千葉県立船橋高等学校は、千葉県船橋市にある公立高校で、通称は県立船橋、県船(けんふな)、船高(ふなこう)などです。千葉県公立高校御三家と言われ、東大・京大をはじめとする有名国立大学にも多数進学する、進学校としても評判の良い名門高校です。
第95代内閣総理大臣の野田佳彦、俳優のディーン・フジオカなどの著名人を輩出しています。
今回は、この船橋高等学校の偏差値・受験難易度・評判などについて解説していきたいと思いますので、受験生の方はぜひ参考にしてください。
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船橋高等学校の基本情報
名称 | 千葉県立船橋高等学校 |
---|---|
国公私立 | 公立高校 |
住所 | 〒273-0002 千葉県船橋市東船橋六丁目1番1号 |
コースと偏差値 |
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出典:みんなの高校情報
公式HP:千葉県立船橋高等学校
船橋高等学校は、JR総武線東船橋駅から徒歩7分、京成本線船橋競馬場駅から徒歩15分の場所に位置しています。
制服は、男子はシンプルな学ラン、女子は紺のブレザーとスカートのみでリボンもネクタイもなく、男女共にかなりシンプルです。しかし、その質素さが公立の進学校らしいとのことで生徒からの評判は悪くありません。
校則も常識的な範囲のものばかりで、生徒一人一人の自主性を重んじた自由な校風のようです。
船橋高等学校のコース・偏差値
船橋高等学校には普通科と理数科の2つのコースがあります。
普通科の受験偏差値は74で、定員は320名です。理数科の受験偏差値は72で、定員は40名です。
普通科と理数科とではカリキュラムが異なり、理数科では1年次から数学・物理・化学など一般的な理系大学入試で用いられる科目の時間数が多く、地学・社会など理系入試では重要度の低い科目の時間数が少なくなっています。
ですから、高校受験時から理系に進むことを決めている生徒にとっては理数科は受験勉強の効率がいいかもしれません。
また、船橋高等学校は平成21年度から文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けていて、理数科の生徒は課題研究が必須になっています(普通科は任意参加)。
大学で理系に進むことを考えている生徒にとっては、大学での研究の予行演習になるでしょう。
船橋高等学校の受験難易度・併願校
船橋高等学校の入試は筆記試験・内申点・作文の合計点で評価されます。
ここでは、受験科目・詳しい配点・合格最低点・倍率などについて解説します。
受験科目・配点
船橋高等学校の入試は、普通科と理数科とで受験科目は同一ですが、配点が異なります。
筆記試験の受験科目は一般的な公立高校と同様に英・数・国・理・社の5科目です。また、試験問題は千葉県公立高校入試の共通問題を使用するため、満点近く得点するための勉強が求められます。
この筆記試験の配点のみ普通科と理数科で異なり、普通科は全教科100点満点の合計500点満点、理数科は数学と理科を1.5倍した合計600点満点で評価されます。
また、内申点は3年間合計の135点満点に0.5をかけた67.5点満点で評価されます。
作文試験は5科目の筆記試験とは別に課され、試験時間50分、字数500字以上600字以下でテーマに沿った作文をします。
「指定された字数に対して過不足がない」、「与えられたテーマに対して内容が適切である」という2項目に関してa,bの2段階で判定され、その判定を反映して10点満点で評価されます。
以上の内容をまとめると以下の表のようになります。
普通科 | 理数科 | |
---|---|---|
5科目筆記試験 | 500点満点 | 600点満点(数学・理科は×1.5) |
内申点 | 67.5点満点(135点×0.5) | 67.5点満点(135点×0.5) |
作文 | 10点満点 | 10点満点 |
合計 | 577.5点満点 | 677.5点満点 |
合格最低点・倍率・併願校
船橋高等学校普通科の倍率は例年3.3倍程度で、合格に必要な点数は、内申点や作文の点数にもよりますが440点程度だといわれています。
全科目9割得点することを目標に受験勉強の計画を練るとよいと思います。
船橋高等学校を受験する生徒は、市川高等学校、東邦大学付属東邦高等学校、昭和学院秀英高等学校などの高校を併願校とすることが多いです。
また、専修大学松戸高等学校、芝浦工業大学柏高等学校が併願校とされることも多く、船橋高等学校を受験するなら合格しておきたい高校です。専松、芝柏は付属の大学の関係もありそれぞれ文系寄り、理系寄りの高校ですので、文理選択がおおよそ決まっている受験生はこちらも考慮して併願校を選ぶとよいと思います。
船橋高等学校の大学合格実績
船橋高等学校は国立志向が強く、最初から私立志望の人は少ないため、国公立大学の進学実績が豊富です。
船橋高等学校の令和2年度の合格実績
船橋高等学校の学校生活
船橋高等学校は県内でも有数の進学校ですが、学校生活はどのようなものなのでしょうか。
ここでは船橋高等学校の校風・評判・部活動や学校行事の様子を紹介します。
校風・評判
船橋高等学校は比較的自由な校風で、校則も常識的な範囲のものですが、アルバイトは特別な事情を除いて禁止になっています。
また、いじめもほとんどないと評判です。各中学校からトップクラスの生徒が集まっているだけあって大人な生徒が多く、多様性や個性を尊重する雰囲気があるそうですから、のびのびと学校生活が送れるでしょう。
また、進学校でありながら部活動をはじめとする勉強以外の活動も奨励していて、「二兎も三兎も追うのが船高生」と先生方もよく言われるそうです。勉強だけに限らず、充実した高校生活を送りたい人に合う高校だといえます。
部活動・学校行事
部活動は、全国大会出場レベルの強豪の部活はほとんどありませんが、部活動の種類が多く、それぞれの部活が思い思いに活動しているため、自分に合った部活動を見つけて楽しく活動するのがよいでしょう。また、兼部も可能とのことで、興味が多方面にわたる人にも安心です。
強豪の部活がほとんどないとはいえ、県内トップクラスの進学校ですから、クイズ研究会部は今までに何度も高校生クイズの千葉県代表として全国大会に出場しています。部活で全国大会に出てみたい!と思う人にはおすすめの部活です。
また学校行事も活発で、文化祭、合唱祭、体育祭などの行事が行われます。
特に2日間行われる文化祭は両日ともに一般公開され、来場者数は1万人ほどにもなり毎年大盛況のようです。
文化祭を見に行って船橋高等学校に入りたくなったという在校生も多いようですから、受験を考えている人は足を運んでみてはいかがでしょうか。
船橋高等学校の偏差値・特徴|まとめ
船橋高等学校は優秀な進学実績はもちろんのこと、自由で活発な校風も魅力的な高校です。
さまざまな思い出を作って、勉強以外でも充実した高校生活を送りたい人におすすめの高校です。
ぜひ受験を検討してみてください。