「化学って暗記ばっかりだから参考書とかいるの?」
「化学のもっと簡単な勉強法無いかな?」
もしあなたが医学部受験を考えているのであれば、化学というのはとても重要な科目になります。
実はセンター試験から二次試験にいたるまで、化学というのは『基本的には点数を落とさない』科目です。
なぜなら『医学部受験の化学はそんなに難しくない』から。
実際僕が受けた時の化学もそれほど頭を捻るような問題は出ていません。
この記事ではそんな医学部受験の化学の勉強法について、そして参考書や対策について実体験を交えてご紹介します。
記事を読み終えると、今現在、医学部を見据える貴方がどのような勉強法、どのような対策を行うべきか、見えてくることでしょう!
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必見! 医学部受験のための化学!
極稀に物理生物受験の人がいますが、基本的には多くの大学で二次試験はどの受験生も物理化学もしくは生物化学を選びます。
先ほども述べたように、医学部受験において化学はそれほど難しくない部類に入ります。しかし過去問をよく見てみれば『難しい言葉や数式が並ぶいかつい問題』ばかりです。昭和大学の化学とかは典型例じゃないでしょうか。
医学部受験の化学を解く簡単な方法
医学部受験の化学が全ての知識を総動員して無理矢理解くものではありません。そう解こうとしても訳が分からなくなって無駄に時間が過ぎるだけです。
- 難しい文を隅から隅までよく読む
- それを基本的な知識と合わせてしっかりと理解する
- 最後に問題を見る
こういうプロセスを踏むことで案外、簡単に解けてしまうのが、医学部受験の化学なんです。
問題を読めば案外、わかってしまう問題なのです。感覚としてはパズルを解くようなものに近いでしょうか。
と、いってもやはり知識が0で解けるかと言われれば、それは違います。
というわけで次は、医学部受験の化学への対策として必要な、知識を覚えるための暗記法、をご紹介します。
医学部受験の化学のための暗記をより短く、より効率的にする3つの勉強法
ここでは実際に僕が医学部に入った後の大量の暗記を支えてくれている勉強法をご紹介します。もちろん人によってやりやすい勉強法、やりにくい勉強法はありますので、なるべく自分に合った勉強法を探してみてください。
・エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスの忘却曲線というのをご存知でしょうか?
これは『一度記憶したものをもう一度覚えるのにかかる労力』についてのグラフです。つまり勉強した内容を復習するために必要な時間をどれだけ減らすことができるのか、というものです。
僕は普段よりこのエビングハウスの忘却曲線を使う勉強法で暗記を行っています。例としては
- その1 単元の暗記項目を覚え、問題を解く。
- その2 1時間後にもう一度覚え直し、問題を解く。
- その3 1日後にもう一度覚え直し、問題を解く。
- その4 1週間後にもう一度覚え直し、問題を解く。
- その5 1か月後にもう一度覚え直し、問題を解く。
このように行っています。これを行うことで復習にかかる時間が一気に節約できます。
もちろん、赤シートを使う勉強法でも、問題集の解き直しでも活用することができ、しっかりと頭に染み付くので、オススメの勉強法です!
・語呂を編み出す
エビングハウスの忘却曲線はたしかに便利で確実です。しかしやっぱり興味のない分野を覚えようとするときにはそもそも勉強に手が付かないことが少なくありません。
そこで『語呂』の出番になります! 語呂は楽しく勉強できる勉強法の一つです。時間がある場合はぜひ自分で作るとより覚えやすいと思いますが、ネットに転がっているものでも医学部受験対策には問題ありません。
有名なのは元素記号です。
これも言ってしまえば語呂の1つです。必ずしも意味のある言葉じゃなくてもいいんです。
僕が受験時に語呂で覚えていたのは分子量です。メジャーなものを覚えておけば医学部受験の化学において時間節約への対策になるんです。
- 塩化水素 36.5 → ミロ子の円錐
- メタノール 32 / エタノール 46 → ミニメエによろ
- グルコース 180 → 糖さんのキャバクラ通いで一夜で0円に
と言った感じですね。インパクトのある方が面白かったりします。最後のキャバクラ通いの糖さんは通っていた高校の先生に教えてもらったものです。エロワードかゴシップが覚えやすい、とのことです。
ぜひ、お時間ある方は自前のものを作ってみては?
・間違ったところだけやり直す
「語呂なんか作ってる暇ねーよ!」とか「エビングハウスしている時間はないよ!」という方。もしこれを読んでいるあなたがそうであれば、とっておきかつ最終兵器の詰め込み対策術をご紹介します。それは『間違ったところだけやり直す』です。
これは数日で参考書一冊の問題を何度もやり直す勉強法です。正解した問題は捨て置いて間違った問題のみをひたすら何度も解き直すのです。
やり方は
- わからなかったらすぐに解説を見る。その後解説を閉じてすぐに解き直す
- 一周したらもう一度解き直す。解けたら終わり。わからなかったら解説を見て解くもう一周。
- また一周する。全ての問題を正解するまで続く
というものです。
この勉強法の欠点としては長期記憶として残りにくい、ということです。たぶん1週間すれば大方忘れているものです。なので受験間近の対策には有効ですが、普段から使うのはオススメしません。
医学部受験のお供、化学の参考書を厳選!
さて、暗記で最低限の知識を備えた方はこれから問題演習に移っていきます。
医学部受験の化学では問題演習を行うことが一番の勉強法といっても過言ではありません。その問題演習のためには参考書が必要です。
そこでとても役立つ参考書をご紹介します! 参考書によっていつやるべきか、どういう目的で使うべきか、も書いてあるので参考にしてみてください!
・エクセル化学(高1~:授業の副教材用)
エクセル化学は高校1年生から使っていきたい教材です。エクセル化学は基本問題から文章問題まで幅広く取り扱った参考書です。この教材では基礎的な知識を学んでいきます。
北里大学や杏林大学レベルの化学であれば正直これだけでも通用するレベルです。
また、センター試験対策もこちらで十分です。
・化学重要問題集(高3~:すべて基本が身に着いた人用)
化学重要問題集は基礎的な知識が全て身に着いた人用の参考書です。なので学校で使っている教材の問題を全て解けるようになった辺りから始めるのが良いタイミングです。
こちらの教材では文章を理解する力を養います。先程述べた「パズルのように解く問題」を解くのにとても適しています。
医学部受験をされる方は結構使われている印象です。皆さんこちらを全て解けるようになるのが定石なのでしょうか。
実際の入試問題を使った参考書なので普通に難しいです。高校1年生はよっぽどの自信がない限りはオススメしません。
・新理系の化学問題100選(高3~:旧帝大狙いの人用)
基本的には使わなくても問題ない教材ですが、東大や京大などの旧帝大狙いの人はやっておきたい参考書です。
化学重要問題集を全て解き終わり完璧でまだ時間に余裕がある、という方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ただ私立医大には必要ないです。
・過去問(高3~:問題演習を始める前に一読すべし!)
実は一番大事なのが過去問だったりします。というのも、大学によって出やすい問題って違うんです。
その大学の一番良い参考書は過去問、と言われる程です。
有機化学を多めに出す大学や無機化学の基本問題を多く出す大学、ちょっとマニアックな問題を出す大学など、あなたの行きたい大学がどのような問題を出すのか把握しておくのはとても大事です。
といっても全て解いてしまうと受験前に解く問題が無くなってしまうので、3年前くらいの過去問を受験勉強前に一度解いてみるのがオススメです。
医学部受験の化学を勝ち取るために
- 医学部受験の化学は「最低限の知識」と「しっかりと文を読むこと」が大事
- 暗記には語呂やエビングハウスの忘却曲線を使う
- 参考書はその時の状況に応じて適切に使う
以上のことで医学部受験の化学は簡単に乗り越えられます。「化学が苦手だなぁ」という方も一度この方法を挑戦してみてください!
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