医学部受験においては、何年もの受験勉強生活を経て、ようやく合格するという人も少なからずいます。
他学部の大学入試でも浪人生活を長く続けている人もいますが、決定的に異なるのは、受験生はそれだけの時間と費用をかけても「医師になりたい」と強く志す人がほとんどであるという点でしょう。
しかし、早く合格する方が良いということに間違いはありません。
大学入試に年齢差別は存在しないことになっていますが、実際には年齢によって不合格にされている例もあります。
浪人生は出来るだけ早く、今年度の試験で合格を決めることが一番の目標となります。
したがって、浪人生の医学部受験は現役生の時よりもさらに、予備校選びが重要となります。
今回は、東京近郊に住んでおり、今通っている医学部予備校を変えることを検討している浪人生におすすめ予備校について、紹介していきます。
医学部専門予備校の武田塾医進館では88%の生徒が偏差値11以上アップ!
武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。
浪人が決まってしまった時にまずやるべきこと
医学部予備校の記事と言っておきながら何ですが、医学部受験に失敗して浪人が決定してしまった時に、真っ先に医学部予備校に縋り付くのは得策ではありません。
全ての結果にはある程度の原因があり、そこを見つけないと来年度に向けての改善策も出てこないからです。
この章では浪人が決定した時にやるべきことを順番に紹介していきます。
なぜ落ちたのかをしっかりと考える
一口に不合格になったと言ってもその原因は様々です。そもそも実力が足らなかったとしても、もう一歩踏み込んでなぜ合格するだけの力を身に付けることができなかったかを考えましょう。
仮に勉強をさぼりがちで勉強時間の絶対量が足りていなかったとすれば、それは医学部予備校を変えたとしても解決しませんし、この場合は予備校を変えるべきではないという結論になります。
少なくとも現在通っている予備校に明確な不満がなく、ただ受験に失敗したという理由で予備校を変えるのは賢い選択とは言えないでしょう。
医学部予備校に変えるべき人の特徴
それでは医学部予備校に通う予備校を変えるべき人はどのような人でしょうか。
それは現時点で通っている予備校に明確な不満を抱いており、それが不合格に影響を及ぼしたと考えられる場合です。
具対的には、授業が分かりにくい、フォロー体制が十分ではない、チューターが質問に答えなれない、自習室がせまいなどですね。
こうした悩みに該当する人はもっと環境の良い、特に医学部受験に特化した医学部予備校へ変えるべきです。もちろん十分に勉強したという自負があるにも関わらず成績が上がらなかったという人が対象です。
医学部予備校を変える上での注意
受験の失敗を十分に検討した結果、医学部予備校を変えようと決意した時に留意してほしいことをご紹介します。それは必ず下見あるいは体験授業に参加することです。
これはマストです。先ほど紹介した医学部予備校を変えるべき人は現予備校に対する明確な不満があるはずですが、それらは実際には訪問しないとわからないことが多いです。そのため体験授業には必ず参加しましょう。
医学部受験浪人生が予備校を変えるべきタイミングはこれだ!
医学部受験をしている浪人生の多くは、大手の予備校、特に医学部受験に特化した指導を売りとしているクラスが設置されている医学部予備校に通うことになると思います。
浪人1年目の受験生や再受験の人に中には、何となく有名な大手医学部予備校を選んだけれど、指導内容がイマイチだと感じて、予備校を変えることを検討する人もいるでしょう。
予備校に払う費用はたいていの場合が一括の前払いであり、医学部予備校の学費は非常に高額です。途中で辞めて変えるというのはかなり勇気のいる決断です。
しかし、通っている医学部予備校の質が、受験の結果を大きく左右するのもまた事実。
医学部受験生が「予備校を変えるべきタイミング」について見ていきましょう。
タイミング1:進路指導で具体的な理由なしに志望校の変更を勧められた時
浪人生が予備校を変えることを考えるべき、第一のタイミングとしては、進路指導です。
どの大手予備校でも、医学部予備校でも、必ず一対一または保護者を含めた三者面談が行われます。
その際に、昨年度の受験結果やこれまでの模試の成績、授業中の手応えなどを綜合的に判断して、立地や費用面での希望も考慮した上で、受験校を絞り込んでいきます。
このような進路指導が一般的ですが、おそらく色々な大学を勧められると思います。
模試の成績から判断して、「この辺りの偏差値帯の大学が良いのではないか」「今年度の倍率が下がりそうなのはここ」「こっちは人気が集中しそうだから避けた方が良い」など、具体的な根拠を元に進路指導が行われるのが当たり前です。
しかし、時に予備校側の事情で「ここの大学の合格者数を伸ばしたい」といった思惑が先にあり、それを受験生に無理に勧めてくる場合があります。
このような気配を感じたら、その予備校での指導の質は期待できないと考えて良いです。
医学部受験は、医学部受験をする本人自身のためのものです。
その結果は良いことも悪いことも受験生のものです。決して予備校の手柄ではありません。
具体的な理由も無しに志望校の変更を勧められた時や、その理由を求めてもはぐらかされる様な場合には、予備校を変えることを検討してみるべきです。
タイミング2:模試をたくさん受験させられる場合
浪人生が予備校を変えることを考えるべきもう1つのタイミングは、模試の受験です。
医学部予備校では年間にたくさんの模擬試験が実施されています。
浪人生として予備校に通っていると、2ヶ月に1回は模試を受験することになると思います。
模擬試験の意義は「自分の現在地を知る」「現在地から目標までの距離を知る」ことです。
したがって、模試の受験回数をたくさん重ねることに意味はありません。
次の模試までに達成するべき学習目標がクリアできる程度に、ある程度の期間を空けて受験するのが理想的な模試の活用方法ですが、必要以上に模試を受験させる予備校もあります。
そのような兆候が見られた場合には、予備校を変えるタイミングかもしれません。
医学部受験の場合、センター試験と筆記試験、国公立と私立など、様々な入試方式が行われており、大学にこだわらず「医学部合格」に照準を合わせる人がほとんどです。
様々な入試方式に対応できるようにするという点では、多種の模試を受ける意義はありますが、やはり加減の問題で、多過ぎる模試受験はその分だけ復習の時間を奪います。
過剰に模試受験を勧めてくる予備校は、変えることを検討しても良いでしょう。
東京近郊のおすすめ医学部予備校
医学部予備校を変えるタイミングについては、先程挙げたポイントを押さえておくことで、必要な時に必要な決断が出来ると思います。
それでは、実際に医学部予備校を変える時に、どの医学部を選べば良いでしょうか。
東京や大阪など大都市には医学部予備校は非常にたくさんあり、どれを選べば良いのか、選ぶときのポイントは何か、分からない人も多いでしょう。
今回は東京近郊の医学部予備校の中で、特に浪人生におすすめの予備校をご紹介していきます。
おすすめ1:武田塾医進館
医系学部を目指す88%の生徒が偏差値を11以上アップという驚異の数字をたたき出す武田塾医進館。
医学部という場所は単純に偏差値が高いだけの学部ではなく、医学部で留年せずに生き残る体力が必要な学部だということを理解しなければなりません。
ということは、医系を目指すには受験に合格するノウハウだけでなく、その後の勉強を管理スケジューリングする力を養わなければいけないということです。
武田塾医進館は授業をせず、参考書による予習と復習、目標までの学習スケジュールを管理徹底し学習力の定着を行う医系予備校です。
医学部や他の学部よりも単位認定は厳しく留年が当たり前の学部です。もちろんその後の医師としての働きも学習の毎日です。
受験だけじゃない学習方法を身に着けることができる武田塾医進館は東京ではお茶の水にあります。
武田塾医進館ってどう?評判は?おすすめ2:医学部予備校ACE Academy
東京近郊でおすすめの医学部予備校の1つ目は、「医学部予備校ACE Academy」です。
2019年度の合格者数1,189名(延べ人数)と、医学部予備校の業界でもトップクラスの合格実績となっています。
全国に校舎を展開する大手の予備校ですが、東京都内ではお茶の水・新宿・池袋・立川・町田に校舎があります。
入校するとまず「スタートレベル判定テスト」を受験して、現状の把握を行い、個別カリキュラムが作成されます。
それに基づいて、プロ講師が1対1での個別授業を展開します。
個別指導によるきめ細やかなサポートが売りであり、医学部受験専門の進路指導も強みです。
また、自習時間を確保することも重視されており、一方通行でない学習が、合格者の伸びへと繋がっているようです。
東京近郊だけでなく、北海道から鹿児島まで、広く校舎を持つ予備校ですので、他地域の人も検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめ3:富士学院
東京近郊でおすすめの医学部予備校のもう1つは、「富士学院」です。
2019年度の合格実績は284名、生徒のおよそ半分以上が医学部医学科に進学を決めている、業績の高い予備校の1つです。
こちらも全国に展開しており、主要な都市に校舎があります。
東京都内には、お茶の水・十条の2ヶ所に校舎があります。
1クラス8名以下の少人数制を採用しており、さらに個別指導とも組み合わせて、生徒に合わせたカリキュラムが組まれます。
他の大手予備校で1年頑張ったけれど結果が出ずに、こちらに移ってくる生徒も多いようで、評判は確かな予備校です。
東京だけでなく、地方都市にも校舎を展開しているため、非常に信頼の高い予備校だと思います。
乗り換えの検討してみる価値はありです。
おすすめ4:野田クルゼ
初めに紹介するのは言わずと知れた医療系予備校の野田クルゼという予備校です。
東大大学院卒のベテラン講師を皮切りに実力派の講師が勢揃いしており、5~20人の少人数制授業を展開しています。
これくらいの規模の人数が競争心と連帯感が程よく煽られるため心して勉強に集中することができると思います。また個別特訓を受講することも可能で、最も大きな特徴として自分に合った講師を指名できるという点でしょう。
前の予備校で講師と合わなくて苦労した受験生にはうってつけの制度と言えます。学生寮も東京の都心にあるためオープンキャンパスや模試でも簡単に会場へアクセスできるでしょう。
校舎はお茶の水の駅からすぐアクセスすることができます。
→野田クルゼで医学部合格できる?評判や口コミ・料金・合格実績まとめ
おすすめ5:進学塾ビッグバン
次に紹介する東京の医学部予備校は、多様なシステムが混在する医学部予備校の中でもかなりパンチの効いた制度を売りにする進学塾ビッグバンです。
既卒生コースで入塾すると一年間ほぼ毎日朝の9時前から夜の10時まで強制的に勉強する生活を送ることになります。一年間で同じ範囲を三回繰り返すという驚異的なカリキュラムを組んでおり、年間2700時間という他の追随を許さない怖ろしいまでの勉強量をこなします。
授業は少人数制でいつでも質問することができるようです。自分に厳しく、かつ一年で石に齧りついてでも医学部に合格したいというタフな受験生にはおすすめできる予備校になります。校舎は東京のお茶の水にあります。
おすすめ6:Genuine
「今通っている医学部予備校で理科と英語は伸びたけれど数学が一向に伸びない」と悩んでいる受験生はかなり多いと思います。理科や英語はある程度勉強すれば比較的成績は伸びやすい科目である一方、数学はどれだけ頑張っても間違った勉強法をしていたら全くといっていいほど伸びない科目です。
医学部受験は数学で決まるとも言われているほど数学の実力は合否に直結します。Genuineは数学専門のセカンド予備校として名を轟かしています。最大の特徴は受験数学指導のベテランである同予備校の代表が直々にマンツーマンで指導することです。
他の講師が代講することは一切ありません。数学指導に相当の自信を持っており、入塾資格が「理科二科目及び英語の偏差値が57以上であること。数学の偏差値は問わない」となっておりさらに成功報酬制度も導入しています。これは確かな実績からくるものであり、数学が足を引っ張っている受験生には特におすすめできる予備校となっています。校舎は東京都渋谷区の恵比寿に建てられており、駅からすぐの場所にあります。
医学部予備校の選択は慎重に、辞める勇気も大切
医学部予備校の選択は非常に難しい決断です。
大手の予備校でも医学部進学コースは他のクラスと比べて高額な学費がかかりますし、医学部受験専門の予備校は手厚いサポートとの分だけさらに費用は嵩みます。
また、多くの浪人生は受験の失敗経験から、多少の不満は我慢しなければならないと思い込んでいる人が多い様に見えます。
しかし、少しの不満でも医学部受験にとっては大きなハンデになることがあります。
0.1点が運命を分ける勝負の世界です。
少しの懸念も無い方が良いに決まっています。
予備校を辞める・変える勇気が必要な場合もあります。
今回紹介したおすすめ予備校は東京近郊に限定していましたが、他の都市部についても医学部予備校のおすすめについてご紹介する記事を書いていますので、そちらも参考にしてみてください。
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