灘高等学校は、兵庫県神戸市東灘区にある私立の中高一貫校です。
1927年、灘地方で酒造業を営む三人の男によって設立されました。
設立初期の頃から学力向上に力を入れており、学力別に学級分けして教育を行っていました。
その結果、戦後の学制改革後には進学実績が徐々に上昇し、1968年には東大合格者数で全国1位となったのです。
今回は、そんな灘高等学校の偏差値、大学合格実績、学校生活、費用などについてご紹介します。
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灘高等学校の基本情報
引用:灘高等学校公式HPより
名称 | 灘高等学校 |
---|---|
所在地 | 兵庫県神戸市東灘区魚崎北町8丁目5番1号 |
設立 | 1928年 |
課程 | 全日制 |
最寄り駅 | JR住吉駅・阪神魚崎駅から徒歩10分 阪急岡本駅から徒歩25分 |
電話番号 | 078-411-7234 |
公式HP | http://www.nada.ac.jp/index.html |
灘高等学校の特徴
ここでは、灘高等学校の特徴をご紹介します。
具体的には以下の点についてご紹介しますので、チェックしてみてください。
担任持ち上がり制
灘高等学校は中高一貫校で、中学生は1学年約180名ですが、高校入学時に約40名ほどの新入生が入学します。
灘高等学校では、中学校に入学した際から原則8人の教員が担任団を編成し、1つのチームとして6年間その学年を受け持つ仕組みになっています。
チームには国語、数学、英語の教員が必ず含まれており、その学年の国語、数学、英語の授業のほとんどは、学年団所属の教員達が担当します。
また各クラスの学級担任は担任団の教員が交代で務めていますが、学級担任に限らず生徒が担任団のどの教員にも気軽に相談できる環境を整えています。
この仕組みにより、学習指導の計画性、効率性、一貫性が保たれており、生活指導も複数の教員できめ細かく行っています。
生徒が主役の学校
灘高等学校では、学習や部活動において生徒が教師の指導に受動的に従うのではなく、自分で問題を発見し試行錯誤を重ねて解決策を探していく、主体的な学びができるように指導しています。
また文化祭、体育祭、学芸祭などの主要行事は、全て生徒達の手で企画・運営されています。
多くの生徒達がさまざまなプロジェクトに携わり、リーダーシップ、人間関係調整力、コミュニケーション力などの能力を高めていきます。
灘高等学校の偏差値・難易度
学科 | 偏差値 |
---|---|
普通科 | 79 |
出典:みんなの高校情報
灘高等学校の偏差値は79と非常に高いです。
兵庫県内どころか、全国でもNO.1の最難関校としても知られています。
さらに高等学校の募集人数は約40名とかなり少ないので、合格するにはかなりの勉強量が必要でしょう。
灘高等学校の入試試験科目
灘高等学校の入試科目は国語・数学・理科・英語(リスニングを含む)の4教科です。
入試は2日に分けて実施され、1日目は数学・理科、2日目は国語・英語が行われます。
灘高等学校の進路実績
灘高等学校は高い進学率を誇っており、毎年多くの生徒が東京大学や京都大学などの難関国立大学への合格を果たしています。
国公立大学 | 東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、筑波大学、千葉大学、一橋大学、お茶の水女子大学、横浜国立大学、山梨大学、静岡大学、大阪大学、神戸大学、岡山大学、広島大学、九州大学、宮崎大学 東京都立大学、名古屋市立大学、京都府立医科、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学、兵庫県立大学 |
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私立大学 | 慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、中央大学、明治大学、青山大学、岩手医科大学、順天堂大学、帝京大学、明治学院大学、東海大学、芝浦工業大学、豊田工業大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学、関西学院大学、関西大学、近畿大学、大阪医科薬科大学、関西医科大学、兵庫医科大学、防衛医科大学校、東京理科大学 |
灘高等学校の学校生活
灘高等学校の学生は、どんな環境で生活しているのでしょうか?
ここでは、灘高等学校の学校生活、具体的には部活動、校則、制服についてご紹介します。
灘高等学校の部活動
灘高等学校には、12の運動部と13の文化部があります。
印象的なのは、文化部の多くが研究系ということです。
難関校の灘高等学校らしい特色と言えるでしょう。
勉強もしっかりと行いながらも部活動にも積極的に取り組んでいる生徒も多く、全国大会に出場するなどの結果も残しています。
まさに、文武両道を体現していると言えるでしょう。
運動部 | 文化部 |
---|---|
野球(硬式) 野球(軟式) サッカー テニス(硬式) ラグビー バスケットボール バレーボール 卓球 ワンダーフォーゲル 剣道 柔道 バドミントン |
ブラスバンド 数学 物理 化学 地学 生物 将棋 囲碁 パソコン 鉄道研究 歴史 地理研究 ESS |
出典:スタディ高校受験
灘高等学校の卒業生
灘高等学校は政治家や小説家、社長やアナウンサーなど多くの著名人を排出しています。
桂福丸(落語家)
江崎勝久(江崎グリコ社長)
黒岩祐治(神奈川県知事・元ニュースキャスター)
山田淳(登山家)
松本和也(元アナウンサー)
盛山正仁(衆議院議員)
西村康稔(衆議院議員)
大田良平(元アナウンサー)
飯泉嘉門(徳島県知事)
浜田純一(第29代東京大学総長)
福井照(衆議院議員)
平林鴻三(元郵政大臣・元鳥取県知事)
野依良治(ノーベル化学賞受賞者)
鈴木英敬(三重県知事)
米山隆一(元新潟県知事)
灘高等学校の制服
灘高等学校には制服はありません。
私服での登校が認められていますので、生徒それぞれが好きな服装ができます。
灘高等学校の校風
灘高等学校には、校則も定められていません。
生徒の自主性を非常に重んじている学校なので、校則で縛り付けるなどはせず、自由にのびのびと過ごせます。
真面目な生徒ばかりなので、校則がないからといって荒れている生徒がいたり、風紀が乱れているということもありません。
生徒たちは常識の範囲内をわきまえているので、心配はしなくても良いでしょう。
灘高等学校でかかる費用
灘高等学校でかかる費用は、下記のようになっています。
灘高等学校の偏差値や特徴|まとめ
今回は、灘高等学校について網羅的に様々な情報をまとめました。
以下にポイントをまとめておきます。
日本屈指の最難関校として知られており、毎年多くの生徒が東京大学や京都大学などの難関国立大学への合格を果たしています。
募集人数も40名とかなり少ないので、合格するのはかなり難しいでしょう。
そのため覚悟を持って受験勉強に挑む必要があります。
また制服がなく校則もないため、自由な高校生活を送れるでしょう。
真面目な生徒ばかりなので、風紀が乱れていることもありません。
多くの生徒が勉強と部活動の両立を図り、充実した高校生活を過ごしています。
気になる人は、ぜひ灘高等学校のHPを御覧ください。
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