塾や予備校というのは学校で学ぶことのできない多くのことをまなぶことができます。
それは決して勉強だけとは限りません。授業や勉強以外で、塾や予備校へ通うことのメリットはたくさんあります。
もちろん学校で行われる勉強だけで難関大の医学部に受かるような学生もいますが、個人的には塾や予備校へ通った方がより簡単に、より楽しく受験へと臨むことができます。
実は受験だけでなくその後の大学生活においても、塾や予備校は大きな影響、そしてメリットがあるのです!
今回は現役医大生である私の実体験を踏まえて、授業以外の塾や予備校のメリットについてお話しいたします!
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武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。
医学部の情報は予備校の勝ち
結論から言ってしまえば塾や予備校の最大のメリットは「医学部の情報」についてとても簡単に得ることができる、ということです。
もちろん皆さんが通われている高校の中には塾や予備校と大差ない情報を持っている高校もありますが、あまり多くないでしょう
現に私の通っていた高校は医学部を受験する学生が少なかったこともあって、医学部受験メインの指導は何もありませんでした。
それではその「医学部の情報」について説明していきましょう。
医学部を受けるための情報
塾や予備校、特に医学部受験予備校は受験のための知識を膨大に持っています。
そしてその膨大な知識を分かりやすくまとめて教えてくれるのです。
例えばその医学部の試験の傾向や、倍率の傾向がこれに該当します。
医学部受験というのは色々な事情によって試験傾向や倍率に波が生じます。
塾や予備校の先生方はそれをいち早く察知して、生徒さんに教えてくれます。
私が通っていたのは医学部受験専門予備校ではありませんでしたが、試験日の被りや受験日の予想から計算して、どこの医学部が一番倍率が低くなりそうか、を教えていただきました。
さらに奨学金制度や特待生制度など、高校生にはピンと来ない部分もしっかりと丁寧に教えていただきました。
もちろん高校でも教えてくれるとは思いますが、これほど詳しく時間をかけて情報を集めて教えてくれるところは中々ないと思います。
医学部での生活
特に医学部受験予備校では、医学部に合格し大学生になった後でも予備校との繋がりはとても強いです。
大学生になった元生徒が予備校に顔を出し受験生の相談にのってあげたり、さらにはその塾でアルバイトをしたりすることも少なくありません。
その際に医学部の授業の様子や実習の様子、サークルの様子など、聞けば大体のことは教えてくれるでしょう。
生徒は先輩の話を聞いて、自分の受験勉強へのモチベーションを上げて、より勉強に励むことができるようになるのです。
実際に先輩から聞いた情報で医学部の受験場所を決めたりする人もいるくらいですから、影響は凄まじいものです。
塾や予備校で作った繋がりはいつまでも
上で述べたように塾や予備校では既に大学生となった先輩達と繋がることができる場所でもありますが、同じ予備校の同期との繋がりもとても強いものです。
これが第二のメリットになります。
私の実体験ですが、同じ予備校の友人が医学部に通っていますが、その友人とは予備校で知り合い、そして今でも頻繁に連絡を取っています。
実習の内容や国試対策の勉強方法など、内容は様々です。
友人が近くに来た時は飲みに行ったり、遊んだり、時には少しだけ議論をしたり。
私は今年卒業ですが、病院に勤務し始めてもその繋がりは簡単には消えません。
さて次は塾・予備校の同期についてお話しします。
やはりモチベーションが段違い
一緒に戦う仲間がいるのといないのでは、モチベーションに大きな差が出てきます。
塾や予備校ではそんな仲間が沢山います。特に医学部受験予備校では皆が医学部を受験する仲間でありライバルでもあります。
高校によっては同じ学部を受ける人が多い所もありますが、私のように150人ほどいる学年に3人しかいない高校も沢山ありますから、塾や予備校で出来た友人の存在はとてもありがたかったです。
もちろん勉強だけでなく、なぜ医者を目指すことになったのか、大学に見学に行った時の体験談、医療ドラマの感想などを話し合って休憩時間にリラックスしていました。
独りで戦っていたら、こんなに楽しく受験をすることは難しかったと今の私は思います。
オープンキャンパスがより楽しい
独りで行くオープンキャンパスと大勢で行くオープンキャンパス、どっちが楽しいかといえば、もちろん大勢で行くオープンキャンパスでしょう。
大学の中には医療器具や実習道具、病院の中の見学など、色々な体験ができる所がありますから、仲の良い同期と行けば、少なくとも独りよりも充実したオープンキャンパスになることでしょう。
また、同じ塾や予備校からその大学に進学した先輩がいれば、その先輩に施設を特別に案内してもらうこともできるかもしれないですね。
大学に入ってからもずっと同期
たとえ学年が違ったとしても、塾や予備校で知り合った同期とは頻繁に連絡を取ります。大学の先輩よりも気さくで簡単に相談できる友人ができる、これが第三のメリットです。
私は大学に入ってから行われる試験、授業、実習で苦手な所やどんな参考書を使った方が良いか、などを聞いたり、逆に教えたりしています。
また、全大学で必ず行われるCBTと言われる学力テストやOSCEという実技試験など、先に経験している同期からどんなテストなのかを教えてもらったり、教えたりします。
基本的には大学の先輩から教えてもらう事が多いですが、個人的な意見ですが、気軽に教え合ったりできるのは塾の同期です。
余談ですが、同期を通じて付き合い始める人も偶にいるらしいです。
塾や予備校のメリットはたくさん
塾や予備校というのは決して医学部受験だけにしか関係ない、というわけではなく、むしろ医学部に入ってからも大きく関係あるものです。
たしかにお金がかかるので「別に行かなくてもいいかなぁ」と思う方は多いと思います。しかし高校の中だけでは知ったり作ったりすることのできないメリットがたくさんあります。
塾や予備校に通うことは間違いなくその学費以上の得を生み出してくれます。
もし、貴方が塾や予備校に通うのを迷っているのなら百聞は一見に如かずですから、一度体験授業や見学に行ってみましょう!
もしかしたら医学部合格へのきっかけになるかもしれません!
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