受験生の皆さんこんにちは!
今回はセンター試験で8割の取ることの難易度と、実際にその得点を取るための勉強について解説していきたいと思います!
センター試験(共通入試試験)は国公立受験の方は必ず必要ですし、私立受験でもセンター試験利用でたくさんの併願校を受験することが出来るので、センター試験をがっつりと対策することは受験で結構大事なことだと思います!
センター試験で8割を得点できると、MARCHクラスの大学ならばセンター利用入試で突破することも見えてくるでしょう。
そこで、今回はセンター試験で8割得点の難易度と、それに向けた勉強法を解説していきたいと思います。これから受験を控えている学生さん達は是非参考にしてみてください!
イマからでも間に合う!
難関大学でも武田塾なら逆転合格!
- 授業をしないから『できる』ようになる!
- 自学自習を徹底管理!学習スケジュールをサポート!
- 得意科目と苦手科目を分析した
完全オーダーメイドだから取りこぼしがない!
武田塾独自の学習方法で毎年多くの難関大学校合格に導いています。
無料受講相談では、武田塾の学習方法のご紹介から、現在の実力から志望校合格までのカリキュラムを無料でご提案しています。
まずは一度お近くの校舎へご相談ください!
センター8割の難易度とは?
早速ですが、センター試験で8割を獲得することはどれくらい難しいのでしょうか?
科目によって8割に点数は違いますね。数学ならIAとIIBでそれぞれ80点、国語ならば古典・漢文・現代文それぞれ40点、配点が高い英語(筆記)は160点といった感じですね。
それぞれ科目によって8割の難しいさというのは違ってくるので、分けて紹介したいと思います。
今回は「英語・国語・数学・社会・理科」の科目で、それぞれどれくらいの難易度なのかを説明します。
センター8割:英語
まず最初に、英語の試験で8割を取るにはどれくらい難易度なのかを説明していきたいと思います!
結論から言うと、東進や河合模試の偏差値で60付近ではないかと言うのが見解です。
ですでの、ある程度勉強していないと、取れるボーダーではないですね。
センター試験の英語は、試験時間の割に解く問題が多く、特に長文の配点がとても高いので、ある程度英語長文を読み慣れていないと、なかなか得点ができないかと思います。
試験で使われる単語は格段に難しいわけではないですが、資料を読んで解いたりする問題があり、「慣れ」が必要なのである程度の対策は必要になっていくるかと思います。
慶應や早稲田ならもちろん、MARCHの以上の大学を目指している生徒であれば確実に得点しておきたい基準点となりますね。
全体の平均点は200点満点中(筆記のみ)116点となっています。
センター8割:数学
続いて、数学の試験でセンター試験8割を得点することの難易度について説明します。
センター数学はIAとIIBでそれぞれ別れて試験を受ける形になりますが、正直8割を得点するのはかなり難しいかと思います。
理由は、圧倒的に時間が足りないからですね。IAならばまだしも、IIBは数列や微積などで計算量が多く、かつ結構複雑な処理を求められるので、ある程度の計算力が求められるのです。
また、センター試験は全部マーク式なので、途中式などの部分点がありません。なので、問題の解き方がわかっていても、計算ミスなどをしてしまうと、のちの穴埋めが全部間違ってしまうなんてケースもあるので、落とし穴がところどころあるんですよね。
国立の記述式の問題ならば、考え方や解答の導き方なども採点するので、答えが間違っていても部分点がもらえるのですが、センター試験では答えのみ採点項目なので、だいぶシビアですね。
個人的にはIAで8割を取ることは言うほど難しくはないと思うのですが、IIBで8割得点するのは、問題も終盤は普通に難しいので、かなり難易度は高いと思います。
計算処理など省略する公式などのテクニックを習得するといった、センター試験専用の対策が必要になってくるかと思います!
ちなみにIAの平均点は100点満中51点で、IIBは49点です。
センター8割:国語
国語のセンター試験で8割の難易度を解説します。
国語は全部で四つの分野に分かれており、「小説・評論・古文・漢文」となっています。
個人的には小説と評論は調子が良いときは高得点が取れますが、話の内容が理解できない時はかなり点数が落ち込む傾向があるような気がします。
ですので、現代文に関しては8割を得点することはさほど簡単とは言い切れないと言う印象ですね。
一方、古文、漢文に関してはそれほど難しくはなく、満点狙いもできる分野だと思います。
なぜかと言うと、古文・漢文は基本的に話の内容が簡単な場合が多く、起承転結があるのがほとんどなので、ある程度文脈を予想でき読みやすいからですね。
きっちりと単語、文法、句形、背景知識を頭に入れておけば点数は安定するかと思います!
各分野のバランスを考えなければ、8割は取れない点数ではないといった感でしょうか。
センター8割:社会
社会で8割はあまり難しくはないと思います。
日本史や世界史、倫理、政経と色々選べるのですが、社会科目は基本的には暗記科目なので、そもそも出題者が毎回違う問題を考えるのは難しいんですよね。
なので、同じような問題が何回も繰り返し出てくるので、対策が非常にしやすいです。
ただ、地理を除いて覚えることが膨大にあるので、暗記が不得意な生徒はかなり苦戦を強いられるでしょう。
逆に暗記が得意な生徒にはかなりの得点源になるポテンシャルを秘めています!
全体的に社会は高得点争いになるかと思うので、文系ならば8割は普通に得点していきたい点数ですね。
センター8割:理科
最後に理科について説明します。
理科では基礎的な問題が中心に出題されるので、基礎がしっかりと固まっていればセンター試験で8割を得点することはさほど難しくはないといった印象です。
問題も、国立試験のように、他の設問の答えが別の設問の解法に必要になってくるなんて事もないので、大きく減点される心配はあまりないんじゃないかと思います。
個人的なオススメは「地学基礎」ですね。他の科目、物理や科学と違って圧倒的に計算量が少なく、社会科目に似ていて暗記ゲーの要素が強いので、安定して点を取りやすいのではないでしょうか?
また、化学基礎はそもそもの勉強量が他の科目より少ないので、割と高得点を狙いやすいのではないかと思います。
生物は暗記量が社会の歴史並みに多いので、暗記が得意な生徒以外はオススメできません。物理も計算問題が多くケアレスミスをすると大幅に減点されるのでリスクが高いです。
センター8割を取るための勉強法
続いて、センター試験で8割得点するための具体的な参考書を紹介したいと思います。
勉強法に加えて、使うべき参考書なども少しだけですが挙げていこうと思うので参考にしてみてください!
それぞれ科目別に紹介していきたいと思います!
センター8割勉強法:英語
最初に英語の勉強法について説明します。
英語は基本的に素質関係なくやればやるだけ点数が伸びる科目と言われているので、たくさん勉強して高得点を狙っていきたいです!
大問別に勉強法を紹介します。
発音・アクセント
発音・アクセントは配点が少ないですが、学校であまり対策されないこともあって結構間違える生徒は多いので、得点できれば他のライバルよりアドバンテージとなるかと思います。最初の設問ですので、サクサクといていけると気持ち的にも良いですよね!
割と発音アクセントにはルールがあってそれらを覚えることによってだいぶ得点が上がります。
なので、普段単語を覚える時などは音読しならがその単語のアクセントを意識して覚えるようにすれば一石二鳥でしょう。
結構アクセントの種類って膨大な量だと思われがちですが、そんなことはなく、結構頻出パターンみたいなのがあるんですよね。そこをしっかり対策していけばある程度問題は解けるでしょう。
文法問題
続いて文法問題の対策についてです。
文法問題は基本的に知識ゲームなので、なんでもいいので一冊文法書を完璧にしましょう!できれば、構文など載っているものが良いですね。
英文の穴埋め問題などは前後の文脈のから判断するものもありますが、典型的な構文を覚えていれば解けてしまう問題が結構多いので、文法はもちろん完璧にするのですが、できれば、頻出する構文なども暗記しておくと即戦力となるのではないでしょうか?
部分的に覚えるのではなく、英文という塊で文法を理解していくのがコツです!
オススメの参考書は「Next Stage英文法・語法問題4th edition」というもので、とてもクオリティーが高い内容となっています。
長文問題
長文問題は配点が一番高いので、しっかりと対策し得点をとっていきたいですね。
まず、基本的な単語、文法、構文などは一通り完璧にしましょう。そうでないと、シンプルに長文の内容が理解できずに設問に答えられないからですね。
基礎を整えたら、長文問題に取り掛かりましょう。読む際のポイントは、第一段落を読んだ時点で、「この後どんなことが書いてあるかな〜。」と推測しながら読んでいくことです!これをすることで、ある程度内容把握がしやすくなるに加えて、最後まで集中して長文を読むことができるので、読む速度が早くなります。
復習は是非とも音読をしてください!頭で文の意味を理解しながら、音読をすることで確実に英語力を身についていくと思います!英語の有名講師が口を揃えて「音読は大事」と言っているので、効果的な勉強法であることは確かでしょう。
オススメの参考書は「英語長文 レベル別問題集」です。音声がダウンロードできるので、復習しやすいかと思います。
センター8割勉強法:数学
続いて数学でセンター8割を目指す勉強法を紹介します。
勉強する際のポイントを以下にまとめておきました。
基礎を固める
数学で点を取るにはまず公式を覚えるといった基礎を固めましょう。
センター試験では基礎を確認する問題はあまりでなく、どちらかというと基礎をひねった問題が多く出題される傾向があるので、基礎は教科書や参考書を通して一通り完璧にしておきましょう。
また、基礎を固めないと応用問題が全く解けなくなってしまうので、センター試験のためだけでなく二次試験のためにも基礎は大事なんだと心得ましょう。
計算力をつけよう
先ほども言いましたが、数学のセンター試験は制限時間の割に計算量がかなり多いです。そのため、計算するスピードが遅いと制限時間内に問題が時終わらないことがしばしば起こります。
手をつけなかった問題で自分が解けるものがあったらとても勿体ないです。ですので、全部の問題に手をつけられるようになるためにも計算力を向上させて、解くスピードを上げる必要があります。
特に、微分積分なんかは1/6公式などを使えばかなり計算を省略できることもあるので、計算スピードを上げるテクニックは参考書を通して覚えていくと良いでしょう!
ケアレスミスをするのが一番受験線にとってもったいないことだと思うので、それをしないためにも正確な計算をできるようになりましょう!
過去問を繰り返し解く
一番効率的な対策はセンター過去問をなんども解いてみるという事だと思います。
やはり、過去問を解くことによってどう言った傾向があるのかを把握することで、徐々にセンター試験の誘導問題やよくあるパターンなどに慣れていき、制限時間内に問題を解くことができるようになるかと思います。
過去問を解くことで、解けなかった問題に出会い、自分のわかっていない分野を効率的に発見できるので弱点補強もしやすくなるのですね!
センター8割勉強法:国語
続いて国語でセンター試験8割を得点する勉強法を紹介します!
全体で8割の得点を出せばいいわけで、一つ一つの分野で8割ではないことに注意してください!
極端な例で言えば、評論文10点でも他の科目が満点だったらトータル8割ということですね。バランスを考えないで8割を取るようにしましょう。
古文や漢文で満点近く取れれば残りの現代文で余裕ができますよね!
それぞれ分野別で紹介します。
現代文
現代文では読解力が大事になってくるので、過去問を解いた後に、筆者の主張をまとめると言った問題文の要約などを復習としてやっておくと結構力がつくかと思います。
センター試験での現代文は、文章量の割に制限時間が短いので、普段から早く文章の言いたいことをつかむ練習をしておくと良いでしょう。これも英語や数学と同じで、センター試験慣れみたいのが大きいので数をこなしていきたい所ですね。
一番最初の設問で問われる漢字や語句の意味などは、参考書を一冊やれば大分完答できるレベルまでいけるので、めんどくさがらずに前もってコツコツ対策しておきましょう。誰でも取れる分野ですからね。
漢字の参考書はこちら古文・漢文
古文・漢文は国語の中でも比較的簡単に点が取れる分野であると思うので、確実に点を取れるようにしておきましょう。
問題文は起承転結が決まっている簡単なストーリーが多いので、物語を読んでいる際に主人公がどうなっていくのかを予想しながら読んでいくと、読解スピードが上がるのではないかと思います。
単語や句法、構文などをしっかりと頭に入れておけば、だいたい対応できる難易度になっているので、何が一冊参考書などを買ってそれを完璧にしましょう。
加えて、背景知識などもあると、昔の時代の人たち常識などにそって文章を読めるのでさらに読解力が上がるかと思います。
漢文で出てくる句形は声に出して音読すること覚えていきましょう。漢文の祖先は中国語で英語と同じ外国語なので、同様の勉強法が使えるということなんですね!
勉強しているけれど、わからない単語はどうしても出てきてしまいます。そんな時は文章の流れから推測して考える必要があるので、普段から物語の起承転結を考えながら解いていくということが必要になってきそうですね。
オススメの古文参考書センター8割勉強法:社会
社会は他の教科の中でも比較的に努力した成果が出やすい科目なので、しっかりと点数を狙いにいきたい所です。
短期間で割と点数の飛躍を見込める教科なので、英語や数学、国語などの対策がまだ十分にできていないという方は、まず社会ではなく、そちらを優勢的に進めると良いかと思います。社会は巻き返しが聞く教科なので。
時間があれば東進ブックスの一問一答などを極めるのも手ですが、コストパフォーマンスを考えるとあまり好ましくありません。なぜなら情報量が膨大で覚えるのにとても時間がかかるからです。
一番オススメの方法は、学校の授業をよく聞き、定期テスト対策をして、そこで培われたベースの知識を頼りにいきなり過去問を解く、といった逆算的な対策です。
こうすることによって、過去問でよく聞かれるポイントなどを理解した上で、それを基に対策できるので、無駄な時間をかけることがないのです。
センター試験での正答率を上げるためには、その試験の正誤問題に対応できる形で知識を吸収する必要があり、それに一番効果的なのが過去問を解くといったアウトプットな訳ですね。
このように最初から過去問を解くといった実践型の対策をすることによって、最短で社会は得点を上げることが可能ですので、勉強時間の確保が難しい国立志望の受験生なんかは参考にしてみてください!
センター試験8割勉強法:理科
最後に理科の対策について話します。
まず理科は物理や化学など選択できる科目が色々とあると思うのですが、得点しやすい科目を選びましょう。
ズバリ!「地学基礎」と「化学基礎」が良いと思います!
先に地学基礎から説明すると、地学基礎は覚える量が少ないい割に、特別計算問題も多くないというラクチン科目だからですね。普通科目って膨大な暗記か思考力を使う計算かで二分できるじゃないですか。しかし、この地学基礎はどちらにも当てはまらないんですよ!対して暗記する必要もなく、計算もないというありがたい科目なんですね。
化学に関しては、センター試験の内容ならばシンプルに勉強する範囲が他の科目と比べて狭いので、かなり対策しやすいというのが理由です。
ぶっちゃけ生物や物理は先にも説明した通り、かなり対策がし難いです。生物は膨大な暗記をする必要がありますし、物理は計算量が多いため、計算ミスするとかなり痛いのです。また、理解する内容がシンプルに難しいためなかなか対策し難いのではないかと考えました。
対策方法に関しては、ほぼ社会と同じです。基本的な知識が整ったら早速センター試験の過去問を解いてみましょう。
そこで、必要な知識や解き方など、自分にかけているものが見えてくるので、その時になったら復習すれば良いです。
センター8割で突破できる主な大学
補足的な内容で、センター試験を80%〜84%獲得したら、センター利用入試でどれくらいの大学をパスできるのか調べてみました。
改めて確認することで、今後の勉強のモチベーションにもなると思います。
下にセンター試験8割得点すると、どのくらいの大学に受かるのかという表を作りました。
レベル | 合格率 |
有名私大(MARCH、関関同立) | 80% |
早慶 | 23% |
地方国立 | 70% |
難関国立 | 37% |
この結果を見る限りだと、「有名私大や地方国立大学には十分対応できる力がついた!」というのが、センター試験8割の意義だということがわかりますね。
東進のデータベースによると有名私大では日東駒専も含むそうなので、MARCHや関関同立に合格にした人のみでの結果ならばもう少し合格率は下がるというのが正直なところですね。
早慶のレベルになるとセンター試験8割越えはもはや当たり前の感じでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
センター試験8割はだいたいMARCH突破には必要な点数であることがわかりましたね。
それぞれ科目別に難易度が変わり、また勉強方法も変わるので、臨機応変に対策してセンター試験を無事乗り切りましょう!
コメントを書く