2020年から、センター試験から大学入学共通テストに変更されます。
新学習指導要領の内容に沿って、テストの出題内容や解答方法が変更されます。
2020年度に受験を控えている学生はどのように対策すればよいのか不安になっている方もいるのではないでしょうか。
大学入学共通テストの国語は、記述式の問題が出題されます。
変更点から、どのような自学自習の勉強法が良いのかご紹介します。独学の方はぜひ参考にしてください。
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国語の変更点は?
2020年度から従来のマーク式のセンター試験から、大学入学共通テストが導入されます。
大学入学共通テストでは、マーク式の問題に加えて国語と数学に記述式の問題が出題されるという事が発表されています。
大学入学共通テスト導入に備えたプレテストが2回行われ、記述式の問題の内容やそのほかの問題が話題になりました。独学を考えているまたは、独学で臨む学生は変更点を正確に捉えた上で準備することが求められます。
ここでは、大学入学共通テストの国語の変更点や変更の意図をご紹介します。
大学入学共通テストの変更の理由
大学入学共通テストは、『英語』『国語』『数学』で大きな変更点がありました。
変更の理由は、新しい学習指導要領の3要素の1つである「思考力・判断力・表現力」の3つの力を評価するために行われます。
従来のマーク式の問題は「知識・技術」を評価するものだったため「思考力・判断力・表現力」を評価できず変更が行われました。
答えを導く思考過程や自分の考えを解答してもらう問題、図表の複数の情報を目的に合わせて処理する問題が増えるでしょう。
独学で勉強する方は、「思考力・判断力・表現力」をつける自学自習をしましょう。
国語の変更点
特に大きな変更点は、記述式の問題が出題されることです。
記述式の問題の出題に伴い試験時間も変更され、センター試験の80分より20分長い100分になります。
記述式の問題は現代文の範囲から出され、1つの大問が記述式の問題となり3つの小問が出題されます。
解答字数がそれぞれ異なり、「20~30字」「40~50字」「80~120字」の範囲内で解答する問題が出題され、採点方法はマーク式の問題の配点とは別に評価されます。
国語は数学と異なり段階別評価が用いられ、5段階で評価されます。
また、マーク式の問題にも変更点がありました。
従来の問題では1つ回答を選択するものだけでしたが、大学入学共通テストでは複数選択する問題が出題され、さらに「すべて選択しなさい」と出題され選択する回答数が指定されない問題も出題されました。
自学自習の勉強法
大学入学共通テストにより大きな変更が行われました。
こういった変更により独学で臨もうとしている学生や浪人生は不安になっているでしょう。
また勉強方法について悩んでいるかと思われます。
独学で勉強する方向けに自学自習の勉強法についてご紹介していきます。
変更点や変更の意図を踏まえて対策する必要があります。
独学で勉強する際に困るのは記述式の問題なので、特に記述式の問題の勉強法をご紹介します。
プレテストの内容と結果
まず、過去に行われたプレテストの内容を見ていきます。
平成30年11月に実施された問題は大問が5題出題されました。
最初の大問3題が現代文でそれぞれ3624字、6731字、3201字でした。
大問4が古典、大問5が漢文でした。
現代文はセンター試験よりも実用的な文章が出題されポスターや法的文書、図表が含まれる文章でした。
設問の条件に合わせて考えなければならない問題が出され、表現力や論理的な思考力が試される問題でした。
全体の平均点は46点でした。
平均点が60%が問題のレベルの目標であるため、問題のレベルが大きく変わることはないでしょう。同じレベルの問題が当日の試験で出題されると考えましょう。
記述式の問題
国語の記述式問題の正答率は字数が多くなるごとに下がり、75.7%、48.5%、15.1%でした。
正答率は大学入試センターが想定していたレベルであるので、同じレベルの問題が出題されます。
独学で勉強する人は、記述式の問題は解答を学校の先生に見てもらうことをおすすめします。
特に80~120字で解答する問題は見てもらった方が良いでしょう。
解答する際に、結論、根拠、問題の目的を踏まえましょう。
また他の文章を読むときにも、文章の本筋の結論や根拠、具体例を意識して読むようにしましょう。
さらに国語に勉強時間を割けるようでしたら、要約をすると良いでしょう。
マーク式の問題
マーク式の問題は従来のセンター試験に比べると、実用的な文章の問題が出題されます。
独学で勉強される方は慣れる為に多くの問題を解きましょう。
そして解き終わった後に音読をしたり、何度も読み返す勉強法をおすすめします。
特に複数の図表が出る問題や契約書やポスターの問題を重点的に行うと良いでしょう。
文章の構成や使われている言葉を理解し、慣れることに最適な勉強法です。
自学自習に取り入れてみてください。
時間配分
試験時間がセンター試験より20分長くなるため、20分の使い方が勝負になります。
対策問題が本屋に並んでいるので、独学の方は購入して何度も解き直しましょう。
記述式の問題に20分多く使うことが一般的です。
しかし、人によっては得意不得意があるので、現代文・古典・漢文を通して問題を解き、時間配分を見極めましょう。
時間配分を決めたら何度も問題を解き得点を上げていきましょう。
また、問題を解くときは10分短い90分で行いましょう。
実際の試験当日は焦りや不安で文章が頭に入ってこず、予定通りに問題を解くことができないことがあります。
事前の対策で90分で問題を解いていると当日のイレギュラーな問題にも余裕を持って対処することができます。
【国語】大学入学共通テストは独学で対策できる?自学自習の勉強法 まとめ
大学入学共通テストの国語の変更点と変更理由に加えて、独学の方に向けておすすめの自学自習の勉強法をご紹介しました。
国語は記述式の問題と実用的な文章が出題されることが大きな変更点です。
思考力や表現力が問われる契約書やポスター、図表の情報を組み合わせて理解する必要がある問題が出題されます。
感覚だけで解答するのは困難でしょう。
日ごろの勉強で実用的な文章を読んだり図形の処理の問題を解いたりすることで対策していきましょう。
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