの校長はメキシコ人の神父さんです。校長が金曜日の放課後にはチャペルでミサを行うことがあります。学生は任意で参加できます。
陽気な音楽と、「キョウハ ミサガ アリマス」という校長の校内放送が華やかな金曜日の訪れを知らせます。
ラ・サール高校の偏差値・特徴まとめ
いかがでしたでしょうか。
ラ・サール高校には男子校ならではの雰囲気や、高い進学実績があります。
男子生徒しかいない環境ではありますが、かけがえのない青春を味わうこともできますし、学校のカリキュラムにしっかりついて行きさえすれば、有名どころの大学に進学できるチャンスも大きくなります。
筆者も応援団で丸刈りになりつつも怒涛のテストラッシュもなんとかこなしていました。
文武両道を体現したような同級生たちも多く見られました。
この記事が、これからラ・サール高校に入学しようと考えている方の参考に、そしてモチベーションアップのきっかけになればうれしいです!
最後までご覧頂きありがとうございました。