みなさん、こんにちは。
今回の記事では、大学入学共通テストの国語について、点数や時間をどのように配分すれば良いのかに関してご説明させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
イマからでも間に合う!
難関大学でも武田塾なら逆転合格!
- 授業をしないから『できる』ようになる!
- 自学自習を徹底管理!学習スケジュールをサポート!
- 得意科目と苦手科目を分析した
完全オーダーメイドだから取りこぼしがない!
武田塾独自の学習方法で毎年多くの難関大学校合格に導いています。
無料受講相談では、武田塾の学習方法のご紹介から、現在の実力から志望校合格までのカリキュラムを無料でご提案しています。
まずは一度お近くの校舎へご相談ください!
大学入学共通テストとセンター試験との違い(国語)
大学入学共通テストは2021年1月の試験からこれまで数十年間行われてきた大学入試センター試験に変わって登場します。
国語の配点はマーク部分の配点については共通テストに変わってからも変化はなく、英語の筆記と同じ200点満点に設定されています。
国語は文系科目の代名詞のような存在であると思われがちですが、理系の学生でもほとんどの方は大学入学共通テストで国語を受験する必要があるのはもちろんのこと、配点も大きいため疎かにしてはいけない科目でもあります。
共通テストでは記述式問題が登場する
センター試験は全てマーク式の問題が出題されており、記述式の問題は一切出題されませんでしたが、大学入学共通テストでは新たに国語と数学で記述式の問題が出題されます。
共通テストの記述式問題は他の国立大学の国語の問題と比べると難易度はそれほど高くはありませんが、問題文の要旨をしっかりと理解しないと解くことができないだけでなく、数学と比べても国語は記述式問題のウェイトが大きいため、2次試験の科目に国語が含まれない理系の受験生の方でも標準的な現代文の問題集を活用するなどして数十文字程度の文章を短時間で書く練習を積むことが重要です。
大学入学共通テスト国語の点数配分について
国語は200点満点の科目であり、地歴公民や理科と比べても全体の点数に与える影響が大きいため、しっかりと対策をしておくことが大事です。
大学入学共通テストの国語は現代文、小説、古文、漢文の問題が出題されます。
第1問は全て記述式の問題で構成されており、第2問から第5問は全てマーク式の問題となっています。
国語記述式問題の配点について
先ほど共通テストの国語は200点満点であると説明しましたが、それは全ての問題がマーク式である第2問から第5問までの問題の点数を合計したもので、記述式問題が含まれる第1問については点数が具体的に求められるように設定されておらず、それぞれの小問の結果に基づいてアルファベット五段階(A~E)で評価が付けられるという仕組みになっています。
記述式問題は採点基準が曖昧であるという指摘もあり、記述式の問題の成績を合否判定に使わないと表明している大学もあります。
しかし現時点では記述式問題も合否判定に使う大学がほとんどであるため、ある程度点数が取れるように準備しておく必要があるでしょう。
マーク式問題の配点について
第2問から第5問において出題されるマーク式問題は従来の大学入試センター試験と似ている問題が多いため、センター試験時代の戦略を応用することができるでしょう。
第2問では現代文(論説文)、第3問では小説、第4問では古文、第5問では漢文の問題が出題されます。
現代文や小説は日本語さえ読むことができればとりあえず問題を短時間で読み終えることができるため、古典よりも楽に得点を稼ぐことができると思っている方も多いかもしれません。
しかしセンター試験時代には年度によっては非常に難易度の高い文章が出題され、ほとんど点数を取れなかった受験生が続出するという事態になったことがありました。
その一方でセンター試験の古文や漢文に関しては極端に難易度の高い問題が出題されることはあまりなく、文法や単語などをしっかり理解していればある程度容易に点数を安定化させることができます。
大学入学共通テスト導入以降も非常に難しい文章が出題されるかどうかは全く分かりませんが、国語で安定して高い点数を取りたいと考えている受験生は現代文よりも古文や漢文で高得点を取ることを意識し、勉強に取り組むことが大事でしょう。
たとえばマーク式問題(200点満点)で7割点数を取りたいと思っている受験生の場合、現代文:35点、小説30点、古文:40点、漢文40点といったように、難易度の変動が大きいと予想される現代文小説の目標点数を低めに設定し、比較的安定して点が取れると思われる古典については目標点数を高めに設定するのが有効でしょう。
共通テスト国語の時間配分について
国語の制限時間は100分ありますが、記述問題を含め5つの大問を解かなければならないと考えると決して時間に余裕があるとは言えません。あらかじめ時間配分をよく考えてから試験に臨む必要があります。
一つの大問を20分で解き終えることを目指す
5つの大問を100分で解く必要があるため、単純に考えると1つの大問を20分以内に解けば良いということになります。
センター試験の国語は4つの大問を80分で解く必要があったので、1つの大問に割り当てることができる時間は共通テストと同等であることが分かります。
しかし共通テストでは最初の大問において3問記述式問題が出題されるので、1問6分~7分ほどのペースで記述問題をこなしていかなければなりません。
記述問題に手こずってしまうと他の大問にも悪影響を及ぼしかねないので、余計に時間がかかってしまうようであれば記述式問題を放棄し、他の大問に移るのが有効です。
自分の得意不得意に応じて時間配分を変更しよう
1つの大問を20分以内で解き終えるのが良いとご説明しましたが、多くの受験生は得意な分野と不得意な分野があり、20分もかからず時間に余裕を持って回答を終えられる大問もあれば、30分近くかかってしまう大問もあるでしょう。
このような場合であれば不得意な分野を含む大問により多くの時間を配分することが有効です。(たとえば、現代文:20分、小説:30分、古文:15分、漢文15分)
また時間配分とは少々話題が離れますが、問題を解く際に第1問から順番に解いていくのではなく、解きやすい大問から始める(たとえば第5問の漢文からスタートするなど)のも有効です。
今回の記事のまとめ
今回は大学入学共通テスト国語の時間・点数配分についてご説明いたしました。
配分の仕方は個々人の能力によって大きく異なりますので、模擬試験や共通テストの形式に対応した問題集を解くなどして自分の得意な分野を把握し、適切な配分を考えるようにしてください。
コメントを書く