「入試が変わる」と耳にしたことはないですか?
センター入試が廃止となり新しく行われる大学入試「大学入学共通テスト」は何かと分からないことだらけで2020年に大学受験を迎える受験生の方は、これまでの受験勉強が通用しないのではないかと不安だと思います。
さらには2020年の変革だけではなく、2023年には現在のセンター入試の形態から完全に変革される、ということしか広く伝わっているとは言い難いのが現状ですよね。
今回は、大学入試共通テストの中でも大きく変わる英語の入試方法について、配点と時間配分という面から分析していこうと思います。
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大学入学共通テストとは?
国公立大学入試第一次試験として定められていたセンター試験に代わり、新しく第1次試験としての位置を与えられた入試制度です。
今までセンター試験では全てマーク式で答える方式でしたが、マーク式だけなく記述式も含んだテスト形式に変わります。さらに配点形式も変わる可能性があります。
この大学入学共通テストは、現在の高校二年生の学年から適応されます。
英語の制度が大きく変わる?影響は?
センター試験は全てマーク式でした。
わからなくても答えは一応書けるという運任せのようなことも出来ましたが今回から英語にももちろん記述式が適応されます。
そして英語に至っては今まではリーディング、リスニングの2つで試験が構成されていましたが、今回の試験からは「読む、聞く、話す、書く」の4技能を使った問題が出題されます。
センター試験のような何万人と集まる試験で、一斉に4技能の特に話すなどに関する試験を実施するのは難しいでしょう。
その代替措置として、4技能評価を行っている民間の資格・検定試験を活用することも可能になりました。
英語は2020年度から2023年度までは大学入試センターが作問する大学入学共通テストとしての試験と、国が認定した7つの民間の資格・検定試験の両方が用意されます。このどちらか、または両方を入試に活用できます。
このうち、大学入試センターが作成する英語試験については、現行の「筆記問題」は「筆記問題(リーディング問題)」に改められることとなりました。試験時間はセンター試験と同じです。
ということは、とりあえずは2023年時点までは英語は従来とほとんど変わりなく行われるので特別な対策はこれといって用意しなくても大丈夫そうです。
2023年以降から英語の勉強はどうすればいいのか?
2023年までは従来のセンター試験方式で英語のテストが行われることが分かりました。
しかしそれ以降の学生たちはどうすればいいのか?という話になります。
現在大手予備校の河合塾などではすでに4技能に適応した英語の授業やカリキュラムを組んでいます。
そしてこれからは学校や一般の塾でもそのように授業が行われていくでしょう。
ここで一番大事なのは、先を見据え早いうちから4技能に対応できる実力をつけることです。
まだ2023年以降の英語の大学入学共通テストの概要は発表されていません。しかし4技能を前面に押し出した試験になることは明白です。
そのためにも、2023年以降に大学入試を受ける学生の皆さんは今から十分な準備をし、試験に備えることが大事でしょう。
従来のセンター試験との違いは?配点、時間、問題形式を比較!
英語はとりあえずは2023年時点までは従来と同じくマーク式の試験が適応されることになりました。
ホームページを調べてみると、2021年から適応される問題の配点と時間が書いてあり、リーディング80分で100点満点、リスニング60分(30分は解答時間)で100点満点の計200点満点となっています。
これは従来のセンター試験の問題方式、時間方式と全く同じになっています。
しかし、問題の中身が変わらないと言ったらそれは一概にそうとは言えません。
リーディング問題、リスニング問題の時間や配点はまったく同じでも中身がより4技能「読む、聞く、書く、話す」を試される実践的な問題になる可能性があります。
従来の英語のセンター試験のリーディング問題の内容は?
長年続く大学受験戦争に大きく関係するものといえば、過去問です。
この過去問から志望校が出題する問題の癖や特徴を見抜き、重点的に勉強していくことが大事です。
しかし2021年度の受験生はその従来のセンター試験の過去問を使い、勉強する事が有効な手段とならないかもしれません。
ただ、問題形式が変わると言っても問われている本質は変わりません。
問題量が豊富なセンター試験は1つ1つが高難易度の問題で形成されてるわけじゃありません。むしろ逆で、基礎的な学力を問われているのです。
その基礎的な学力を問われるという点では、これから形式が変わっても本質は変わらないのでこの点を十分理解し、センター試験に出てくるレベルの単語は必ず事前に意味を覚え、簡単な文章をなるべく早く正確に読むことを心がけましょう。
その為には従来のセンター試験をなるべく多く解いて、形式に慣れるのではなく簡単な文章や節、基本的な単語のアクセントの位置や単語の意味などの練習をしていきましょう。
そして記述式の問題も出題される可能性が高いので、基本的な単語はスペルまで完璧に覚え、文法は必ず繰り返し復習して自力で英文を作れるようにしましょう。
「問題の形式が変わったとしても、問われている事の本質は変わらない。」
この言葉を忘れないでください。
そしてこれはきっと2023年度以降の問題でも変わらないでしょう。
大学入学共通テスト【英語】配点と時間配分 まとめ
今回の記事では2021年度から始まる英語の大学入学共通テストについて説明してきました。
最後に今回の記事のおさらいをしておきましょう。
1、大学入学共通テストの英語は4技能「読む、聞く、話す、書く」を問われる。
今までのテストで4技能を問われることはあまりなかったので、予備校や塾、学校での早い対策が大事。
2、2021年度から2023年度までは従来のセンター試験と同じくリーディング、リスニング問題のみ出題。
しかし記述式の登場や従来と違う問題形式に対応するために英語の基礎力を高めていく必要がある。
3、2023年度以降の受験生は4技能を満遍なく勉強する。特に話す、書くの部分は従来のセンター試験とは変わってくるので注意。
しかし2023年度以降の試験も問われる本質に違いはないので、単語や文法、日々のスピーキング練習などを重ね基礎を固める。
この3つです。
従来のセンター試験が大学入学共通テストに置き換わる、と言ってもセンター試験は基礎的な学力を問ういわば国公立に入るための第一次関門でした。
その立ち位置が変わるだけなので問題の難易度等は大きく変わることは考えにくいです。
ただ必要な技能は増えるので、問題自体の難易度は変わらなくても試験の難易度は変わるでしょう。
皆様の受験生活が充実しますよう、祈っております。
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