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私大が難化している3つの理由とは?難化した入試の対策法までご紹介

2022.1.11

近年、私立大学の入試が難化傾向にあります。

今回は、現役早大生の筆者が、私大入試が難化している3つの理由や、それに対して受験生がどう対策をすれば良いのかご紹介します。

2018年に大学入試を経験した筆者の経験も交えてお話ししますので、ぜひご覧ください。

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私大難化の理由とは?

私大難化の理由

2016年度以降、私大の入試は難化傾向にあります。

それには以下の3つの理由があります。

・大学の定員数の縮小

・出願数自体の増加

・入試割引制度の拡充

以下で1つ1つご紹介していきます。

理由①:大学の定員数の縮小

大学の定員数の縮小

私立大学は、国から助成金を貰っています。その額は、大学によって異なりますが、最も多く助成金を受けている早稲田大学で約98億円、2位の日本大学が約94億円、3位の慶應大学が約88億円の助成金を受けています。

この助成金の交付には、2015年度まで定員に対する入学者が1.2倍以上だと助成金が交付されないというルールがありました。

しかし、文部科学省は都心の大学に学生が集中するのを回避するために、このルールを徐々に厳しくしてきました。具体的には、2016年度が1.17倍2017年度が1.14倍2018年度は1.1倍といった具合です。

それに合わせて、大学側も合格者の人数を調節しているため、私大入試の難易度が上がってきています。

例えば、早稲田大学では2016年度の合格者数が17,976人でしたが、2017年度は15,927に2,000人ほど減少しています。さらに2018年度には14,532人へと減少しています。計算すると、3年間で20%近く定員がカットされていることになります。

また、法政大学は、2016年度の合格者数は、23,192人でしたが、2017年度は21,181人、2018年度は17,548人と確実に減少しており、3年間で25%近くの定員がカットされています。

関西の名門私立大学である立命館大学では、2016年度の合格者数は、31,983人でしたが、2017年度は28,142人、2018年度は24,995人と確実に減少しており、3年間で20%以上の定員がカットされています。

理由②:出願数の増加

出願数自体の増加

私大の入試は、国立の入試と違い、日程が被らなければ幾つでも受験することが可能です。

私大入試は、難化しています。そのため、例年に比べて私大を受験する受験生はその不安から、第一志望レベルの大学よりも、保険として受ける滑り止めの大学を多く受験するようになっています。

そのため、現在では早慶上智を狙えるレベルの受験生はGMARCHを多めに受け、GMARCHを狙えるレベルの受験生は東京四大学や日東駒専を多めに受け、日東駒専を狙えるレベルの受験生は大東亜帝国を多めに受けるという傾向が強くなっています。

例えば、先ほど例に出した早稲田大学では、2016年度の志願者数は108,039人でしたが、2017年度には114,983人、2018年度には117,209人と3年間で約8%増加しています。

また、法政大学では、2016年度の志願者数は101,976人でしたが、2017年度には119,206人、2018年度には122,499人と3年間で約20%も増加しています。

立命館大学では、2016年度の志願者数は94,930人でしたが、2017年度には96,126人、2018年度には98,262人と3年間で約4%の増加となっています。

定員数削減で合格者数が減っているうえに、上位大学の受験者がレベルを落とした大学を多めに受け、志願者数が増加しているため、受験生にとってはダブルパンチとなっています。

さらに、次でご紹介することが大学の志願者増加を加速させています。

理由③:入試割引制度の拡充

入試割引制度の拡充

さらに、入試割引制度が充実してきたことが、志願者数の増加を招いています。

例えば、同じ大学の中で複数学科受験するのであれば受験料からいくらか割引が効くといった、併願割引や、願書ではなくてwebで出願してくれれば受験料を割引しますよというようなweb出願割引などがあります。

近年になって、これらの割引制度が私立大学で増加したことにより、受験生は併願受験をしやすくなってきています。そして、このことが私立大学の志望者数を増やす一因になっていると考えられます。

難化した私大入試入試に立ち向かうために

難化した私大入試に立ち向かうために

ここまででお話ししてきたように、私大入試は確実に難化してきています。

それでは、どのようにして受験生は難化している私大入試を乗り越えれば良いのでしょうか?

この章では、難化している私大入試に受験生が立ち向かう方法をご紹介します。

ワンランク上を目指す

筆者が思うにこれが一番かと思います。

今年度の受験生は、第一志望の大学のワンランク上を目指して勉強をして、着地点として第一志望の大学に合格するというのが理想のルートになってくると思います。

筆者は2018年度に大学入試を経験しました。当時、筆者は早稲田大学の政治経済学部を目指していました。政治経済学部は、早稲田大学でもトップの偏差値があり、私大全体で見ても慶應大学法学部と並んでトップクラスの偏差値があります。

しかし結果はどうだったかというと、政治経済学部は不合格でした。また、早稲田大学の法学部、社会科学部、自分の中ではかなり自信があった文学部までも不合格になってしまいました。

しかし、早稲田大学の中でも比較的偏差値が低い教育学部には合格することができました。そして、現在早稲田大学の教育学部に在籍しています。

筆者は、受験生時代は早稲田大学の教育学部に進学することは全く想像すらしていませんでした。入試問題の難易度が高い政治経済学部、法学部、社会科学部は落ちてしまったとしても、文学部には落ちないだろうと思っていたからです。

そのため、筆者は自分の経験からですが、受験生のみなさんは第一志望のワンランク上の大学を目指すことをおすすめします。

幅広いレベルの学部に出願する

私立大学は、日付が被らなければ幾つでも出願することができるので、自分の志望する大学以外にも偏差値帯を分散させて受験するといいと思います。

筆者は、受験生時代は一般入試では10学部を受験しました。筆者と同じ塾に通う友人も多くが大体10学部程度受けていました。

あまり良い例にはならないかもしれませんが、例として筆者の受験した大学名・学部をご紹介します。

早稲田大学:政治経済学部、法学部、教育学部、文学部、社会科学部

上智大学:外国語学部、法学部

明治大学:政治経済学部、文学部、

大正大学:文学部

筆者はどうしても早稲田大学に行きたかったので、受験した10学部中5学部が早稲田大学となっています。

今思えば、この出願はだいぶ攻めています。

上智大学は早稲田大学と比べあまりレベルが変わらないため、滑り止めにはなりません。明治大学も人気の高い大学のため、滑り止めとしては不適格です。実際、筆者は明治大学の政治経済学部は不合格になっています。また、上智大学は2学部とも不合格になっています。

そのため、早稲田大学での受験を2つ削って、日東駒専レベルの大学を滑り止めとして2つ程度入れるとバランスが良くなります。

しかし、「どうしてもこの大学に行きたい!」

という気持ちがある方は、筆者のように志望する大学の学部を集中的に受験するのもありだと思います。

学部ごとの入試対策まで徹底する

これは少し具体的な勉強方法の話になりますが、私立大学は大学ごとに入試問題の傾向が大きく異なります。また、大学によっては、学部ごとに全く問題形式が違うという大学もあります。

例えば、早稲田大学に出題される英語の問題は、総じて読解の量が多いです。各学部でも特徴があります。政治経済学部では、国語の問題で現古漢融合問題が出題されます。文学部では、英語の文章を要約する問題が出題されます。社会科学部では、社会で非常に難易度の高い四択問題が出題されます。

このような学部ごとのユニークな問題は実力のある受験生がしっかりと対策をすれば対応できるものばかりです。

しかし、時間がなくて大学・学部ごとの対策までできない受験生は多いですので、しっかりそこまで対策をすることができれば他の受験生に差をつけることができます。

私大難化についてのまとめ

今回は、私大入試が難化している理由やそれに対しての対策法についてご紹介しました。

やはり、第一志望に合格するためには、その大学・学部よりワンランク上の大学・学部を目指して勉強することが一番良いと思います。

その方がよりやりがいのある受験生活にもなると思いますのでおすすめです。

投稿者:miya

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