医学部受験をする人の多くは大手予備校や医学部専門予備校に通い、合格を目指します。その中でも駿台予備校は長い歴史と確固たる実績を誇っている大手予備校です。
医学部受験はもちろん、旧帝大合格者も多く輩出しています。
今回は、駿台予備校の医学部受験コースの年間スケジュールと、実際の偏差値や合格実績について解説していきます。
医学部専門予備校の武田塾医進館では88%の生徒が偏差値11以上アップ!
武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。
駿台医学部受験コースの年間スケジュール
超大手予備校の1つである駿台予備校。
東大や京大などの旧帝大への合格プログラムはもちろんのこと、医学部受験のためのコースも用意されています。
駿台予備校の医学部受験コースにはどのような特徴があるのか、まずは年間スケジュールや勉強法について詳しく見ていきましょう。
前期は基礎固めの時期!学力別のクラス分けで生徒それぞれにあった学習を
まず駿台予備校の浪人コースは全て、基本的に前期/後期の2期制となっています。
医学部受験コースも2期制です。
まず3月、4月の入学時に学力テストを行い、そこで出された偏差値などの結果によってクラスが分けられます。医学部受験コースのクラス分けは、全国の校舎によって様々ですが、偏差値の高い順にA、B、Cなどと分けられます。
ただし、駿台予備校の中でも医学部受験専門の校舎である市谷校舎などでは、偏差値の基準が異なっていることがあります。また、医学部受験でも、旧帝大の医学部を志望する人は、旧帝大受験専門のクラスに振り分けられることもあります。
いずれにせよ、志望校に関わらず、駿台予備校に入学した時点での偏差値によって、適したコースに振り分けられることが前提です。
旧邸大医学部を志望している人であっても、4月時点で偏差値が50であれば、まずは基礎力を固めるために下位クラスに振り分けるのは妥当な判断です。
このように駿台予備校では、入学時に学力を測り、生徒ごとに適切な授業を受けられるクラスに振り分けることで、基礎力を固めるための重要な時期を無駄にしないプログラムとなっています。
クラス分けの時期は、生徒全員がナイーブになります。志望校のレベルはもっと高いのに、自分はこの下位クラスに振り分けられた、と落ち込む人もいれば、上位クラスに入って着いていけるだろうか、と不安に駆られる人もいます。
しかし、それぞれがそれぞれのクラスで、前期のスケジュールを真面目にこなし、基礎固めの時期を乗り切ることで、夏以降の学力が格段に違ってきます。
駿台予備校の勉強法は経験と実績からくる理にかなったものだと言えるでしょう。
夏休みは講習期間、取りすぎに要注意!
前期が終わると、夏休み期間です。7月の半ばから8月末までが夏休みとなりますが、この期間は通常授業はない代わりに、講習会が数多く開かれます。
内容は非常に細かく分かれていて、英語であれば、文法・リスニング・英単語・長文読解・英作文・センター試験対策などです。
それぞれに特徴がありますが、どの講習を自分が受けるべきなのかを慎重に考えましょう。
医学部受験ではどの科目も全て8割以上の出来を求められるため、医学部受験コースの生徒たちは、講習会であれもこれもと欲張りがちです。
たくさんの講習会に出れば、出るほど成績が上がるわけではありません。
スケジューリングをきちんと行い、自分に必要最低限、必要充分の講習を申し込むのが医学部合格のための最大のポイントです。
スタッフに多めに講習会を受講するように勧められることがありますが、自分の頭できちんと考えましょう。
また、通常授業のない夏休み期間は、前期の復習をするために最適の時期であり、最後のチャンスです。基礎固めの前期に学んだことをもう一度見直し、確実な実力をつけるための土台を完成させましょう。
具体的にどのように夏休み期間を過ごせば良いか、ベストな勉強法などは、スタッフや講師が快く相談に乗ってくれます。
勉強法については悩む時期だと思いますので、一人で悩んで動けなくなる前に、人に相談するようにしましょう。
後期はクラス分けを新たにスタート!本番を見据えた実戦的な授業に
夏休み期間が明けると、いよいよ受験本番が近づいて来ます。
センター試験の申し込みも始まる頃です。
駿台予備校では、後期のクラス分けを夏休みの終わりに行い、9月からの授業を新クラスで受けることになっています。
この時期のクラス分けの結果によっては、志望校の変更を考えなければならない人もいるでしょう。夏休みの努力の結果は10月以降の模試に反映されると言いますので、下位クラスになったからと言って必ずしも志望校の偏差値レベルを上げられないというわけではありません。
勉強法について修正する必要も出てくるかもしれませんが、スタッフや講師を信頼して愚直に勉強を続けることが合格の秘訣です。
駿台予備校医学部受験コースの後期の授業では、本番を見据えた実戦的な演習の時間が増えてきます。
前期、夏休み期間と蓄えてきた基礎力を発揮して、アウトプット力を上げていく時間です。授業で演習を行うメリットは、時間制限があって周囲にライバルがいる、という緊張感を感じながら演習を行うことで、本番の予行演習ができるということです。
アウトプット力は緊張感の中でも発揮されることが大切ですから、駿台予備校の演習授業は理にかなったスタイルだと思います。
年明けは直前講習会でアウトプット力を伸ばす
駿台予備校では、年明けはセンター試験対策の直前講習会がたくさん開かれます。
演習が中心の講習会で、センター試験直前の緊張感を程よく高めてくれる効果があります。
夏休みと違って、苦手を無くして偏差値を上げるための講習会ではないため、必ずしも講習を取る必要はないと思いますが、年末年始の世間の「休暇感」から逃れるために、参加するというのも一つの手です。
また、駿台予備校では、1,2月にはいくつかの通常授業があり、その後は二次試験のための対策講座が開かれます。志望校への出願対策なども細かく行われるため、スタッフの人達を多いに頼りながら、出願校を固めていきましょう。
面接対策、小論文指導などもこの時期に個別に行ってくれます。
駿台予備校の医学部合格実績は?
駿台予備校の医学部受験コースの年間スケジュールをご紹介してきました。
かなり手厚いサポートで、これから予備校を選ぼうと考えている人にとっては非常に魅力的な内容だと思います。
それでは実際の偏差値や合格実績はどうなのでしょうか。
合格実績は校舎によってまちまち、本人の努力が大きく左右する
駿台予備校は全国に多数の校舎を抱える大手予備校です。
同じ医学部受験コースであっても、校舎によってスタッフの質や集まってくる生徒の質が異なっているため、合格実績は校舎によって差があります。
これは駿台予備校の受験勉強プログラムの質が悪いわけではなく、受験というものは最終的には受験生本人のやる気と努力にかかっているのだということです。
やる気の高い生徒の多い校舎であれば、サボったりする雰囲気は少ないでしょうから、授業にはきちんと出席して、空き時間には真面目に復習・予習を行い、模試にも真面目に取り組む、という良い循環ができている生徒が多いでしょう。
そのような校舎であれば、自ずと偏差値も上がりますし、合格実績は上昇します。
つまり、「どこで」よりも「何を」「どのように」取り組むかが重要です。
自分の努力が合格への道標に
大手予備校である駿台予備校では、長年に渡って受験生の面倒を見て来た経験の蓄積から、精度の高いアドバイスや適切な進路指導を期待することができます。
その点で、他の新しい予備校よりも合格実績が優っていると言えるかもしれません。
いずれにせよ医学部受験合格のためには、自身の努力が90%、残りの1割が環境要因と言っても良いです。予備校のサポートを上手く利用しながら、目標の偏差値をクリアし、合格を勝ち取りましょう。
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