みなさん、こんにちは。
今回の記事では、大学入学共通テスト国語の古文の対策方法についてご説明したいと思います。
宜しくお願いいたします。
目次
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これまで2回実施された大学入学共通テストのプレテスト
独立行政法人大学入試センターはこれまで平成29年、平成30年に大学入学共通テストの試行調査(プレテスト)を実施しています。
プレテストの試験問題や解答は大学入試センターのホームページから確認することができます。
プレテスト古文の出題状況
平成29年、および平成30年に実施された大学入学共通テストのプレテストでは国語の第4問に古文の問題が出題されています。
平成29年(2017年)実施のプレテスト
平成29年度の問題においては、「源氏物語」および「原中最秘抄」に書かれている文章の一部が引用されており、短めの文章を3つ読んで問題に答えていくという形式になっています。
問1には文の直後に補う表現として適切なものを選ぶ問題、問2には文中の和歌について正しく説明しているものを選ぶ問題、問3、問4では文中の傍線が引かれた部分について正しく説明しているものを選ぶ問題、問5、問6では複数の文章を比較して表現にどのような違いがあるのか検討する問題が出題されました。
平成30年(2018年)実施のプレテスト
平成30年の古文の問題には源氏物語の「手習」巻が採用され、平成29年度とは異なり、長めの文章を1つ読んで問題に答えるという形式になっています。
問1では文章中に引かれた傍線部において登場人物がどのような心情を抱いているか考える問題、問2では傍線部で引かれた部分を現代語訳に訳す問題、問3では文章全体を読んで登場人物の特徴を読み取る問題、問4では文章が進むにつれて人物の心情がどのように変わったのか考える問題、問5では問題文について複数の生徒と先生が会話をしている文章を読んで、文章中の二重傍線部の解釈についてどのような結論に至ったかを考える問題が出題されました。
プレテストから見る共通テスト国語・古文問題の出題特徴
古文の問題はこれまで行われてきたセンター試験と比べて出題傾向にあまり変化はないという印象ですが平成29年度、平成30年度ともに今までのセンター試験には出題されることが少なかった問題がいくつか含まれているようです。
平成29年度の問題は複数の文章が問題文として採用されており、今まで1つの文章だけが問題文として使われることが多かったセンター試験とはやや異なっています。
また平成30年度の問題については問5の問題で生徒と先生が文章の解釈について議論する問題が登場しています。
このような問題はセンター国語の現代文では何回か出題されたことがありましたが、古文では今までほとんどなかったのではないかと思われます。
全体的にはセンター試験時代と比べて問題の傾向に変化は少ないですが、問題文や出題方法などに工夫が施されており、難易度は少し上がっているという印象です。
また古文は1つ1つの問題の配点が高く、小さなミスが国語全体の点数に大きな影響を及ぼす可能性が高いため、時間を考えながらしっかりと問題を吟味し、正確に答えを導く必要がありそうです。
プレテスト解説を大学入学共通テスト対策の参考にしよう
大学入学共通テストは2021年の1月から行われる試験であり、現時点では共通テストの形式に近い問題が少ないためどのように対策すれば良いのか分からないと思っている受験生の方も少なくないのではないかと思います。
他の受験生も状況は同じですが、少しでもアドバンテージを得て合格に近づくためには今ある情報を最大限に利用する必要があります。
過去2回実施された大学入学共通テストプレテストには問題の狙いや、主に問いたい能力などが公開されており、大学入試センターのホームページから確認することができます。
また駿台予備学校や河合塾などの大手予備校は公式ホームページで大学入学共通テストのプレテストの分析や対策方法などを公開しているので、そちらを参考にするのも良いでしょう。
どのような対策が有効?
プレテストの「問題の狙い」を見ると、語句の意味や文法事項をしっかり理解した上で問題文の文脈を把握し、人物の心情変化などを正確に読み取ることが求められていることが分かります。
古文において高得点を獲得するためには古文単語や文法を暗記してから色々な問題を演習し、古文そのものに慣れていくことが重要でしょう。
古文は現代の日本語と似ている点もいくつかあるためあまり熱心に勉強しなくても何とかなるのではないかと考えている方もいるかもしれませんが、古文と現代日本語は全く異なる言語であると考え、英語などの外国語を勉強するような姿勢で学習を進めることが大事でしょう。
和歌に関する問題も出題されています。
和歌の問題は難易度が高いものが多いため確実に正答することは難しい面もあるかもしれませんが、少しでも時間に余裕があるならば和歌に関する勉強を進めることも求められるでしょう。
古文の単語集はいくつか発売されており、書店などで簡単に買い求めることができます。
複数の意味を持つ単語もありますが、そのような単語の場合はなるべく多くの意味を暗記しておいた方が有利に働きます。
古文文法に関しては単語よりもやや複雑ですが、比較的簡単に暗記できる助動詞や動詞の活用などをしっかり覚えた上でたくさんの文章を読み、しっかり文意を把握できているか確かめることが重要です。
文脈を理解することは簡単なことではなく、ただ単語や文法を暗記しただけでは不十分です。できるだけ多くの問題を解いて自分の理解が正しいのか何回もチェックし、足りない部分を日々の学習で補う努力をするべきです。
センター試験と似た問題も多いためセンター試験国語の過去問を使うのも有効です。
Amazonなどを活用すれば容易に昔の赤本を入手することができるので、なるべく多くの問題を演習して古文に慣らしていくことをおすすめします。
今回の記事のまとめ
今回は大学入学共通テスト国語の一分野である古文の対策についてご説明いたしました。
古文は国語で点数を稼ぐために重要な分野なので、2次試験で国語を受ける必要がない理系の方も避けて通ることができません。
試験本番に向けてしっかり勉強をして、良い結果を出せるように頑張ってください。
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