2020年度、センター試験から大学入学共通テストに変更されます。
2020年度に受験を迎える学生は注意が必要です。大学入学共通テストはマーク式に加えて記述式の問題が出題されます。
数学では証明、国語では要約や自分の意見をまとめる記述式の問題が出題されます。
英語は、リーディング(読む)とリスニング(聞く)の2つに加えてライティング(書く)とスピーキング(話す)の4技能が評価されます。
今回は、内容や出題範囲の変更点や留意点について説明していきます。
イマからでも間に合う!
難関大学でも武田塾なら逆転合格!
- 授業をしないから『できる』ようになる!
- 自学自習を徹底管理!学習スケジュールをサポート!
- 得意科目と苦手科目を分析した
完全オーダーメイドだから取りこぼしがない!
武田塾独自の学習方法で毎年多くの難関大学校合格に導いています。
無料受講相談では、武田塾の学習方法のご紹介から、現在の実力から志望校合格までのカリキュラムを無料でご提案しています。
まずは一度お近くの校舎へご相談ください!
大学入学共通テストって何?
大学入学共通テストが2020年度から2023年度まで導入されます。
2024年度以降は出題方式や解答方法が再度変更になります。
2020年度に受験を控えている学生は大学入学共通テストへの対策が必要となります。これは思考力・判断力・表現力の3つを測るテストとなります。
英語は4技能を評価することになるため、出題方法や試験の実施方法が大きく変更となります。この記事では英語の大学入学共通テストについて説明していこうと思います。
大学入学共通テストは?
2020年度から導入されるマーク式のセンター試験に代わる試験です。
解答方法は従来のマーク式に加えて記述式の問題が出題されます。
国語や数学でも記述式の問題が出題されることになり、英語は4技能を測るためのテストとなります。
注意点としては、4技能のうちリーディングとリスニングのテストが大学入学共通テストで行われることです。ちなみに、国語の記述式の問題はレベルを9段階に分けて評価します。
民間試験は?
民間試験は英語の4技能のうちスピーキングとライティングを測るテストとして導入されます。つまり、民間の資格・検定試験が評価に用いられるということです。
現在、英語の成績を提供できる資格・検定試験に認められたものは7団体23試験ですが、大学入学共通テストに活用できるものは高校3年生以降の4月から12月の間に受けた2回分の試験結果のみです。
仕組みとして各試験の実施団体が、成績提供システムを用いて試験結果を大学入試センターに送付することが検討されています。
大学入試センターから各大学に、試験の結果とCEFR(セファール)という基準に合わせた結果が送付されます。
CFER(セファール)とは、英語力を測る国際指標であり、6段階の基準があります。
スピーキング力や記述式の問題の評価を試験ごとに公正に評価することが今後の問題になりそうです。
大学ごとに対応が異なる
実は、大学ごとに大学入学共通テストと民間の資格・検定試験の扱いが異なります。
英語の4技能の力を判断するために、共通テストと民間試験の双方を併用する試験方式をとることができます。
試験方式を大学によって決めることができるので「活用しない」「出願資格の基準とする」「合否の基準として活用する」など民間の試験の扱い方は異なります。
しっかりと入試要項を読み込んだ上、早期からの志望校に合わせた準備が必要となります。
大学入学共通テストはセンター試験とどう変わる?
従来の2技能(リーディング・リスニング)を評価するマーク式のセンター試験から4技能を評価するマーク式と記述式の大学入学共通テストに変わります。
マーク式の問題も、思考力や判断力、表現力が求められる問題に変更されていきます。
2018年11月に行われたプレテストから、センター試験との出題内容や配点が異なる部分を説明していきます。ぜひ入試の参考にしてくださいね。
試験時間・配点の変更点
英語の試験では、「筆記」が「筆記(リーディング)」と試験名が変更となります。
試験時間は、「筆記(リーディング)」は80分、「リスニング」60分と現行のセンター試験と変更はありません。
配点では大きな変更点があり、センター試験では、筆記が200点、リスニングが50点でした。しかし大学入学共通テストは、筆記(リーディング)とリスニングは同じ100点となり、均等な点数配分となります。
リーディングだけなく、リスニングにも時間をかけてしっかりと対策しましょう。
リーディングの変更点
2018年に11月に行われた大学入学共通テストのプレテストで変化したポイントを説明します。
問題の構成としては、発音・アクセント、適語選択、整序問題が無くなりました。
そして全体の文章量が増えたため、今まで以上に文章を早く読めるように準備が必要です。
リスニングの変更点
リスニングもリーディング同様にプレテストから変化したポイントとしては、センター試験では問題文が全て2回放送されていました。
しかし大学入学共通テストのプレテストでは1回しか放送されない問題が出題されました。また、実際のコミュニケーションの場面を想定した問題の出題と、日常的会話以外に社会的話題に関する問題も出題されました。
内容としては、ゲームが人間に与える影響といった社会的話題についてのものでした。
これは、新学習指導要領でリスニング能力が身近な話題と社会的な話題の2つに分類されたことによるものです。
どんな対策をしたらよい?
文章読解力と内容の聞き取りの内容の難易度は上がったと言えるでしょう。
日頃から多様な英語に触れることで、英語に慣れることが大事です。また、思考力・判断力を問う問題が出題されるため、社会問題や社会情勢に対するアンテナを張り、自分の意見を持てるようになっておきましょう。
表現力を問う問題も一部出題されますので、ライティングの勉強もしておくと有利になるでしょう。
リスニングでは、英語を聞き取るためにアメリカ英語の発音を練習すると良いでしょう。
さらに、英語表現の言い換えをできるように自分が使いこなせる語彙を増やすことも重要です。
大学入学共通テスト【英語】は4技能の何を見る? まとめ
今回は大学入学共通テスト、主に英語について説明しました。
大学入学共通テストでは、マーク式の問題に加えて、記述式の問題が出題されます。
国語や数学の記述式の問題は要約や証明問題が出題され、英語は4技能が評価され、リーディングとリスニングは大学入学共通テストで評価されます。
スピーキングとライティングは民間の資格試験で評価されます。大学により民間の資格試験の扱いが異なるため、注意が必要です。志望に合わせて対応しましょう。
大学入学共通テストの英語は、リスニングの配点が大きくなります。リスニングが苦手な方は勉強方法を変えたほうがいいでしょう。
また、出願するために4技能が必要になる可能性が大きいので、スピーキングの問題や記述式の問題を含めて、4技能の勉強をしていきましょう。
日ごろから英語に触れて思考力・判断力・表現力を高めることが入試の成功のカギになります。
コメントを書く