医学部の偏差値は他学部と比べると高いのが一般的ですが、特に>国立大学・公立大学の医学部の偏差値は毎年、高いポイントとなっています。
医学部を受験しようと考えている人にとっては、自分の希望する大学の偏差値はもちろんのこと、「医学部を受験する人の学力」の目安として、いろいろな大学の医学部の偏差値を把握しておくことは大切です。
今回は、2018年度入試における国公立大学の医学部偏差値ランキングを元に、国公立大学医学部の難易度について分析し、医学部受験における偏差値との付き合い方で気をつけたいポイントなどをご紹介します。
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国公立大学の医学部偏差値ランキングはこれだ!
「偏差値」と一口にいっても、母集団によってその値は大きく異なります。
医学部の偏差値データを見るときには、母集団が比較的大きく、かつ実際の入試における受験生の集団とおよそ重なっていると考えられるデータを見ることが大切です。
今回は、大手予備校であり、国公立大学医学部の受験生の多くが利用すると考えられる、河合塾医進塾で公表された偏差値を元にランキングを見ていきましょう。(ここで言う偏差値は医学部の合格可能性50%のラインにある偏差値です。)
2018年度入試における国公立医学部の偏差値ランキング
2018年度入試における国公立大学医学部の偏差値ランキングは次のようになっています。
1位 | 東京大学 | 72.5 |
京都大学 | 72.5 | |
奈良県立 | 72.5 | |
2位 | 旭川医科大学(後期) | 70.0 |
千葉大学(後期) | 70.0 | |
東京医科歯科大学 | 70.0 | |
岐阜大学(後期) | 70.0 | |
大阪大学 | 70.0 | |
奈良県立医科大学(前期) | 70.0 | |
3位 | 弘前大学(前期一般枠) | 67.5 |
東北大学 | 67.5 | |
筑波大学(地域枠) | 67.5 | |
千葉大学(前期) | 67.5 | |
山梨大学(後期) | 67.5 | |
横浜市立大学(前期全て) | 67.5 | |
金沢大学 | 67.5 | |
岐阜大学(前期) | 67.5 | |
名古屋大学(前期) | 67.5 | |
三重大学(前期一般枠) | 67.5 | |
京都府立医科大学(前期) | 67.5 | |
大阪市立大学(前期全て) | 67.5 | |
神戸大学 | 67.5 | |
広島大学(前期) | 67.5 | |
九州大学(前期) | 67.5 | |
長崎大学(前期) | 67.5 | |
大分大学(前期) | 67.5 | |
宮崎大学(前期) | 67.5 |
(一部、後期日程の偏差値が公表されていない大学も有り)
いかがでしょうか。ほとんど全ての国公立大学医学部が狭いレンジの偏差値に収まっています。他の学部に比べると、>大学ごとの差はほとんどないと言えるでしょう。
しかし、ここに示した表はただの偏差値ランキングです。医学部を受験するにあたって、このランキングから何を読み取れば良いのでしょうか。
「国公立大学医学部はどこも同じ」と考えるのは要注意!
ランキングを見ると分かるように、西日本の医学部は比較的偏差値が低く、東日本は偏差値が高い傾向にあります。これは人口対医学部の数(入学定員)の差によるものと考えられます。
日本の国公立大学医学部は「西高東低」であり、西日本には医学部がたくさん設置されています。
人口過密で受験生の数も多い東日本に比べると、西日本では比較的医学部へ入りやすいと言えるでしょう。
また、一般枠と地域枠入試で偏差値が2ポイント以上違っている大学もあります。一般的には地域枠よりも一般枠の入試形態の方が偏差値は高くなります。
これは、卒後の義務年限などある程度の拘束があるためと考えられます。ただ、筑波大学だけは前期一般枠よりも地域枠の方が偏差値が高く算出されています。
これは、首都圏に近いため人気が高く、倍率が非常に高いことが理由として考えられます。
上で示した偏差値ランキングの表を見ると、「なーんだ、国公立大学医学部は旧帝大を除けばほとんどどこも同じなんだな。」と思うかもしれません。
確かに、偏差値だけを見ればそうです。しかし、よく考えなければならないのは「実際に受験する受験生たちと自分の学力はどの程度一致するか」です。
同じ偏差値であってもその実態は大きく異なります。例えば東北地方を見てみると、地方大学である弘前大学と比較的都市部にある東北大学では、受験者の学力はかなり異なると考えられます。
旧帝大等を除けば、入試方式や試験教科の変更によって翌年からは大きく難易度が変わる可能性も大いにあります。
医学部入試の動向を読みづらいのは、毎年受験生たちの意向によって偏差値が大きく変動するためです。つまり、単純に偏差値だけで受験校を決めるのはかなり危険であると言えます。
医学部受験における偏差値との付き合い方
医学部受験において偏差値は有用なデータですが、単純な数値ではなく、自分の偏差値と合致する難易度の大学だからと言って簡単に受験校を決めることはかなり無謀です。
受験生はこの有用なデータをどのように使えばより合格に近づくことができるのでしょうか。
偏差値は重要な指標!大切なのは「最新の分析」をすること
国公立大学医学部の受験を考える時、自分の学力偏差値と志望する大学の偏差値を比べてみることは大切です。ゴールまでの距離を測るためには有用な数値ですし、ライバルたちの学力を知るにも良い指標でしょう。
しかし、医学部受験が他の学部の大学受験と異なっているのは、受験生の学力の中央値はほとんど変わらないということ、それゆえにほんの僅かな点差(0.1点でも!)が合否を分けます。偏差値の「安全圏」などは無いのです。
また、入試方式の変更などで受験生たちは出願校を大きく変更することがあり、毎年倍率12倍の競争率の高い国公立大学医学部が入手方式変更の初年度は半分以下の倍率であった、ということもあります。その逆もしかりで、急に倍率が高くなる医学部もあります。
つまり、「いつもこうだから」「昨年までずっとこうだったから」という理由で偏差値を使うのはかなり危険であるということです。
これは宅浪での医学部受験成功が難しい理由とも重なるのですが、医学部受験をする場合、出来るだけ大手・医学部受験専門予備校に在籍した方が良い理由は、大手予備校はある程度データの蓄積があり、スタッフたちは受験生の成績から「その年に受験した場合」最も合格できる可能性の高い医学部をセレクトすることができるからです。
これはかなりノウハウのいる仕事で、受験生一人でこなせるタスクではありません。その時間に数学の問題を解いた方がよっぽど医学部合格には良いでしょう。
つまり、偏差値を上手く利用するにはある程度のノウハウを持って分析する必要があると言うことです。
偏差値データを上手く利用して医学部合格を掴み取ろう!
医学部は国公立大学・私立大学問わずにどの大学も難関であると思われがちですが、偏差値のデータを冷静に眺めてみると、難易度にはかなりバラツキがあることが分かったかと思います。
また、医学部入試における偏差値はただ単純な数値ではなく、分析をして初めて有用な値となるものだということもお分りいただけたかと思います。
分析の重要性でもお話ししたように、医学部受験をする場合、半年や1年という短い期間で必ず合格する必要があるならば、出来るだけ予備校に在籍することをお勧めします。
本科生と言われるような全日課程でなくとも、単科での在籍でも進路相談は受けられると思いますので、どんどん利用しましょう。予備校のノウハウは侮れません。
模試を受ける中で色々なの偏差値が自分に付けられます。落ち込むこともあるでしょう。しかし、それに一喜一憂するのではなく、医学部受験突破の道具として、また自分自身の現状とゴールまでの距離を測る道具として上手に利用していきましょう。
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