一関工業高等専門学校は岩手県一関市にある、国立の高等専門学校です。
通称は「一関工専」で、岩手県唯一の高等専門学校です。
「明日を拓く想像力豊かな実践的技術者の育成」を教育理念にして、社会情勢の変化にも対応できる能力を身に付けるための教育課程を採っています。
高専で備えた技術力、実践力は社会での必要性も高く、有名な企業にも多くの卒業生が就職しています。
今回はそんな一関工業高等専門学校について詳しくご紹介していこうと思います。
目次
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一関工業高等専門学校の基本情報・コース
高等専門学校とは、5年間一貫教育で技術者を育てる「高等教育機関」です。
低学年のうちから実験や実習などの専門教育が行われ、5年間で四年制大学と同じレベルの専門知識や技術を身に付けることが出来ます。
高専は全国に57校あり、一関工業高等専門学校もその中の1つです。
では、早速一関高専の基本情報をチェックしていきましょう。
基本情報
名称 | 一関工業高等専門学校 |
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所在地 | 〒021-8511 岩手県一関市萩荘字高梨 |
電話番号 | 0191-24-4700 |
アクセス | 一ノ関駅よりなの花バス乗車、八森行き 高梨バス停下車徒歩5分 一ノ関駅よりミヤコーバス乗車、伊豆三丁目行き 高梨バス停下車徒歩5分 |
設置学科 | 本科:未来創造工学科
|
偏差値 | 60 |
一関高専は2016年まで機械工学科、電気情報工学科、制御情報工学科、物質科学工学科の4つの学科に分かれていましたが、2017年にこれらが改組され未来創造工学科の1学科のみになりました。
生徒は2年生進級時に4つの系から1つを選択することになります。
入試も未来創造工学科の1学科での募集になっています。
一関工業高等専門学校の偏差値、倍率
では次に一関高専を受験する際にはおさえておきたい偏差値や倍率についての情報もお伝えしていきます。
受験校を本格的に決定する際の参考にしてみてください。
偏差値
未来創造工学科 | 60 |
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一関高専の偏差値は60です。偏差値ランキングは岩手県内で4/159位、全国で1386/10052位となっています。
岩手県内でかなり上位の偏差値を誇ります。また、入学してからも実験や実習、専門知識の講義などが行われるため、よりレベルの高い学習環境に身を置くことが出来ますね。
募集定員
未来創造工学科 | 160名 |
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推薦入試、一般入試、帰国子女特別選抜入試を合わせた定員が160名です。
推薦入試の定員は入学定員の50%以下に設定されており、帰国子女特別選抜の定員は若干名とされています。
また、推薦入試で不合格となっても、再び一般入試を受験することが可能です。
入試内容
推薦入学者選抜 | ※調査書75%、面接25%の比重で評価し総合点で合否を判定 |
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一般選抜 | |
帰国子女特別選抜 |
※推薦入試の出願資格は中学2,3年次の9教科の評定合計が72以上となっています。
倍率
データは2020年度の入試のものです。
・推薦選抜
定員 | 80名 |
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志願者 | 128名 |
倍率 | 1.60倍 |
・一般選抜
定員 | 80名 |
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志願者 | 178名 |
倍率 | 2.23倍 |
一関高専の就職、進学実績
一関工業高等専門学校の卒業生は就職する人と進学する人がおよそ半々(47:52)です。
ではその卒業生がどのような大学に編入学しているのか、また、どのような企業に就職しているかをみていきたいと思います。
編入先の大学
まずは進学した卒業生の編入先の大学についてご紹介します。
一関高専専攻科 | 27名 |
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長岡技術科学大学 | 9名 |
豊橋技術科学大学 | 15名 |
岩手大学 | 3名 |
東北大学 | 2名 |
千葉大学 | 1名 |
東京農工大学 | 2名 |
東京工業大学 | 2名 | 電気通信大学 | 24名 |
横浜国立大学 | 1名 |
金沢大学 | 1名 |
高専との結びつきが強い2つの技術科学大学をはじめとして、有名大学へ進学する方が多いようです。
また大学院への進学をする人もいるとのこと。
就職先
一関高専の求人企業数は606社で、就職率は100%を誇ります。
就活にはとても有利である一関高専の卒業生はどのような企業に就職したのでしょうか。ご紹介いたします。
他にも様々な企業に就職されています。
エンジニアやモノを組み立てる仕事など技術を活かした職に多く就いているように感じられます。
一関工業高等専門学校の特徴
ここまで一関高専の進学実績や偏差値などについてお伝えしてきましたが、そんな一関高専ではどのような学校生活が送れるのでしょうか。
ここでは一関高専の特徴や取り組みについてご紹介していきます。
起業家人材育成塾
現代の社会では、技術者にも経営の感覚が求められるようになっており、一関高専では生徒のそのような感覚を養うべく外部講師による「起業家人材育成塾」を開講しています。
この講座は東北銀行をはじめとした企業からの寄付金により開かれ、リーダーシップや戦略、マーケティング、企業経営者からの講話などを通して自分の生徒それぞれのアイデアを磨いていきます。
目標設定や課題に気付く力などの経営者には欠かせない能力を身に付けることが出来ます。
国際交流
一関高専には毎年3年次へ、アジアなどから2名ほどの留学生が編入してきたり、ヨーロッパからの短期留学生がやってきたりなど海外の学生との交流が盛んです。
彼らの国について理解し親睦を深めるために国際交流サークルが作られて活動を行っています。
また、一関高専の生徒が1~3か月程度フランスなどの大学に短期留学へ行ったり、高専がシンガポールやニュージーランドでの研修を実施したりなど、海外へ飛び立ち視野を広めるような活動にも参加することが出来ます。
部活動
一関高専では部活動も盛んです。運動部、文化部問わず優秀な成績を残しています。
運動部では陸上部、水泳部、柔道部が高専の全国大会に出場しています。なかでも水泳男子800m自由形は、全国で2位を取るなど学問のみならずスポーツでも活躍できるということを示しています。
高専ならではの技術を用いたクラブ活動も盛んであり、ロボットコンテストは全国的に見てもかなりの強さを誇っており、受賞歴も多数です。
一関工業高等専門学校の評判
最後に、一関高専の在学生・卒業生が一関高専に与えた評価を見ていきましょう。
実際に一関高専で生活した方の生の声も聞いて、受験校決定の参考にしてみてください。
良い評価
まずは一関高専に寄せられた良い評価からご紹介していきます。
他にも一関高専についての良い評判が多数寄せられていました。
校則の自由さも実験のための設備も大学並みだというコメントが見られました。
悪い評判
良い評判だけでなく悪い評判についても見ていきましょう。
自主的に学習させるというカリキュラムのようなので、だらける側の人になってしまうと進学は苦労するそうです。
一関工業高等専門学校の偏差値・特徴|まとめ
今回は一関工業高等専門学校の偏差値や特徴について詳しくまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
大学のような自由度があるのでその環境をどう活用するかが進路を左右しそうですね。
この記事が一関工業高等専門学校の受験を考えている方や、一関工業高等専門学校に少しでも興味を持っている方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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