関西のマンモス私立大学として有名な近畿大学、「近大マグロ」の研究に力を入れていたり、卒業式に芸能人を呼んでスピーチさせたり、と何かと話題に事欠かない大学です。
医学部の密集度の高い関西においては、偏差値などの医学部のレベル自体は中程度であり、特に関西の医学部受験生にとっては、近畿大学といえば「国公立医学部を受けるなら滑り止めに」といった位置づけでしょうか?
特に関西都心部の高校生は遠方の大学よりも地元の大学を選ぶ傾向が見られますので、地元の医学部受験生にとっては志望しやすい医学部と言えるでしょう。
阪神地域を中心に評判が高い近畿大学、その医学部の実態はどのようなものなのでしょうか。今回は、近畿大学医学部の概要と、近畿大学医学部に特徴的な2つの事項を取り上げて、分析していきます。
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近畿大学医学部はどんな大学?
2019近畿大学医学部の学費・授業料
1~6年:400,000円
1~6年:300,000円
1~6年:1,000,000円
関西は医学部の密集度が高く、またその偏差値の幅も広いため、医学部受験生にとってはかなりかなり選択肢の広い地域です。
また、どの大学も電車で30分程度で大阪の中心部や神戸、京都中止部に出られる立地であるため、大学生活の質も悪くありません。
その中でも、近畿大学医学部がどのような大学なのか、他の大学の医学部と共通する特徴や世間の評判なども含めて、細かく分析してみましょう。
阪神間の高校を中心に、医学部受験生の中で偏差値50の学生が集まる印象
近畿大学医学部は、地元の医学部受験生を中心に人気の高い医学部です。
立地は大阪府狭山市という少し田舎にありますが、市街地まで電車で30分程度とアクセス面は悪くありません。
また、2023年には堺市の泉ケ丘の新キャンパスに移転することが決まっており、より生活がしやすくなることが考えられ、より評判は高まると思われます。
関西の中では中堅レベルの偏差値の医学部で、阪神間の高校の中でも「中の中」くらいの偏差値の生徒が志望しやすい大学です。地元の評判も高く、立地も良い近畿大学は手の届きやすい医学部と言えるでしょう。
また、私立大学ということもあって、医師を始めとする医療関係者の家庭の学生が多い印象です。
1年次から専門課程!カリキュラム自体はゆとりあり?
近畿大学医学部の現在のカリキュラムでは、1年次から医学専門教育が課せられており、教養教育の並行して解剖学や組織学などの基礎医学を学びます。
一部の期間で早期の臨床体験実習等が行われ、早いうちから臨床現場を意識するようなカリキュラムになっています。2年次は生化学や生理学、微生物学などの基礎医学を学び、3年次から4年次にかけて臨床医学の講義を受けることになっています。
HPに掲載されているカリキュラムを見ますと、多くの他大学では1年次は全て教養教育、2年次に基礎医学を全て学ぶ、というスケジュールになっていますが、近畿大学医学部では、1年次から基礎医学を学ぶため、少しゆとりのあるカリキュラムだ、という印象です。
基礎医学のカリキュラム
基礎医学のカリキュラムは大学によってかなりバラツキがあり、肉体的にも精神的にも無理のあるスケジュールが組まれることもままあります。
できれば、入学前にこの辺りの情報を精査して、受験校を決めることをお勧めします。
インターネット上の口コミや在学生の話を聞くと、「カリキュラムがこんなにしんどいなんて…入学前に知っておきたかった」「こんな風な学生生活だとは思わなかった」という声が非常に多いです。
出願を決定しなければならない時期よりも前に、その年の受験生が入学する時のカリキュラムは公開されていることがほとんどなので、受験校を決めるときには、自分自身の偏差値や成績、学費などのデータを検討することも重要ですが、入学後のカリキュラムについても検討材料とすることをお勧めします。
カリキュラムの確認にはシラバスを
入学後は最低でも6年間という長い月日を過ごす大学ですから、「理不尽」なカリキュラム設定ではないか、などは入学前に十分に検討する価値があります。
公式の大学HPにシラバスは公開されていることが多いので、一度はチェックしてみることをおすすめします。
近畿大学医学部・2つの特徴とは
医学部は総じてどの大学も似たり寄ったりなカリキュラムですが、大学の特徴や売り文句として、マイナーチェンジをすることもあります。
しかし、その中でも集まってくる学生たちの雰囲気によって大学のユニークさがあります。近畿大学医学部の2つの特徴について見ていきましょう。
特徴1:学費は全私立大学のなかでもトップ10に入る高額!
近畿大学医学部の年間の学費は、初年度6,804,500円、2年次以降は5,804,500円と、かなり高額の学費がかかります。
これに加えてさらに、教科書代や白衣や実習道具などの費用もかかります。
一人暮らしの学生であればさらに生活費もかかるでしょう。6年間の学費総額は3500万を超えますし、なかなか一般家庭の学生には厳しい学費です。
しかし、都道府県枠入試などでは、毎月20万の生活費を支給する、とした奨学金もあり、この辺りの制度を上手く利用すれば、一般家庭の学生にも門戸は開かれていると言えます。
特徴2:進級の難易度は厳しい!
学生のレベルや教授の方針によって、年ごとに進級の難易度はかなり違ってきますが、現在の近畿大学医学部の進級難易度は厳しいと言われています。
また、出欠確認もかなり厳格に行なっているようで、単位を落とす人の多くが「出席日数の不足」による、という情報もあります。
講義にきちんと出席することは大学生として当たり前のことですが、医学部の場合、年中朝9時から夕方6時まで、ずっと講義や実習があるのが当たり前のカリキュラムなので、一度体調を崩すとかなり出席に響いてしまいます。
基礎医学の講義の間は特にモチベーションの維持も難しく、クラスメイト同士で励ましあいながら学校に来る、というのが大事になってくるでしょう。
近畿大学医学部ではテストの判定も年々厳しくなっているようで、再試験を行わない試験もあるようです。
進級のしやすさも判断材料に
留年しないように進級するためには、きちんと毎日講義に出席し、勉強を怠らないことが基本になります。私立大学の場合、再試験には「再試料」というお金がさらにかかるのが特徴で、注意しておきましょう。
医学部に入学してから分かりますが、同じカリキュラムをこなしていても大学によって進級のしやすさはかなり違います。
似たような偏差値の学生が集まっていて、同じような講義を受けているのに留年者の数が大学によってかなり違うということは、教授陣の方針や大学の雰囲気によるということです。
受験校を決めるときには、「進級がしやすいかどうか」という点もチェックしておきましょう。
近畿大学医学部は堅実に勉強をしてきた人にはオススメの大学
近畿大学医学部は偏差値も中堅レベルですが、地元の高校生を中心に評判が高く、人気の医学部です。堅実に勉強をしてきた人にとっては、良い大学だと思います。
一般入試だけでなく、都道府県枠入試などでチャンスの多い医学部ですし、滑り止めだけでなく第一志望としても受ける価値のある大学だと言えるでしょう。
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