みなさんは医学部の学生生活がどんなものなのか想像がつきますか?
”勉強がとても忙しそう”、”モテそう!”などの声をしばしば耳にします。
実際のところ、医学部は他の学部からキャンパスやカリキュラムが切り離されている大学が多いので、周囲に医学生の知り合いがいなければその学生生活に関する情報が入ってこないかもしれませんね。
今回は現役で国立大学の医学部医学科に所属している私が医学部の学生生活における勉強や恋愛、もちろんアルバイトまでみなさんに紹介していこうと思います。
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医学部の学生生活 勉強編
医学部と聞くと、“勉強で忙しそうだな~”と思う人は多いのではないでしょうか。
この章では医学部の学生生活における勉強面にスポットライトを当て、私の実体験を踏まえて話していきます。
本当に医学部生は1年生から多忙なのか
リベラルアーツ教育が重視されている現代では、大学のほとんどの学部では1年生のときは教養科目を履修します。
教養科目はどの学部にも共通している科目で、たいていが他の学部学科と一緒に講義を受けることになります。
そのため、1年生の間は他学部とそれほど忙しさは変わりませんし、他学部との出会いや交流も生まれます。
つまり、大学生活を遊び楽しむのは、この1年次は外せないということになります。
また、医学部生は卒業のために要求される単位数が他学部よりも多く、2年生からは専門科目が一気に開講され、人体解剖実習も始まるので、遊びたくても遊べない現実が待ち受けてもいるからです。
実体験から浮かび上がる「医学部第一の壁」
私の通う大学では2年生の4月中ごろから人体解剖実習が始まります。
午前中に生化学や生理学、組織学といった基礎医学の科目の講義を受け、昼からは解剖実習に臨みそれが夜遅くまで続きます。実習が終わった時に日付が変わっていることもあります。
そこから次の日の実習範囲の勉強をする、といった日々が3か月ほど続きます。
その間には実習だけではなく、基礎医学の試験ラッシュも来るので相当な勉強量になることは想像に難くないでしょう。
こうした理由で私の大学では2年生から3年生に進級できずに留年してしまう人が少なくありません。
勉強してないから留年するのではなく、勉強していても効率が悪ければ留年してしまうという点に医学部の恐ろしさが垣間見えるかもしれませんね。
結局、医学部生は本当に勉強で忙しいのか
医学部の勉強が忙しいのは事実です。人の命を扱う職業なので勉強量が多いのはある意味当たり前です。
大学としてもこの量の勉強量をこなせる学生を入学させたいので、入試が難しくなるのは仕方がないのかもしれません。
脅すようなことを書いてしまいましたが、厳しい医学部入試を乗り越えた人は効率的に勉強できる人が多いので過度に恐れることはありません。
合格したらドンと構えて勉強してやりましょう。
医学部の学生生活 恋愛編
さて、みなさんが気になる医学部生の恋愛事情に入りましょう。
医学部生の恋愛は男女で事情が異なるので分けて述べていきます。
彼氏にしたい学部1位!しかしその現実は…
まずは医学部男子の場合。
こちらは大方イメージ通りかもしれませんね。テレビやインターネットの恋愛特集でも「彼氏にしたい学部ランキング」の1位は長年ずっと医学部が独占しています。
イメージとして、医学部男子は良家の生まれであることが多く、お金も潤沢にあり、さらに勉強ができる…こうして文字に起こすと不思議なほどモテるための要素が揃っていますね。
しかし、現実として医学部男子で恋人がいるのはおおよそ半数程度。
原因はいくつかあって、第一に「他学部とキャンパスが違い、異性との交流が全くない」ことが挙げられます。
私自身、本学の女性とは一度も話したことがありません。
いくら他学部からモテる要素が揃っていても、会う機会がないのであればどうしようもありません。
また「中高一貫で6年間男子校に通っていたから女性への接し方がわからない」ことが原因の人も多くいます。
彼女がいる人でも、同じキャンパスで講義を受ける看護学科や薬学部などの学部の女性と付き合っている人が大多数です。
やはり毎日会うというのは恋愛において重要な要素だと思います。
「高嶺の花」はモテる?医学部女子の戦い
医学部女子の場合、他学部の女子に比べると恋愛では不利になることが多いようです。
しかし同じキャンパスで講義を受ける医療系学部を含めた男子学部生から高嶺の花に見られることが多いです。
従って、彼氏候補は主に医学部男子となりますが、「彼氏にしたい学部ランキング」1位でもある医学部男子には他学部の女子もアプローチしてきますので、時に泥沼のような人間関係のこじれがあります。
また、女医にはあるジンクスがあります。
統計的に「女医の内、結婚して幸せになれるのは全体の3分の1で、残りの3分の1は結婚するものの離婚してしまい、残りの3分の1は生涯独身になる」ことが示されているようです。
あくまで噂程度のものですが。
私の周囲の医学部女子は先輩の医学部男子と恋愛している人がちらほらいます。
医学部の学生生活 アルバイト編
最後に学生生活に欠かせないアルバイトの話をします。
医学部生が多いアルバイトって?
医学部の学生は塾講師や家庭教師のアルバイトをしている人が多いです。
特に家庭教師は一般的なアルバイトと比較してもかなり時給が良いので、求人があればすぐに埋まってしまいます。私の友達は時給4000円で家庭教師として働いていると言っていました。
塾講師は家庭教師ほど時給は高くありませんが、それでも一般的には良い方なので、高校生の頃から通っていた予備校でそのまま働く人が少なくありません。
あとは居酒屋やレストランなどの飲食店で働く人もいます。
案外身近なところに医学部生はアルバイトをしているのです。
また、家が裕福なのでアルバイトをしていない人も一定数います。
彼ら彼女らは実家からの仕送りで生計が立てられるので特に働く必要がないということです。
アルバイトと奨学金で生計を立てている私からするととても羨ましいです。
恋愛編とも関連するのですが、アルバイトの職場先で知り合った人と恋愛に発展することもあります。私も以前カフェでアルバイトをしていてそこで知り合った女性と交際に至ったことがあります。
友達のなかには、アルバイト先の知り合いを介した合コンで人脈を広げている人もいます。
医学部というブランドはやはり合コンの場では魅力的に映るのでしょう。勉強は忙しいですが、入学後は積極的にアルバイトに精を出すといい出会いがあるかもしれません。
最後に
いかがでしたか。
今回は私が思う個人的な医学部の学生生活のリアルを紹介しました。
勉強は2年生からはみなさんの想像通りに、いやきっと想像以上に忙しくなります。
勉強が忙しすぎて恋愛もアルバイトもできない期間もあるくらいです。
医者になるためにはある程度の覚悟は必要になることは間違いないです。
前にも書きましたが人の命を左右する業種だから当然のことです。
もちろん、医学部にはいいこともたくさんあります。
特に男子の場合は恋愛編で紹介したように一般学部の学生よりも第一印象の段階でアドバンテージがあります。
ぜひ参考にして、受験勉強を頑張ってくださいね。
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