【国語】大学入学共通テスト[プレテスト解説]から現代文を対策

【国語】大学入学共通テスト[プレテスト解説]から現代文を対策

みなさん、こんにちは。

今回の記事では、大学入学共通テストの国語の対策についてご説明したいと思います。

宜しくお願いいたします。

大学入学共通テストプレテストから分かる共通テスト国語・現代文の出題傾向

テスト

大学入学共通テストの国語全部で5つの大問から構成されており、第1問から第3問にかけて現代文の問題が出題されます。

センター試験時代は現代文は第1問と第2問で出題されていたので、共通テストでは現代文のウェイトが大きくなることが分かります。

共通テストでは記述式の問題が登場するということが予告されており、国語の第1問でいくつか記述問題が出題されることになっています。

第2問では論説文、第3問では小説(詩やエッセイも含む)が問題文として登場します。

第2問第3問についてはセンター試験時代と大きな変化はありませんが、問題の形式などがやや変化しているという印象です。

まず第2問(論説文)については文章だけでなくいくつか用意された資料にも目を通した上で問題に答える必要があるので、より短時間で文章の大まかな流れ作者が述べようとしていることを理解する必要があります。

また第3問についてはセンター試験時代には小説が出題されることがほとんどでしたが、平成30年度に実施された大学入学共通テストプレテストでは詩とエッセイが出題されており、形式に変化があることが分かります。

大学入学共通テスト国語・現代文ではどのような対策が必要?

独立行政法人大学入試センターはこれまで実施した大学入学共通テストプレテストの問題、解答のほかに「問題の狙い」や「問いたい資質」などを公表しており、大学入試センターの公式ホームページにて確認することができます。

「問題の狙い」を見ると、第1問では文章を正確に読み取ることや考えたことを上手く表現する力、第2問では文章の内容を正確に読み取り、全体を通して主張されている考えを理解する力、第3問では作者の心情や意図や表現の工夫を理解する力が求められています。

これらの能力を短時間で獲得することは容易ではありませんが、他の科目よりも比較的難易度が高い現代文であっても日々の鍛錬を積むことによってある程度点数を安定化させることができます。

選択肢を吟味する力を養おう

現代文ではとりわけ紛らわしい選択肢が多いため、油断してしまうと間違った選択肢に辿り着いてしまいます。

出題者が設けたひっかけに惑わされることなく短時間で正しい選択肢を決定することが大事です。

共通テストの対策を始めたばかりの段階ではなかなか高い正答率を叩き出すことは難しいお思われますが、共通テスト専用の問題集や過去問、プレテストの問題などを活用して問題に慣れることによって段々と正答率を安定させることができるのではないでしょうか。

解説をしっかり読むことで適切な選択肢を選ぶために文章をどのように読んでいけば良いのか理解できるので、問題を解いた後は答えを確認しただけで終わらずに解説を時間をかけて読むことが重要です。

記述式問題に慣らしていく努力をしよう

今までは理系の国公立大学志望の方や、センター試験は受けるけれども国公立大学を受験するつもりはなく、私立大学だけを狙っている方は国語の記述対策をする必要はありませんでしたが、共通テスト導入以降はある程度対策をしなければなりません。

記述式問題は5つの大問のうち1つを占めると言えども、他のマーク式問題(200点満点)に比べればそれほど配点のウェイトは大きくはないため、理系の受験生の方や現代文の記述が苦手な方はそれほど熱心に取り組む必要はないでしょう。

しかし全く点数が取れないのもまた問題ですので、標準的な現代文の参考書を活用したり、学校や予備校の先生などに記述の答案をチェックしてもらうなどして長めの文章を書くことに慣れておくことが求められます。

漢字問題で確実に得点を稼ごう

得点

大学入学共通テスト国語現代文ではセンター試験時代と同様に数問漢字問題が出題されることが予想されています。

漢字問題は高校生であれば簡単に正答できるような平易なものがほとんどであるため、ここで点数を落とさないための対策が求められます。

書店では大学入試に対応した漢字問題集がいくつか販売されているので、自分に合いそうなものを選び、ひたすら問題を解いて入試に出題されやすい漢字を覚えることが重要でしょう。

センター試験の過去問を使うのも有効

現代文については(記述問題は除く)共通テストとセンター試験の問題は似ているため、これまで30年以上にわたって行われてきた大学入試センター試験の過去問を使って対策を進めるのも有効です。

新品の赤本を手にいれることは難しいでしょうが、Amazonなどのインターネット通販サイトや古本屋などを活用すれば数年前に発売されたセンター試験過去問集を簡単に購入することができます。

現代文の問題を解き終えるまでにどのくらいの時間を要するのか把握し、今後の学習に生かしていくことができるので回答時間を測定しながら問題を解くことおすすめします。

日頃から文章を読む習慣をつけることも大切

現在高校1年生、高校2年生の方などまだ本格的に受験勉強がスタートしていない学年の方の場合、日常的に長めの文章を読み込む訓練を積むことも大事です。

学校の図書館などに行けばお金をかけることなくさまざまなジャンルの本に触れることができますし、Amazonキンドルなどの電子書籍サービスを使えばスマートフォンやパソコンなどでも気軽に色々な文章を読むことができます。

大学入学共通テスト国語で出題される論説文や小説、エッセイを中心に読書をするのももちろん良いですが、自分が興味を持っているジャンルの本を積極的に読むことによって、長文を読むことに抵抗がなくなり、受験勉強をする際に役立つのではないかと思われます。

また現代文は数学や地歴などの他の科目とは異なり、高校1年、2年生の方でも比較的手軽に挑戦することができるので現時点でどのくらいの成績を叩き出すことができるのか試してみるのも良いでしょう。

今回の記事のまとめ

参考書

今回はプレテストを活用した大学入学共通テスト国語現代文の対策方法についてご説明いたしました。

国語は他の科目と比べて対策を講じることが難しい科目ですが、文系理系に関わらずある程度点数を取らなくてはならない科目なので、時間をかけて対策を進めて目標点を取れるように頑張ってください。

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