医学部受験で必ずやっておくべきセンター英語の対策方法とは?

医学部受験で必ずやっておくべきセンター英語の対策方法とは?

2020年度はいよいよ最後のセンター試験となります。英語に関しては、民間の資格・検定試験の併用による4技能評価が公表されていますが、どの資格・検定試験の結果を利用できるのかは大学によって異なるようです。

しかし、まだまだ先行き不透明な大学入試制度の改革。医学部受験を考えている人には非常に不安な状況です。

このような不安定な状況で、ただでさえ情勢に左右されやすい医学部を受験する今年の受験生はかなりのメンタルケアを必要とされるでしょう。今年、医学部受験をする人は、必ず今年で合格を勝ち取りましょう。

今回は、医学部受験の突破に重要な位置を占めるセンター試験の対策、特に英語について解説していきたいと思います。

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武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。

センター試験の英語で高得点をするために必要な力とは

地球儀と子供

医学部受験を考えている人であれば、必ずセンター試験は受けることになると思います。

私立専願であったとしても、センター利用できる私立大学もありますし、医学部受験の状況は刻一刻と変化していくため、安全側を見込むためにも、センター試験の受験は必須と言えるでしょう。

医学部受験のセンター試験において、英語の得点力は結果に大きく影響します。何故ならば「みんな出来て当たり前」だからです。

センター試験の英語は決して簡単な試験ではありません。きちんと毎回、安定した点数を取ろうと思えば、半端な対策・勉強法ではいけないのです。

しかし、医学部受験ではセンター英語の対策はほとんど二の次という人が多いのは、基礎的な力がすでに身についているという証拠でもあります。

つまり、センター英語の対策で重要なのは「他教科の足を引っ張らないような勉強法で、効率よく高得点を狙う勉強法を知ることなのです。

センター試験英語の筆記では「最低限の語彙力」と「読むスピード」が重要

現行のセンター試験英語は、80分の筆記試験と30分程度のリスニング試験となっています。

筆記試験は6つの大問に分けられており、①発音・アクセント②語彙③文法④~⑥長文読解という構成で例年行われています。

過去問を見れば分かるように、難解な単語はほとんど出現せず、比較的平易な文章がほとんどです。つまり、彙は最低限で良いということです。

また、医学部受験であれセンター試験英語は9割以上の得点が目安ですから、「ミスをしない」対策が必要になります。

初めて過去問を解いてみると分かるのが「意外と時間が足りない」ことです。これは、問題形式に慣れていくことである程度スピードアップはできますが、人によっては毎回試験時間ギリギリに解き終わる場合もあります。

9割以上の得点を目指す医学部受験では、問題を解くスピード、つまり読解スピードを上げることは必須の課題と言えます。それに加えて、ミスをしない正確さも必要です。

センター試験英語のリスニングの対策は手を抜く人が多いけれど…

医学部受験をする人であっても英語のリスニングは苦手とする人が多く、数学や理科でほぼ満点を取れる人であれば、はなから対策をしないこともあるようです。

確かにそれも1つの戦略と言えますが、数学や理科の学力にこれといって問題がないのであれば、リスニングの対策もきちんとしておくことをお勧めします。医学部受験におけるセンター試験の点数は「足切り」のラインでもあるため、できる限り点を稼げるようになっていた方が実際の出願の際に困りません。繰り返しになりますが、医学部受験のセンター試験は「9割得点すること」が目安です。

特に国公立医学部を受験する場合、これを超えるかどうかで、出願できる大学はかなり変わります。

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医学部受験のセンター試験英語で高得点をするための対策はこれだ!

考える男性

医学部受験のセンター試験では「ミスをしない」ことが必要な試験であることはお分かりいただけたと思います。では、上に挙げたような能力を得るために必要な対策・勉強法について具体的に解説していきたいと思います。

センター英語の読解ではまず「問題文」を読む!

「え?」と思うかもしれませんが、これは意外と有効なコツの1つです。読解問題を解き始める時にはまず、問題文を読みます。

その大問にはいくつの小問があって、それぞれで問われていることは何か、軽くで良いので見ておきます。

特に小問では、そこで聞かれている答えが「What(対象)」なのか「Why(理由)」なのか「Who(固有名詞や人物であることが多い)」、それとも「Where(場所)」なのか、はたまた「How(方法など)」なのか、つまり問題文の「5W1H」をきちんと把握しておくと、後で本文を読む時に問題を解くことを意識できるようになります。

結果的に問題もスムーズに解くことができます。問題文で問われている5W1Hに丸をつけるなどして、明確にしておくと、後からもう一度読む二度手間をしたり混乱せずに済みますよ。

センター英語の語彙力はシステム英単語/ドラゴン英単語1000がお勧め

どちらも駿台の先生の著書ですが、どちらも実際に私が使ってみて必要十分だと感じた単語帳です。

システム英単語は、2000語前後の収録で、センター英語だけでなく、二次試験の英語の対策として十分に使えるため、こちらを使うならばこれ1冊で良いと思います。かなり短い例文がイラストとともに載っているため、単語のイメージが掴みやすく、用法も無理なく覚えられる、お得仕様です。

また、ドラゴン英単語はかなり厳選された単語1000語が、ミニ解説や例文と共に掲載されています。

単語の語源から想起しやすいように工夫された構成になっているため、知らない単語に出会った時でも、「この語尾だから、これに近い意味かな?」「この語幹はあの単語の派生かな?」など、ある程度の「類推力」も養うことが出来るようになっています。

システム英単語と比べると、収録語数は半分程度と少し不安になるかもしれませんが、中学高校である程度の英語力を身につけている人であれば追加で単語帳を増やさずとも良いと思います。

自信のない人は、この1冊を完璧に仕上げて(少なくとも5周は暗記する)から、別のもので語彙力を上げるのが良いでしょう。システム英単語との併用もお勧めです。

センター英語のリスニング対策にはYouTubeを使おう!

ひと昔前では考えられないような勉強法かもしれませんし、今の医学部受験生の親世代からすれば「遊ぶな!」「怠けるな!」と怒られるかもしれません。

しかし、時代に合わせて勉強法は変化していきます。医学部は時代の最先端の技術を学ぶ場所でもあります。

勉強する量は年々倍増しており、教授たちが学生だった頃と同じ時間で何十倍もの(大げさじゃないですよ!)量の知識を詰め込まなければならないのが現状です。時間短縮・効率アップのためには、利用できるものは全部使いましょう。

センター試験英語のリスニングは、対策に腰が重くなりがちです。配点も低いし、筆記のように単語を覚えれば必ずできるようになる実感もない、いわば掴み所のない科目だと感じている受験生も多いと思います。

そこで、リスニングは、隙間時間に楽しく得点力をつける勉強法を提唱したいと思います。

YouTube上には星の数よりも多いくらいの動画が溢れています。視聴の年齢制限などがなければ海外のYouTuberたちのVlog(ビデオブログ)も観ることができます。

これを使わない手はありません。できれば英語を母語としている(と思われる)人のチャンネルを探して、いくつか動画を見てみましょう。

登録者の多いチャンネルであれば、英語の字幕に加えて日本語の字幕をつけている人もいますので、視聴しやすいと思います。

ゲーム実況などよりは、日常のブログを記録したようなVlogの方がリスニング対策には適しているかと思いますが、自分の好きなチャンネルで良いので、視聴を習慣的にすると良いでしょう。

1日10分程度で良いので(見過ぎは注意!)、まずは英語の字幕有りで動画を見ます。最初は全く聴き取れないかと思いますので、速さを落としても良いでしょう。(設定欄に速度調整のボタンがあるはずです。)

出来るだけネイティブの話すスピードで慣れておくと、センター試験英語のリスニングは格段に楽になります。

1ヶ月も続ければ、字幕なしでもおおよその話している内容は分かるようになります。楽しく、無理なく、隙間時間でリスニング力を手に入れましょう。

センター試験は難しい試験ではない。きちんと対策をして9割を安定して得点しよう!

スマホでyoutube

医学部受験におけるセンター試験の位置付けは本当にシビアです。決して難しい試験ではないけれど、9割を安定して得点するのは誰にでもできることではありません。

ちょっとしたミスや緊張ですぐに点数が暴落してしまうこともあります。これを防ぐためには日々の地道な勉強の積み重ねが一番の対策となります。ここで挙げたような勉強法を上手く活用して、安定して高得点を取れるように頑張ってください。

     

 

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