どんな学部を目指したらいいのだろうと迷っている高校生の皆さんに、ここでは就職に有利かどうかという軸で経営学部を選ぶメリットをご紹介したいと思います。
大学を選ぶ時点である程度将来の方向性をイメージできている人は、その後の学生生活も有意義に過ごせるので、ぜひ一度卒業後のことも考えてみて下さいね。
経営学部というと、経営者になる人が多いのかな~なんて思う人もいるかもしれませんが、全員がそういう分けではありません。
ほとんどの人は一度は企業に入る選択をするので、どんな企業・業界に就職することが多いのかご紹介します。
また実際に、どのような企業に就職する人が多いのかイメージできるように、有名私立大学の経営学部の就職先をまとめてみました。
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経営学部ってどんなことを学ぶの?
経営学部とはどんなことを学ぶ学問なのでしょうか。
先ほども触れましたが、やはり「経営学部=会社の経営を学ぶ」というイメージがあり、将来経営者を目指す人も少なくはありません。
経営学部は一言でいうと「企業の経営管理や経営方法」を学んでいく学部です。
特に、経営学部で学ぶのは、「経営戦略論」「マーケティング論」「経営組織論」「会社法」「経営哲学」「経営文化論」「経営史」「財産法」「労働法」などが挙げられます。
経営戦略やマーケティング論を学ぶと、日頃目にする広告や、商品パッケージを見たり、またそれを見る場所などからも企業の戦略を想像できるようになります。
また、会社を運営していくにあたって社会における会社の役割を学ぶ会社法や会社内での効率的な人員配置など、時代とともに変わりゆく会社の姿を学ぶ経営組織論も役に立つでしょう。
商学部、経済学部との違い
よく問われるのは、経営学部に対して「経済学部や商学部とは何が違うのでしょうか。」という事ですね。
経済学部は企業よりももっと大きな「社会」や「日本」、「世界」といった大きな視点から経済活動を分析しより良い社会を目指していく学問です。
学問の基礎としては、「マクロ経済学」「ミクロ・経済学」「統計学」「計量経済学」」など理論を中心に学んでいきます。
一方、商学部では財務会計や簿記などプライヤーとして実務的に役に立つスキルを身に着けるイメージが他の学部よりも強いです。
もちろんこの3つの学部の学ぶ範囲は大きく被っている部分があるので、決してこれらを経営学部に入ると学べないということではありません。
ほとんどの大学が経済学部や商学部の枠にとらわれずに、むしろ共有しながら様々な学科を学ぶことができるでしょう。
経営学部の就職先ってどんな企業・業界?
経営学部を卒業する人たちはいったいどんな業界に就職しているのでしょうか。
経営学を学んでいるということは学問的に経済のことや企業のことを理解していると考えられ、幅広く様々な業界から歓迎されるでしょう。
比較的多いのは、金融、IT、メーカー、建築、不動産などがあげられます。
金融・保険業界
金融・保険業界は、一般的にも福利厚生が良く、また業界としての安定感が高く安心して働けることなどで人気が高い業界です。
業界の志望理由の多くは、「待遇・福利厚生が充実しているから」と答える人が多い点も金融業界の特徴です。
一方、メガバンクなどに勤めると何億という大きなお金を動かすこともある業界ですが、安定した中で日々緊張感をもって仕事に臨む必要があるでしょう。
経営学を学んできた学生であれば、一度は検討する業界になるでしょう。
また、勉強してきたことをあらゆる分野で生かせる仕事になることも間違いないでしょう。
ちなみに、近年ではAIによる窓口業務の削減や、ネット銀行など、見える場所での人員削減が予想されます。
規模も資金も大きい企業が多いので、機械に変わることができる部分は、いち早く変わって良く業界かもしれませんね。
IT業界
IT業界というと比較的新しい業界で成長業界には違いないでしょう。
また経営学部に限らず多くの人が注目し、またチャレンジできる業界です。
その理由は、IT業界というと非常に幅広い業界を指す事になります。
その中には、ソフトウェア業界、ハードウェア業界、インターネットやweb業界、情報処理サービス業界などに分ける事ができますが、それぞれの中にもまた幅広い業界にまたがり仕事があるということを大前提にしておきましょう。
実務レベルでも、営業は勿論、エンジニアといわれるシステム開発の仕事かあら、コンサルティング業務まで幅広く、会社により全く異なります。
また、IT企業といわれる企業数も数えきれないほど多く、規模も駆け出しのいわゆるベンチャー企業からDNAのような大規模なものまで様々です。
なので、「IT業界」という枠だけではなかなか仕事のイメージはつかないかもしれません。
メーカー
メーカーの業界も幅広いですが、多くはイメージが付きやすい商品を取り扱っています。
例えば、車や家電製品、ガラスやセメント、生活雑貨、日用品など…挙げ出すと切りがないですが、多くは身の回りにあるものですよね。
経営学部で学んできたマネジメントやマーケティングなどもメーカーだと役に立ちそうです。
それぞれの商品の販売戦略を考えられたりするマーケティング部署は人気ですが、やはり多いのは営業職です。
メーカーで働くやりがいとして、自分が携わった商品が店頭に並んでいたり、広告を見たりすると嬉しいという声も多いのが特徴です。
公務員
言わずもがな人気の職業に公務員は挙げられますね。
実は公務員にを目指すにあたっても経営学部で学ぶ事は役に立ちます。
公務員は一般的には「世間知らず」と揶揄されることもあり、あまり実践的な経営の立場が分からないことがあります。
そこで経営学部で「企業とは」、「商品開発とは」を学んでいる人がいると重宝されるのです。
一度考えてみてはいかがでしょうか。
経営学部で取りやすい資格は?
経営学部で学ぶ4年間の間に、何かせっかくなので資格が取れるといいですよね。
経営学部の人が取りやすい資格にはどんなものがあるでしょうか。経営学部に入学する人は将来のことをよく考えている人が多く、簿記をはじめ公認会計士やMBA、フィナンシャルプランナーの資格取得など、将来実務で役に立つ資格などに挑戦する人も多いです。
ここでは経営学部に入ったら取っておくと将来役に立ちやすい資格をご紹介します。
日商簿記検定
日商簿記検定は、企業の経営管理にも繋がる知識で、財務諸表を読めることでその企業の経営体質を分析することができる資格になります。
通称「簿記」として聞き慣れている資格かと思いますが、それだけ多くの人がチャレンジしています。
特に3級は合計率も高いですが、2級からはぐっと難しくなります。
就職活動でアピールしたい場合には、工業簿記が含まれ損益分岐点を理解したことを証明する2級以上でなければあまり意味を成さないでしょう。
公認会計士
公認会計士の資格は合格率10%と難しい資格になりますが、大学生の間に取れると後々身を助ける資格になるでしょう。
公認会計士の役割としては、一定規模以上の企業や上場企業においては公的に正しく経営状況が報告されているか証明されなければなりません。
つまりこの法律上の「監査」を行うのが公認会計士ということです。
さらに、公認会計士の資格を得ると自動的に税理士の資格も得られ税理士業務を行うこともできます。
税理士の業務はより個人事業主や中小企業よりになり
また経験を積んで来たら、将来独立開業することもできる資格になります。
MBA
MBAとは、「Master of Business Administration」の略称、日本語では、経営学修士のことを指します。
そして、これは将来起業を考えていたり、企業の幹部候補などを目指す人は是非在学中にチャレンジしてみたい称号です。
特に留学を検討している人は留学先を選ぶ時の指標の1つとしてMBAが取れるところを選んでもいいかもしれません。
MBAではより実践的な経営力を身に着ける形でマーケティングや統計学、経済学、財務会計などまさに経営学を学びます。
もちろん簡単ではないですし、海外での取得が多いですが持っていれば間違いなく評価が上がるでしょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーとは、人生において必要な大きなお金の動きを予測し計画的な資金繰りを提案できるスキルを持つ人、またその資格を持つ人を指します。
大きなお金とは、例えば結婚、出産、育児、家を建てたり、税金や年金、保険など、人生において大きな割合を占めるお金のことですが、それらを総合的に分析し判断できる知識を証明されたのがファイナンシャルプランナーです。
特に、金融業界や不動産で働く場合には、お客様の相談事を受けるうえで非常に役に立ちます。
また、自分自身の人生におけるお金の動きに関しても役に立ちますので、取っておいて損はないでしょう。
就職活動においては2級から履歴書に書くことができます。ちなみに2級の合格率は40%前後ですので左程難しくはないでしょう。
有名大学の経済学部の就職先実績
それでは、経営学部の先輩たちはどんな就職先を得ているのでしょうか。
有名な難関大学でそれぞれ発表されている実際の就職先をまとめてみました。
全体的には、まずは金融業界への就職が目立ちますね。
経済学を学んであるので融資などの相談に乗る際も、一つの企業の経営状況などを把握する事ができそうです。
青山学院大学 経営学部の就職先
華やかなイメージのある青山学院大学ですが、就職先も華々しいです。
青山学院大学には、類似の学部として、国際政治経済学部、経済学部もあり偏差値62.5辺りに固まっています。
特に、経営学部の就職先上位20社が公開されていました。
全体的には証券会社、金融が閉めますが、コンサルに準じて、マイナビや楽天など、全体的に1つの企業の経営にコンサルとして関わっていくような仕事に就く人が多そうです。
また、オリエンタルランドや、日本航空など、まさに青学のイメージにぴったりの就職先も食い込んできていますね。
明治大学 経営学部の就職先
明治大学の経営学部も偏差値62.5で青学に並び有名私立大学として名を馳せています。
明治大学の経営学部の就職先には割合別に製造業、情報通信業、金融・保険業が多くなっています。
他にも小売業、卸売業、学術研究、専門・技術サービス業とまだまだ幅広い業種に先輩たちは羽ばたいています。
経営学部の主な内定先の企業名を紹介します。
立教大学 経営学部の就職先
立教大学には経済学部もありますが、経済学部程金融職は強くありません。
もちろん多いですが、製造業やコンサル、通信、運輸系と幅広い業種への就職が見て取れます。
法政大学 経営学部の就職先
法政大学も経済学部もありますが、経営学部と比べても左程業種の割合にさほど差はありません。
多くの学部があり多様性のあるなかで4年間の学生生活を送る事もあり、就職先も他業種にまたがっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。経営学部の就職先は非常に幅広いことがわかりました。
勿論、金融系は多いですが、製造業と大差ありません。
学部に迷ったら、経営学部に着て様々な業種を目指せるようにしてみてもいいかもしれませんね。
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