福岡大学医学部は医科単科大学であり、私立大学医学部の中では「学費が超高額な医学部」という評判で有名な大学です。実際、6年間の学費は私立医学部31校中3番目に高額となっています。医学部受験生にとっては「裕福な医師家庭の生徒が受験する医学部」といったイメージでしょうか。また、偏差値は現在のところ82校中76位となっていますが、受験生は西日本を中心として全国から集まります。
超高額な学費やワーストクラスの偏差値、という評判の福岡大学医学部ですが、その実態は意外と知られていないかもしれません。今回は、福岡大学医学部医学部の概要と、福岡大学医学部医学部に特徴的な2つの事項、さらに不正入試問題についても取り上げて、分析していきます。
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福岡大学医学部医学部はどんな大学?
2019福岡大学医学部の学費・授業料
1年:-
2年~6年:-
1年:-
2年~6年:-
1年:1年:3,688,000円
2年~6年:688,000円
福岡大学医学部といえば「高額な学費」「低い偏差値」という評判が必ず出てきますが、実際のところはどうなのでしょうか。
医学部は他学部と違って、あまり新設されることがなく、偏差値が大きく変動したり、学費が大幅に安くなったり高くなったりする動きは、ここ数年ではあまり見られません。
2018年から問題が表面化した医学部不正入試問題についても触れながら、世間の評判からくる福岡大学医学部のイメージを丁寧に分析してその実態に迫ってみましょう。
学費は6年間で3700万円超!確かに高額ではあるが…特待制度などは充実
福岡大学医学部医学部の学費は6年間で3770万円と、私立大学医学部31校中で3番目に高額となっています。「裕福な医師家庭の子女しか行かない・行けない」という評判は確かに正しいようです。ちなみに、学費が私立大学医学部の中で一番安い国際医療福祉大学では、6年間1850万円ですから、一口に私立大学医学部といっても学費の差というのはかなり幅があることがわかります。私立医学部の場合、学費の高さは偏差値の高さに逆相関するというのが一般的と考えてよいでしょう。
高額な学費が必要となる福岡大学ですが、奨学金や特待制度は充実しています。特に福岡大学医学部独自の奨学金制度が複数あり、経済的に学業を続けることが困難になっても成績優秀であれば給付や貸与を受けることが出来るようになっています。
ただし、各々の給付額などは学費をカバー出来るほどの額ではないため、それなりの経済力が必要な大学であることに違いはありません。
国公立大学であっても医学部に入ると、学費以外にも寄付金や書籍費、交際費などで何かと費用は嵩みます。特に私立大学の医学部受験を考えている人は、6年間でトータルどのくらいの費用がかかるのか、さらにそれは「いつ」必要なのか、といったことをリサーチしておくと良いでしょう。
不正入試はあった!その後の対処や今後の入試はどうなるのか?
2019年3月、福岡大学は、医学部医学科における入試において不正があったという事実を認め、2018年度(平成30年度)と2017年度(平成29年度)の受験生に10万円を支払うことを発表しました。不利益を受け、入学資格があったと想定される受験生への追加入学措置は実施しないとしています。
具体的には、現役と浪人を区別して、一律に点数に差異を設けるという不正な取り扱いがあったということを文部科学省から指摘されたことで対応を実施しました。追加入学の措置などを取らなかったことについては「不適切だが、追加入学措置をとるほどでもない」ということを述べたということです。
「現役と浪人を区別し、点差を付ける」と事前に公表せずに募集をし、不正入試が実際に行われていたということは、言わば詐欺行為であり、大学という組織がそのような不正を行っていたことは許されません。入学資格があったのに不合格とされた人は、その結果を受けて浪人をした人もいるでしょう。その補償を行わず「たった10万円」で済ませる姿勢は褒められたものではないでしょう。
「今後はそのような不正を行わない」としていますが、受験生の信頼は回復するのでしょうか。そのような大学の姿勢は、入学した後も付きまといます。定期試験は平等に行われるのか、進級判定は理不尽ではないか、などの不安が出てきます。安心できる学生生活のためには、受験を避けた方が良い大学と言わざるを得ません。
福岡大学医学部医学部・2つの特徴とは
医学部は総じてどの大学も似たり寄ったりなカリキュラムですが、大学の特徴や売り文句として、マイナーチェンジをすることもあります。特に私立大学は設備の充実などに特徴が表れます。福岡大学医学部医学部の2つの特徴について見ていきましょう。
特徴1:レスポンス・アナライザーの導入で双方向性の講義が可能に!
福岡大学医学部では、いくつかの講義室に「レスポンス・アナライザー」というシステムを導入しています。教員の問いかけに対して、学生は手元にある端末で回答することが出来るシステムです。
これによって、教員は学生の理解度をリアルタイムに把握しながらフィードバックを行う、という双方向型の講義が可能になっています。
医学部の講義は知識伝達型の受け身な講義に終始しがちですが、このようなシステムを導入することで、教員・学生双方がアクティブに講義に参加することができるため、知識の定着も向上することが期待されます。
特徴2:シミュレーション教育が充実!学生のうちからスキルを磨く
福岡大学医学部には「スキルラボ」という施設があり、そこでは様々な医療手技のシミュレータが設置されています。学生はこれらのシミュレータを使うことで、身体診察や臨床手技などのスキルを身につけることが出来るようになっています。
このような施設は国公立大学医学部にはなかなか充実しておらず、私立大学医学部ならではの設備の充実だと思います。学部生の早いうちから手技を身につけることは、実際の臨床現場に出た時の診療のクオリティに繋がります。
福岡大学医学部医学部は質の高い教育を受けたい人にとっては良い大学
福岡大学医学部医学部は偏差値自体は全医学部の中でもワーストであり、学費も高額であることなどから、評判だけを聞いているとポジティブなイメージを抱きにくい大学です。また、ここ数年で明らかになった不正入試問題についても、誠実な対応を行ったとは評価しづらく、受験生の信頼を回復するにはまだまだ時間がかかりそうです。
しかし、私立大学ならではのきめ細かいサポートで医学部の学生生活を送れるようなシステムが出来上がっている、先進的な大学でもあります。
質の高い教育を受けたいと思う人にとっては、一度は志望校のリストに加えてみる価値のある大学でしょう。
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