2020年度よりセンター試験は大学入学共通テストに変わります。これにより大きく変わると言われているのが英語です。
従来のリーディング重視のセンター試験とは異なり、実践的な英語の習得を狙う大学入学共通テストでは、より「使える」英語に焦点を当てることが予想されます。
それに伴いリスニングの配点が従来よりも高く設定されると予定されています。リスニングを制すものは新方式を制すのです。
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必ず押さえてほしいリスニングの対策法
前述したようにセンター試験と大学入学共通テストが大きく異なる点は「いかに使える英語であるか」という点です。
これは数年前の教科書と今の中高校生が勉強する教科書を比べると一目瞭然です。
数年前の教科書では英語のネイティブスピーカーから見たら「こんな表現使わないよ!」「文法的には成り立つけれど変だな」と言われてしまう文章もありましたが、現在使われている教科書ではイギリス人女優Emma Watsonさんの実際のスピーチが題材とされているなど、よりネイティブスピーカーが話す言葉に焦点を当てています。
つまりリスニングでもこの流れに沿い、難しいフレーズやかしこまった文章よりも会話表現やイディオムが多く出題されることが予想されます。
より実践的なリスニングを学ぶには
リスニングの教材は世の中に沢山溢れています。どれが実践的な英語を話しているのか、どの教材が大学入学共通テストの対策になるのか、頭を悩ませている方も多いでしょう。
そんなときにお勧めしたいのは「TEDtalks」や「YouTube」を上手に活用することです。
興味がある分野がきっと見つかる!TEDtalks
TEDtalksはある分野に精通したネイティブスピーカーが大衆を相手にプレゼンテーションを行ったものを録画したものです。
例えば「英語をどうしたら話せるようになるか」「人生の意味とは」など様々な題について5分~20分にかけて語られます。
TEDtalksは海外では重要とされるプレゼン力をも学べるだけではなく、日本語訳や英語字幕まで表示することができる優れものです。
もちろん話し言葉であるので実践的な英語のリスニング対策にはもってこいの教材です。
自分のレベルに合わせて!YouTube
TEDtalksは興味深い話題が多いのですが専門的な話が多いので気が乗らないという方にはYouTubeにある英語学習者向けコンテンツを利用することをお勧めします。
「英語」「リスニング」「初心者」または「英語」「話し言葉」「イディオム」などと検索すれば人気英語講師の解説動画を手軽にみることができます。
さらにこの検索時に「English」「listening practice」「idioms」などと英語で検索をすればネイティブスピーカーが英語で英語を解説するコンテンツにアクセスすることができます。
自分のレベルに合わせて数ある動画のなかから興味をもったものを選べるのが最大の魅力です。
ただ動画を観たり英語を聞いたりしているだけでは効果なし
英語は聞くだけで理解ができるようになると言われることもありますが、ただ聞くだけではリスニング力は大幅には上がりません。
「ながら聞ぎ(何かをする片手間に英語を聞くこと)」や「リスニング対策動画を観る」ことは残念ながら画期的な勉強法とは言えません。
何事も集中して取り組むほうが効果を得られるのと同じで英語も「聞こう!」と思って取り組むほうが断然効果が得られます。
リスニングの勉強法としておすすめなのは「ノートを取ること」「日本語字幕なしで聞くこと」です。
リスニングした内容のノートを取る練習
ノートを取ることの意義、分からなかったフレーズを書き止め復習するためでもありますが、聞いて文字に起こすという行為をあえてするためでもあります。聞いて文字に起こすという行為はただ聞いて理解するよりもはるかに難しいです。
なぜならば書き止めるためにしっかりと聞いて理解し、さらにそれを暗記し書き写すという精密さを求められるからです。
つまり聞いて書き写そうとするだけで必然的に非常に集中した状態がつくられるのです。
字幕なしで英語を聞く練習
日本語字幕なしで聞くことの意義は「日本語を介さず英語を英語で理解する」練習をするためです。
日本語があると英語の単語は聞き取れるかもしれませんが文の構造にまで注意が向けられないことが多いです。
単語が聞き取れたことで日本語訳と照らし合わせ分かった気になってしまいます。さらに日本語を介さずに英語を英語のまま理解することは脳の処理スピードを上げ、高度なリスニング力の習得にも役立ちます。
リスニングに苦手意識があるあなたへ
リスニングがいかに大学入学共通テストで大事なのかは分かったけれど今更リスニングができるようになるなんて思えない、と考えている方に伝えたいのは「リスニングも努力次第」ということです。
確かにリスニングは今までの義務教育で力を入れられていたわけでもなく急にできるようになれと言われてすぐにできるものではないです。しかしリスニングは数学や国語など一定のセンスが問われるのとは違いセンスがなくとも努力次第でどのようにも上がるものです。
リスニングの勉強法 第一歩
まず単語を覚えましょう。何千語も覚えなさいと言っているのではありません。基本の動作を表す動詞や形容詞、名詞などを覚えずしてリスニングを始めることは得策とは言えません。
単語は英語の勉強においてすべての基礎となるものでリスニングに関しても例外ではありません。
ただ基本的な単語というものは大学入学共通テストとセンター試験で比較したとき、出題される内容に大幅な変化はないと予想されます。
したがって従来同様単語帳一冊で十分カバーできるものであり、従来のセンター試験対策用として出されている参考書で十分対応できると考えられます。
単語の勉強法に関しては大きく変える必要はありません。
リスニングの勉強法 第二歩
次に「音読」をしましょう。「リスニングの勉強なのに話すことを練習するの?」と思われるかもしれませんがリスニングの基礎力を上げるには音読は非常に効果的です。
リスニングで大切なのは「話し手が何を言っているのか理解すること」でしたよね。理解するには話し手が単語をどのように発音するのかを知らずして実現することはできません。
日本語で「アイ、ライク、マクドナルド」と話したときおそらくネイティブスピーカーはなかなか理解してくれないでしょう。これは日本人が見て覚える単語と実際の発音が異なるからです。
音読はリスニングで単語を聴き取る前段階の準備です。
音読もただ文章を読むのではなくネイティブスピーカーの後に続いて発音練習をする方法や、ネイティブスピーカーと同時に文章を読み上げるシャドーイングと呼ばれる方法がお勧めです。
どちらもポイントはネイティブスピーカーの発音を知ることにあります。
リスニングを制すものは大学入学共通テストを制す
センター試験ではリスニングの配点は50点であり英語のテスト全体では比率が低いものでした。しかし大学入学共通テストでは配点が高くなることに加え、大学によっては英語自体の配点も高くなります。したがってリスニング対策をすることは大学受験において重要なカギとなります。
また大学入学共通テストのリスニングは実践的な会話に焦点を当てると予想されるので従来の勉強法では対策しきれません。
上記に挙げたようにYouTubeやTedtalksなど生きた英語を実際に聞いて耳を慣らしていくことが大切です。リスニング対策はコツコツと根気強く進めることが大切です。
努力次第で点数が上がるものなので諦めず頑張って欲しいと思います。
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