観音寺第一高等学校は、香川県観音寺市にある公立高校で、通称は観一(かんいち)です。県内有数の進学校で、卒業生には内閣総理大臣もいます。
また、2017年度よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されています。
今回は、この観音寺第一高等学校の偏差値・受験難易度・評判などについて解説していきたいと思いますので、受験生の方はぜひ参考にしてください。
目次
- 観音寺第一高等学校の基本情報
- 観音寺第一高等学校のコース・偏差値
- 観音寺第一高等学校の受験科目・倍率・併願校
- 観音寺第一高等学校の大学合格実績・大学受験指導
- 観音寺第一高等学校の学校生活
- 観音寺第一高等学校の偏差値・特徴|まとめ
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観音寺第一高等学校の基本情報
名称 | 観音寺第一高等学校 |
---|---|
国公私立 | 公立高校 |
住所 | 〒768-0069 香川県観音寺市茂木町四丁目2番38号 |
コースと偏差値 |
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出典:みんなの高校情報
公式HP:観音寺第一高等学校
観音寺第一高等学校は、JR予讃線観音寺駅から徒歩15分の場所に位置しています。
観音寺第一高等学校のコース・偏差値
観音寺第一高等学校は、出願時(入学時)のコース分けはなく普通科のみで、受験偏差値は63です。
2年次よりコース分けがされ、普通科と理数科に分かれます。理数科には特色のある行事があり、1年次には研修合宿(2泊3日)と視察研修、2年次にはコンピューター実習と出張講義、3年次には課題研究と学習合宿があります。大学での活動を見据えて、受験勉強以外の研究にも取り組めます。
しかし、理数科の学校生活はかなり多忙なようで、体調を崩す人もいるようです。特に課題研究の発表前には、日付が変わるくらいまで学校に残ることもあるそうです。受験勉強のみに集中したいという人には向かないかもしれませんが、しっかりスケジュール・体調管理さえ出来ればきっといい経験になるはずですから、興味のある人は2年進級時に希望してみてはいかがでしょうか。
また、理数科のみが理系というわけではなく、普通科も2年次に文理選択があります。
観音寺第一高等学校の受験科目・倍率・併願校
観音寺第一高等学校一般選抜の入試内容は、筆記試験と面接で、それに内申点が加算された点数で合否判定が行われます。筆記試験は、他の公立高校と同様に英・数・国・理・社の5科目です。
香川県の公立高校入試の配点は独特で、筆記試験が250点満点、内申点が220点満点です。
筆記試験は各教科50点満点の合計250点満点です。内申点は、中学1年次の学年末45点、中学2年次の学年末45点、中学3年次の1学期65点、中学3年次の2学期65点の合計220点です。
内申点の内訳を詳しく説明すると、中学1、2年次の点数は内申点の素点そのままですが、3年次の内申点は副教科の評価が2倍になります。副教科は入学試験時に筆記試験がない分、ここで傾斜配点にしているのかもしれませんね。
とても特徴的な配点ですが、内申点のポイントは3年次の重要度が高いこと、副教科の重要度が高いこと、そして、筆記試験の点数と同等近い配点であることです。
観音寺高等学校の令和2年度の倍率は1.05倍です。低いと思われるかもしれませんが、県内の公立高校でトップの高松高等学校も倍率は1.17倍と高くありません。
香川県の公立高校入試は2次、3次募集がなく、一発勝負です。ですから、公立高校入試の際はチャレンジせず、堅実に受験校を選択している人が多いと考えられます。
また、香川県は人口の少ない県ですから、もともと県全体の受験生の数が多くないというのも低倍率の要因でしょう。
また、観音寺第一高等学校の受験生には、香川県藤井高等学校普通科ユリーカコース(偏差値58)、尽誠学園高等学校普通科特別進学コース(偏差値54)などの学校が併願校として選ばれています。
観音寺第一高等学校の大学合格実績・大学受験指導
観音寺第一高等学校は国公立志向が強く、全生徒のおよそ4分の1が国公立大学に進学します。香川大学や岡山大学など、比較的近所の国立大学の進学者が多い一方で、東京大学や大阪大学などの難関国立大学の合格者も出ています。
観音寺第一高等学校の令和2年度の合格実績
- 東京大学 1名
- 大阪大学 5名
- 北海道大学 1名
- 九州大学 1名
- 香川大学 21名
- 岡山大学 1名
- 徳島大学 1名
- 愛媛大学 1名
- 慶應大学 1名
- 東京理科大学 5名
観音寺第一高等学校の大学受験指導
授業中は、部活動で疲れ切って寝ている人や内職している人もいるそうですが、私語や騒音はなく静かで、勉強に集中したい人は集中できる環境のようです。また、勉強への意識は普通科よりも理数科の方が高いそうです。
自習室が多く、放課後にはたくさんの生徒が利用しているそうです。また、先生方も遅くまで残っていて自習中も質問できるため、勉強する環境はかなり整っているといえます。
受験勉強以外でも、受験校を相談する面談では先生が前もって希望大学の下調べをしてくれたり、様々な相談を親身になって聞いてくれるなど、受験指導に協力的な先生が多いそうです。
観音寺第一高等学校の学校生活
受験指導・課題研究にかなり熱心な観音寺第一高等学校ですが、部活動・学校行事の様子はどうなのでしょうか。
ここでは、観音寺第一高等学校の学校生活の様子を紹介します。
部活動
観音寺第一高等学校は全国大会出場レベルの強豪チームが多い高校です。
中でも陸上部はかなりの強豪で、毎年のように全国大会に出場し、全国大会でも優勝者が出るほどです。スポーツが好きで、何かに熱中して充実した高校生活を送りたい人にはおすすめの部活です。
先ほど申し上げた通り他にも強豪の部活は数多くあるため、学校全体に部活動に打ち込むような雰囲気があるのだと思います。
しかし、そのような雰囲気があるために、部活動には膨大な時間をかけて当然というような雰囲気もあります。時間がかかるだけで効率的でない練習が多かったり、当日になって平気で1、2時間練習が延長されて塾や習い事の予定が立てられないという部活も中にはあるようです。
部活動は、正しく努力をして結果を出すトレーニングとしても大きな価値のあるものであり、このような経験ができれば高校卒業後の人生にも役立つはずです。ですから、慎重に部活選びをして、皆さんにとって実りのある活動となることを祈っています。
学校行事
観音寺第一高等学校は、どの行事も活発に行われ充実していて楽しいと、在校生からも地域の人からも評判の高い高校です。
大きな学校行事には、体育祭、定期戦、文化祭(観一祭)、クラスマッチ(加藤杯)、ロードレースがあります。普通の高校よりも運動系の行事が多めかもしれません。
加藤杯は毎年7月、12月、3月に2日間にわたって行われます。3年生は受験勉強のため、7月のみの参加となります。開催月ごとに競技が変わり、サッカーやバスケットボールなどの競技でクラスマッチを行う球技祭のようなものです。
ちなみに「加藤杯」という名前は、神崎製紙創始者・元王子製紙副社長の加藤藤太郎から取られています。加藤藤太郎は観音寺第一高等学校の卒業生です。
観一祭は地域の人々も多く参加し、近隣の高校とは比べ物にならないほど毎年盛り上がるそうです。3年生男子による「デカンショ」、3年生女子による「民謡踊り」のような伝統的な発表が特に地域の人々に人気です。
観音寺第一高等学校の偏差値・特徴|まとめ
観音寺第一高等学校は、部活動・学校行事・受験指導・SSH関係のイベントのどれもが活発で、多忙ではあるものの充実した高校生活を送ることができると評判の高い高校でした。
ぜひ受験を検討してみてください。
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