センター試験から大学入学共通テストに、2020年度から入試が変更されます。
新学習指導要領の内容に沿って、テストの出題内容や回答方法が変わります。2020年度の受験生はどのような変更が行われるか気になっているのではないでしょうか?
大学入学共通テストは時間配分や配点の変更や、記述式の問題が新たに出題されます。
数学について、プレテストの出題内容や配点、回答方法から、センター試験からの変更点を説明します。
ぜひご参考にしてください。
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数学の変更点は?
大学入学共通テストは2020年度入試から新たに導入されます。
国語や数学は従来のマーク式の問題に加えて、記述式の問題が出題されると発表されました。大学入学共通テストに備えて2017年度、2018年度にプレテストが2回行われました。
発表通り、数学(数学Ⅰ数学A)では記述式の問題が出題され、話題になりました。
また、解答時間にも変更ありました。国公立志望で数学が必要な方や、理系の方で大学入学共通テストの受験が必要な方は、変更点を把握しておくことが重要です。
変更点を適切に理解した上で、受験勉強の計画を立てましょう。
ここでは、プレテストの内容から問題の分量や記述式問題の変更点を紹介していきます。
変更の方向性
なぜセンター試験から大幅な変更があったのでしょうか。
今回の変更が行われた理由を説明していきます。
新学習指導要領の導入に伴い、文部科学省が新たに「学力の三要素」を評価することを発表しました。3要素とは、「知識、技能」、「思考力、判断力、表現力」、「主体性、多様性、協調性」の3つです。従来のセンター試験は、知識や技能を評価することに長けていました。
一方で、答えを導くまでの思考過程を評価したり、自分の答えを表現する力を評価することには不向きな試験でした。今までの試験では評価できなかった「思考力・判断力・表現力」の3つの項目を新たに評価するために、大学入学共通テストで大きな変更が行われます。
受験勉強をする際に、「思考力・判断力・表現力」が高められる勉強なのか確認しながら勉強を進めてみてください。
問題の量
数学は試験時間、数学Ⅰ・数学Aは60分から70分へ変更されました。
大学入学共通テストの大きな変更点は、問題の分量が増えました。
平成29年度のセンター試験の数学Ⅰ・数学Aでは16ページの問題量でした。しかし、平成29年度のプレテストでは問題の解答のために提示される情報量が増えたため、問題量が32ページに大幅に増えました。
文章の量が増え、読解能力の有無が問われました。日常での場面を想定した会話文を読む問題が出題されました。
従来のマーク式のセンター試験にはなかった、複数回答可の問題も出題されました。
数学の平均点は30点を下回り、難しい内容でした。一方、設問数は減りました。設問数が減ったことにより、1問あたりの点数の比重が大きくなりました。
記述式の問題
大学入学共通テストのプレテストでは、マーク式の問題に加えて記述式の問題が数学Ⅰの範囲で出題されました。
記述式の問題は、小問3問分でした。
数学の記述式の問題は、国語と異なり、採点方式を採用していて、合計100点の中で配点されます。ちなみに、国語は記述式の問題は5段階で評価される「段階別評価」です。数学のプレテストでは多くの無回答があったため、変更の余地がありそうです。
記述式の問題の出題方法や採点方法は随時チェックしておいた方がよいです。
試験への対策
大学入学共通テストの導入により、従来のセンター試験から大きな変更行われます。
変更により不安になっている受験生や、勉強方法に困っている受験生の方も多いかと思われます。
今後の対策のために、プレテストの内容から配点や時間配分について紹介します。配点のバランスや時間配分を意識したうえで、受験勉強を進め模擬テストを何度も解くことで高得点を狙えるようになるでしょう。
プレテストでは、数学以外の他の教科の平均点が60点ほどであるのに対して、数学Ⅰ数学Aの平均点が30点を下回りました。
数学で高得点を取ることができれば、他の受験生を大きく差を付けることができます。
テストの配点や時間配分を理解し、受験勉強に活かしてみてください。
テストの配点
大学入学共通テストの第1回プレテストでは公表されませんでした。
しかし、第2回プレテストでは公表され、100点満点でした。問題の構成はセンター試験とほぼ変化はありません。
数学Ⅰ・数学Aでは、第1問と第2問は数学Ⅰの範囲の問題で、配点は60点分です。第3・4・5問が数学Aの範囲で2つ選択する問題で、配点は40点分です。
記述式の問題は小問3問ほど出題されました。
時間配分
大学入学共通テストのプレテストでは、70分に回答時間が伸びましたが、問題の分量が多いため時間配分が肝になります。
配点の大きい問題に時間をかけましょう。第1・2問が合計60点分の配点があります。
第1・2問に35分で解き切ることを目標に目指しましょう。そして第3・4問を25分で解き切り、最後の10分を見直しに充てることができればベストです。
マークミスや記述ミスを最後の10分で確認し、点数の取りこぼしを防ぎましょう。新たに複数回答可の問題が出題されます。消しゴムで塗りつぶしを丁寧に消さないと、機会が誤認して採点ミスを起こす問題が前回のプレテストでありました。
複数回答可の問題は、丁寧に確認しましょう。数回テストの練習をして、自分なりの時間配分を見極めることが大事です。
配点の大きさに合わせて時間配分してみてください。
【数学】大学入学共通テストの問題にかける配点と時間配分は? まとめ
大学入学共通テストの数学の変更点や対策について説明しました。
大学入学共通テストでは、表現力を間接的に問う問題が多いです。
数学Ⅰ数学Aは試験時間が70分に伸び、記述式の小問が3問ほど出題されました。記述式の問題は問題を解く思考プロセスを解く問題でした。
さらに、文章量も多く、早く多くの文章を読み解くことが求められます。
公式や解法を暗記するだけでは解答するのが困難です。
しかし、大学入学共通テストの数学の平均点は30点を下回り、正答率30%以下の問題が多かったです。
記述式の問題の3つのうちの1つは、正答率は3%のものもありました。内容の難しさが問題になっており、問題の難易度や問題量は今後変更される可能性があります。
今後の変更点については、大学入学センターや文部科学省の発表を随時確認していくことをおすすめします。
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