医学部受験生の中で私立大学の医学部の受験を考えている人は多いと思います。
ところで日本に私立大学の医学部が30校もあることをご存知ですか?ここまで数が多いとランキングをつけたくなるのが人間というものですよね。
そこで今回は私立医学部を偏差値をベースにして上位5校をランキングし、偏差値を解釈する上での注意点と各私立大学医学部の特徴についてご紹介していこうと思います。
なお、今回のランキングを作成する上で河合塾のランキングを初めとしていくつかの医学部関連サイトを複合的に考慮しています。
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ランキング前に”偏差値”の解釈についての注意!
まず、ランキングを発表する前にこのような”偏差値ランキング”を正しく解釈するためにいくつかアドバイスを書きたいと思います。
偏差値と聞くと、「高ければ高いほど問題の難易度が高くて天才的な人しか入れないんだ!」と誤解してしまう人は意外と多いです。
同じ偏差値70でも国公立大学の医学部と私立大学の医学部では解釈の仕方が大きく違いますし、同じ私立大学同士でも考え方は違ってきます。
私立と国立の偏差値の違い
”偏差値が70”の私立大学医学部と国公立大学医学部では意味合いは変わります。
国公立の医学部ではセンター試験で9割近く得点してかつ二次試験で約7割の得点を得る基準としての偏差値であり、私立大学の医学部では二次試験に焦点を当てた偏差値が大学の偏差値として反映されています。
時間的な面でいうと、仮に入試まで一年の時点で偏差値が60(二次試験で必要な科目の合計)として、ここから偏差値が70の国立大学医学部を志望する場合は、センター対策の国語や社会も兼ねながら二次試験の対策も必要なので厳しい戦いを強いられるでしょう。
一方志望校が私立大学医学部であれば残された時間を受験に必要な数科目に全て当てることができるので現段階で偏差値が10離れていても射程圏内と考えることができます。
私立大学医学部同士でも違いはある!
次に同じ偏差値の私立大学医学部同士でも注意が必要です。模試で偏差値70を取ったとしてもそれで安心するのはまだ早いです。
一般的に私立大学医学部の問題は国公立と比較しても大学の特徴が強く反映されます。
つまり基準の偏差値を取ったうえで志望校に特化した対策をしなければ落ちてしまう可能性は高いので油断しないようにしましょう。
おまちかね!私立大学医学部ランキングの発表!
それでは偏差値についての紹介が終わったところで本題の私立大学医学部のランキングに入りたいと思います。
また、それぞれの大学の難易度や特徴についても簡単に記述していきますので興味がある大学でも読んでくださいね。
第1位! 慶応大学医学部
ネットや医学部系雑誌には様々なランキングがありますが、私立医学部ランキングでは必ずと言ってもいいほど慶応大学医学部がトップにきます。河合塾ベースで偏差値は72.5でした。
東京大学理科III類や京都大学医学部を狙う受験生が苦戦することからも問題自体の難易度だけではなく、倍率としての難易度も高いことが伺えます。
圧倒的なブランド力と研究設備の充実度、高い研究力と良質な教員…あらゆる面を考慮しても日本屈指の医学部と言えるでしょう。奨学金が充実していることでも有名です。
受験科目は英語、数学、理科2科目(物理、化学、生物から選択)及び小論文と面接になります。
第2位は偏差値70で順天堂大学医学部、東京慈恵会医科大学、日本医科大学が同率でしたので順番に紹介していきます。
第2位! 順天堂大学医学部
順天堂大学が偏差値70で第2位にランクインしました。同大学では神の手を持つと言われる天才外科医の天野先生がいらっしゃることで有名ですよね。天野先生に憧れて受験する人も多いのだとか。
特記すべき事項として学費の安さが挙げられます。大学のホームページでは全私立医学部の中で最も安いと謳っています。
また、一年次は全員寮に入って集団の中で他人に迷惑をかけず自由に振る舞うことができることを目標として一年間暮らします。
受験科目は英語、数学、理科2科目及び面接と小論文です。問題の難易度としては標準程度で”ミスした者から落ちる”というイメージが強いです。
第2位! 東京慈恵医科大学
同じく偏差値70で東京慈恵会医科大学が第2位となりました。この大学は慶応大学医学部と口述する日本医科大学と合わせて私立医学部御三家と言われる大学群の一角を担っています。
やはりブランド力が強く、多くの受験生を惹きつけています。特徴としては低学年の頃から外部での実習が多く、早い段階から臨床を目の当たりにする機会が多いことが挙げられます。
受験科目は英語、数学、理科2科目、及び面接と小論文です。同大学の小論文は文字数が多く、短時間で文章の構成から整理までこなす必要があるので対策が必要でしょう。
第2位! 日本医科大学
こちらも私立医学部御三家の一員であり、偏差値70で第2位にランクインしました。歴史がある由緒正しい医科大学で昔から現在に至るまで根強い人気があります。
受験科目は英語、数学、理科2科目が一次試験で面接と小論文が二次試験に課されます。
数学は難易度がやや高めだが、難しすぎるというほどではなくきちんと対策していれば十分に対応できるが化学は慣れていないと時間切れになってしまうので普段から時間を測って解く訓練を積んでおくといいでしょう。
第5位! 大阪医科大学!
第5位は偏差値67.5で大阪医科大学がその座をとりました。同大学は独特な奨学金を設けていることで有名です。
それは一般入試の合格者上位100名全員に入学時納付金が242万円減免されるというもので比較的に狙いやすい奨学金になります。地域枠入試も豊富です。
受験科目は英語、数学、理科2科目及び面接と小論文が課されます。問題の難易度も医学部受験の中では標準からやや易ほどで努力が反映されやすい大学と言えるでしょう。
医学部のある私立大学偏差値ランキングまとめ
いかがでしたか?今回は私立大学医学部の偏差値ランキングをご紹介しました。
ネット上には様々なランキングが様々な切り口で公表されていますのでこの機会に他のランキングに目を通すのも良いと思います。
また各大学にはこの記事に書けなかった独自のシステムがあるので気になる大学はぜひホームページを覗いてみてください!
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