筑波大学附属高等学校は、東京都文京区にある国立高校で、通称は筑附(つくふ)、附属(ふぞく)などです。共学高校日本一の難関校とも言われ、政界・財界に多くの著名人を輩出しています。「自主・自律・自由」の精神にもとづく、調和の取れた全人教育を目標に掲げる自由な校風の学校です。
中高一貫校で、附属小学校もあります。筑波大学の附属高校ではありますが、筑波大学への内部進学枠は存在しないため注意が必要です。
今回は、この筑波大学附属高等学校の偏差値・受験難易度・評判などについて解説していきたいと思いますので、受験生の方はぜひ参考にしてください。
目次
- 筑波大学附属高等学校の基本情報
- 筑波大学附属高等学校のコース・偏差値
- 筑波大学附属高等学校の受験科目・併願校
- 筑波大学附属高等学校の大学合格実績・大学受験指導
- 筑波大学附属高等学校の学校生活
- 筑波大学附属高等学校の偏差値・特徴|まとめ
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筑波大学附属高等学校の基本情報
名称 | 筑波大学附属高等学校 |
---|---|
国公私立 | 国立高校 |
住所 | 〒112-0012 東京都文京区大塚一丁目9番1号 |
コースと偏差値 |
|
出典:みんなの高校情報
公式HP:筑波大学附属中学校・高等学校
筑波大学附属高等学校は、東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩10分、東京メトロ有楽町線護国寺駅5番出口から徒歩8分の場所に位置しています。
制服はありません。私服・運動着・なんちゃって制服など、各々で自由な服装を楽しめるそうです。
筑波大学附属高等学校のコース・偏差値
筑波大学附属高等学校はコース分けはなく、普通科のみです。
また、進学校には珍しく2年次・3年次での文系・理系のクラス分けもありません。
1,2年次はすべて必修科目で、3年次はそれぞれの興味・関心、進路に合わせて授業を選択する方式になっています。また、高校3年間クラス替えもありません。
筑波大学附属高等学校の受験科目・併願校
筑波大学附属高等学校の筆記試験科目は、国・数・英・理・社の5科目です。また、国立高校のため、試験日の異なる私立高校のほか、都立高校との併願も可能です。
ここでは、筑波大学附属高等学校の受験科目、倍率、主な併願校などを紹介します。
受験科目・配点
筑波大学附属高等学校の入学試験は、前期試験が1日間のみ行われます。当日の試験は国・数・英・理・社の5科目の筆記試験のみで、面接はありません。英語はリスニングテストを含みます。この筆記試験の点数に内申点を合わせた合計得点で合否を判定します。
配点は筆記試験が300点満点(1科目60点満点)、内申点が80点満点の合計380点満点です。
合格最低点・倍率・併願校
筑波大学附属高等学校の定員は男女合わせて80名(ただし、男女ほぼ同数)で、2020年度一般入試の合格者数は男子90名、女子61名の合計151名です。受験者数と合格者数から計算した倍率は3.49倍(男子4.03倍、女子2.68倍)です。合格最低点は公表されていないため不明ですが、倍率は男女でばらつきがあるようです。
筑波大学附属高等学校は、都立日比谷高等学校(偏差値73)、都立西高等学校(偏差値74)、都立国立高等学校(偏差値74)などの都内トップレベルの都立高校の併願校となりやすいです。
また、私立高校では、開成高等学校(男子・偏差値78)、豊島岡女子学園高等学校(女子・偏差値75)などが併願校となることが多いです。
筑波大学附属高等学校の大学合格実績・大学受験指導
筑波大学附属高等学校では文系・理系クラスに分けるということも、たくさん課題を出して厳しく大学受験指導をするということも特にありません。また、男子はおよそ3分の2、女子はおよそ半分が浪人するとも言われていますが、その合格実績はそれを差し引いても素晴らしいものです。
ここでは、筑波大学附属高等学校の大学合格実績・大学受験指導について詳しく解説します。
筑波大学附属高等学校の令和2年度の合格実績
( )内は現役合格者数を表します。
素晴らしい合格実績ですが、先ほども述べたとおり全体的に浪人生が多いため、東大・京大をはじめとする難関大学の合格者数のうち3分の1程度は浪人生の合格実績となっています。
筑波大学附属高等学校の大学受験指導
難関大合格者の多くは塾に通っていたそうですが、学校での授業の質が低いわけではなく、面白い授業や塾ではできない授業、双方向の授業やグループディスカッションもあるそうです。ただ、受験のみに焦点を当てた授業ではなかったり、課題が多く出されるわけではないためその部分を塾で補う生徒が多いのでしょう。
しかし、相談すればどの教科の先生も協力してくれるそうで、先生の質は非常に高いとのことです。小論文や論述などの添削も行ってくれるそうなので、自分から動くことによって普段の授業に加えてさらに充実した指導が受けられるでしょう。
また、3年次は文理のクラス分けはありませんが、授業が個人での選択制になるため、登校・下校時間も一人ひとり異なるようです。大学での授業選択に近いかもしれませんね。
このように、授業内容のことだけでなくスケジュールも自ら考える必要があります。学校での授業も含めたスケジュールや塾・部活動との比重を考えさせることも「自主・自律・自由」の精神に基づいた教育なのかもしれません。
筑波大学附属高等学校の学校生活
とても自由な校風で、3年間クラス替えのない筑波大学附属高等学校ですが、部活動、学校行事はどのように行われているのでしょうか。
ここでは筑波大学附属高等学校の校風、部活動、学校行事などの様子を紹介します。
校則・校風
制服はなく、ピアス・髪染め・ネイルをする人も多いそうで、服装面はかなり自由なようです。自転車・バイク通学や麻雀が禁止されているようですが、校則というほどのことでもないでしょう。基本的にほとんどのことが生徒の自主性に任せられています。
部活動・学校行事
活発に活動している部が多いようで、特に陸上部・水泳部が強豪で、インターハイ出場経験も多数あります。また、3年の夏頃まで活動する部活動が多いため、勉強との両立は大変なようです。
しかし、驚くほどの文武両道な生徒もいて、部活動で実績を残している人がしっかり大学受験も第一志望に合格するということも多いようです。部活動で何かを達成した経験は受験勉強にも活きるものなのかもしれません。もしやりたいことがあれば、納得するまで打ち込んでみるのもいいかもしれませんね。
学校行事もどれも活発に行われています。生徒が「受験勉強させる気がないのだろうか」と思うほどに楽しく、充実したものばかりだそうです。
クラス替えがないため、文化祭(桐蔭祭)、スポーツ大会などは学年が上がるにつれて団結力が増していく充実感があるようです。また、桐蔭祭で作られたジェットコースターがテレビに取り上げられたこともあるほどで、桐蔭祭全体がとても完成度の高いものであることが伺えます。また、3年生も桐蔭祭に参加することができます。
また、修学旅行も普段の学校生活のように、先生が過干渉しない自由さが楽しく1ヶ月も余韻が残るほどのものだそうです。
筑波大学附属高等学校の偏差値・特徴|まとめ
筑波大学附属高等学校は、東京都内のみならず全国でもトップクラスの共学高校で、自由な校風が魅力的な高校でした。いい大学に入るだけでなく、考える力を養い、充実した高校生活を送りたい人におすすめの高校です。
ぜひ受験を検討してみてください。
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