医学部受験生必見!臨床以外で医師が活躍できる主なフィールドとは?

医学部受験生必見!臨床以外で医師が活躍できる主なフィールドとは?

医師…その名を聞いて医学部受験生を含めて多くの人が病院で診察している医師を想像するかと思います。

実際、医学部を卒業した人の内、多くの卒業生がこの手の臨床医への道に進みます。

しかし、医師の中でも臨床には進まず、別路線で医療に貢献しようと日々懸命に取り組まれている人もいます。そして時に彼らが世界を変えるような発見や業績を為します

今回はそんな臨床以外で医師が活躍しているフィールドについて医学部受験生の皆さんに紹介したいと思います。

臨床以外の分野で活躍している医師について知っておくことは医学部受験の際の面接対策にもなりますし、興味が出た分野について自分で探してみるもの良いでしょう!

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臨床以外の主なフィールドって?

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前書きで医師には臨床以外の形で医療に貢献する道がいくつかあると言いました。その代表的なものとして研究医が挙げられます。

この職業は知っている人も多いかと思います。ちなみに大学病院の先生などはそのほとんどが臨床と研究の二足わらじを履いています。

医学部受験生があまり知らないであろう他のフィールドとしてはWHOや国境なき医師団など国際機関への就職、厚生労働省といった行政への参加などがあります。

それぞれについて見ていきましょう。

やっぱり研究医が有名!

まずは研究医の紹介です。研究医は臨床医とよく対比されるので医学部受験生の中には「そんなこととっくに知ってるよ!」と言う人もいるかもしれませんね。

研究医は名前の如く日々自分の決めたテーマについて実験を行い、結果を考察し、論文を書く人たちです。

もちろんテーマは医療、中でも病気発生のメカニズムや病気の原因因子の同定などに精を出している人も多いです。研究医の醍醐味は自分の発見で世界を変えられる可能性を秘めていることです。

具体例として、京都大学の山中伸弥先生は日本人の研究医の代表と言っても過言ではないでしょう。山中先生が発見したiPS細胞は一度分化した細胞を初期化し、そこから様々な細胞や組織を誘導できる細胞です。

これは「細胞は一度分化が完了したら元には戻れない」という従来のセントラルドグマともいうべき概念をひっくり返す発見になりました。この細胞により誘導される細胞や組織を用いて、病気のメカニズムの解明や新薬の開発、最新の予防検査などが開発されています。

このように自分の発見で世の中がガラリと変わるというのは想像しただけでドキドキしますよね!知的好奇心が強い医学部受験生はぜひ合格後、大学の基礎医学の研究室のドアを叩きましょう!

WHOや国境なき医師団で世界を舞台に活躍する!

一般的にはあまり知られていないのがWHOなど国際機関に従事する医師です。

その性質上その人数は多くないのですが、一部の医師は世界的な視点で途上発展国の医療充実やアフリカなどで発生したパンデミック(大規模な感染症)の拡大防止の最前線に立ちます。

少し前に流行ったエボラ出血熱や鳥インフルエンザなどの対処もWHOが対処に関わっていました。専門知識を持ち、世界レベルで医療に貢献する職業ですので、海外で活動することに興味がある人にはぜひおすすめの職業と言えます。

WHOの他には国境なき医師団への参加も考えられます。こちらはWHOよりもより一層現場に近い印象です。漫画の医龍やブラックジャックなどを読んだ医学部受験生の方なら一度は憧れたことがありますよね…?

厚生労働省など行政への参加も一手

世界で活躍するWHOとは対称的で国内の医療の質向上のための従事する行政への参加もあります。

その中でも医師免許を持つ医師の場合は日本の医療を担う厚生労働省への就職が多いようです。厚生労働省は新薬を保険適用にするのかの決定や医療方針の決定、病院で違法行為が行われていないのかの監査などをします。

志が高く日本医療を根本から変えたい人にはおススメできるかもしれませんね。

どうやって臨床以外の道に進むの?

国境なき

ここまで臨床以外の医師の働き方について紹介しました。

それではこれらの臨床以外の道に興味がある医学部受験生のみなさんに、どうようなプロセスを経て臨床以外に進むのかを紹介したいと思います。

WHOなど国際系へは公衆衛生の研究室へ

まずWHOや国際的な医療機関で働きたいと思っている医学部受験生の方は、医学部合格後にその大学の中で国際機関に籍を置いている先生を探しましょう

私が把握している限りWHOに従事している先生方は公衆衛生学の先生であることが多いです。WHOが感染症拡大の防止や地域医療の質を調査している機関であることを考えれば自然なことかもしれませんね。

そこの研究室で先生を介してWHOと繋がりを持ちましょう。私が一年の時に受けた講義の中でWHOに籍を置く教授が「WHOに志願する医学生が年々減っている」と嘆いていたので興味があると伝えるだけでも良く扱ってもらえると思います。

人脈による影響は大きい職種といえるかもしれませんね。

研究医は基礎系の研究室へ行こう!

次に研究医に興味がある医学部受験生の方へ研究医になる方法を紹介します。

こちらは簡単で医学部に入学した後、基礎医学の研究室に尋ねてみましょう。医学部の講義では一年や二年の時に基礎医学の研究室の先生方が担当しているので、きっかけはいくらでもあります。

これも公衆衛生の時と同じで日本では現在、研究の道に進む医師が激減しているため研究室を尋ねたり、講義の内容について質問しにいけば喜んで答えてくれるでしょう。

余談ですが私が生理学系の研究室を訪問した時は、先生方がしてる研究を医大生にもわかるようにかみ砕いてくださったり、珈琲や和菓子を頂いたりととても良くしてもらいました…!

基礎系のフィールドは人脈があれば卒業後に入局させてくれることが多いようです。

どこ行くにしても人脈は大事!

人脈

いかがでしたか?今回は臨床以外のフィールドで医療のために活躍する医師について解説しました。

どこのフィールドに行くにしても医学部時代の人脈が非常に大切になってくることは共通していますね。医学部受験生のみなさんもぜひ入学後は色んな研究室を訪れて、色んな先生たちは関わりに行きましょう!

進路の幅が広がることは間違いありません!

     

 

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