医学部を目指す受験生の内、浪人生が占める割合は一般学部と比較して格段に大きく、これは医学部受験が如何に難しいものであるかを物語っています。
しかし、医学部浪人の中には何回も不合格通知を医学部から叩きつけられる人が一定数いるのも現実。
高校が進学校でなかったとしても2浪目に突入した浪人生の方は一度立ち止まって、自分の勉強について振り返ってみる必要があるでしょう。
今回の記事では医学部浪人から脱出して及び逆転合格する勉強法自習方法について解説します。
厳しいことが書いてありますが、これを機にしっかりと自分と向き合っていきましょう。
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武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。
本当にこのままでいいの?
自分が不合格と分かった時の絶望感は言葉にできないほど辛いものです。
これまでやってきたこと、積み上げてきたことが全て否定されてしまったように感じます。
「少なくとも一回は不合格になった」ことは医学部浪人全員に共通することですが、そこから学ぶことは各個人によって違います。
そして逆転合格を果たすためにはその失敗からある程度以上のことを学ぶことが必要不可欠です。
あなたが失敗から学んだことは何ですか?
ここで最初に覚えていてほしいことは「失敗は勝負事で起こる自然現象」だと言うことです。
どの世界においても全戦全勝でトップに座している人はいません。
全ての失敗には明確な原因があり、重要なのはその失敗から何を学ぶかです。
生活習慣が悪かった?演習量が足りていなかった?自習方法が間違っていた?巷の形骸化した密度が低い逆転合格という言葉に踊らされていませんでしたか?
こうしてひとつひとつ丁寧に検討していく作業が必須です。
これが本当に根気が必要で辛いのですが、逆転合格には欠かすことができないことので泣きながらでも自分の記憶に問い合わせてください。
本当の「逆転合格」とは?一年間の浪人計画を緻密に立てよう!
私が思う逆転合格というものは「ワンチャンスを掴んで奇跡的に合格する」といった類のものではなく、「厳しい状況に置かれた受験生が必要十分な量の勉強量を驚異的な速度でこなして、受かるべくして合格する」類のものです。
不合格になった原因を明らかにした後は自分に必要な情報を集めて、必然的に合格する計画を立てましょう。
そのためにはまず、医学部雑誌や勉強法を解説してくれている本やウェブサイトにアクセスしましょう。
予備校に通っている人はそこのチューターや講師に相談してみるのもいいでしょう。
ただし人のいいなりは良くありません。
自分で情報を吟味して自信を持って勉強できる計画立てていきましょう。
モチベーションの源泉を絶対持つべし!
医学部浪人は過酷で長い戦いです。
一年もあれば誰でも勉強したくない、演習問題なんて解きたくないという日はくるでしょう。
そんな中でも辛抱強く勉強をするためには強いモチベーションが要求されます。
特に来年度はオリンピックなど外の世界が盛り上がることが予想される中で誘惑に惑わされず勉強するのは簡単なことではありません。
自分がなぜ医学部に入りたいのか、初心を忘れないようにしましょう。
逆転合格に向けた勉強法と自習方法のすゝめ
さて医学部浪人の土台となるメンタリティーを解説したので、この章では効率的な勉強法や演習方法について説明していきたいと思います。
ただし、これらはテクニカルな部分であり盤石な精神力に裏付けされることが必要であることを忘れないでくださいね。
勉強時間は朝、昼、夜の三ブロックに分けることで確保するべし!
よくある医学部浪人の失敗パターンは「昼前に起きて、ご飯を食べた後ゴロゴロしてしまい結局夕方から勉強を始めるため、勉強の絶対量が足りない」というパターンです。
特に、宅浪の医学部浪人初期に多く見られます。
言わずもがなですが、勉強の絶対量が足りていないと逆転合格も何もありません。
こうした事態を防ぐためにはきちんと朝、昼、夜に勉強時間を設けることです。
朝8時に起きて8:30~12:00まで理系科目を勉強。
昼食後は13:00~17:00まで英語及び文系科目を勉強し、晩御飯とお風呂のあと20:00~は自分に足りていない分野の補強する、といった具合に各時間帯で勉強する科目を決めて習慣化することで十分な勉強量を確保することができ、勉強法の基本とも言えます。
数学と英語はとにかく早く、高いクオリティーで仕上げるべし!
逆転合格を目指す勉強方法の原則として、数学と英語は初めから受験が終わるまで継続して勉強しましょう。
この二科目が医学部受験の最低限のレベルに達していないと戦いの土俵にも乗れないので、浪人を決めたらまず数学と英語の戦略を立てましょう。
個人の学力にも依りますが、基本的に夏休みまでにこの二科目は二次レベルまで仕上げておきたいところです。
夏以降は理科の勉強にどうしても時間を割かざるを得ない上に、国立大学医学部を目指す場合には共通テスト対策もしなければならないからです。
遅くとも夏休みまでにはチャートや一対一対応といった網羅系の演習書は習得していきましょう。
数学と英語に関しては秋以降にはもう過去問演習を行えるようにしておく、理科も医学部浪人なら土台がある程度できているはずですので夏休みで標準的な典型問題を復習して秋にはやや発展的な演習ができるようにしておくと余裕を持つことができますね。
休憩するときは思い切ってリフレッシュ!
いくら医学部浪人で勉強量が重要だと言っても、毎日毎日部屋に籠って勉強しているとどうしても気分が憂鬱になってきます。
細胞が機能し続けると老廃物が蓄積していくのと同じです。
定期的にガス抜きをしましょう。
よくこれとサボりを混同する人がいますが、主体的に休むことは決して悪いことではありません。
途中で力尽きてもいけませんし、正しく休息をとることも自習方法として重要です。
勉強したことを散歩しながら、あるいは自然を眺めながらクラシック音楽でも聞き、頭の中で知識を俯瞰することで適切に整理することができます。
挫折や失敗は長いスパンで見れば重要なファクター!きちんと向き合おう!
いかがでしたか?今回は医学部浪人の受験生を対象に、次の入試で逆転合格して晴れて医学生になるために必要な自習方法や、演習の仕方、勉強法などについて解説しました。
浪人というのはある側面では非常に辛い経験です。
必死で勉強してなお合格に届かなかった人は言葉にできないほどの絶望を味わったと思います。
しかし、その「絶望する力」はかなり大事な要素で、絶望してなお机に向かう人に来年度の合格がやってくると塾講師をしながら私は感じています。
今現在何となく勉強している人はこれを機に自分の勉強スタイルについて熟考してみてはいかがでしょうか?
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