志望校を検討している高校生の皆さんへ。どんな基準で大学や学部を選んだらいいのか分からないという気持ちよく分かります。
まだまだ先と思うかもしれませんが、ぜひ将来の仕事についても考えて学部を選べたら後々後悔しなくて済みますよね。
特に今回は一般的に就職率がいいと言われる経済学部について、どんな企業・業界に就職する人が多いのかご紹介します。
さらに、有名私立大学の経済学部の実際の就職先もまとめてみました。
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経済学部ってどんなことを学ぶの?
経済学部は、とっても簡単に一言でいうと「世の中の大きなお金の流れを勉強する学問」です。
人々が日々、物を買ったり売ったり、時に引っ越ししたり、旅行に行ったり、そのような一つ一つのお金が動く行為をまとめて「経済活動」といいます。
経済学では、この「経済活動」について、個人ではなく、国レベルで考察することで経済成長や景気動向などの課題を検討していくのです。
つまり、経済学で学ぶのは「個人」や「企業」ではなく「社会全体」関してよりよい方向に向かうお金の流れ、システムを考える学問です。
商学部、経営学部との違い
ところで、商学部や経営学部との違いが分からない人は多いのではないでしょうか。
経済学部がミクロ経済学やマクロ経済学、統計学、計量経済学など理論寄りであるのに対し、経営学部、商学部は経営学や簿記論、財務会計論など、より実践的な内容を学ぶことになります。
経営学部で学ぶことになるのは、主に「企業を経営する方法」です。
経営管理は勿論、労務などの会社法、財産法、労働法、組織論などが中心となります。
一方、商学部ではマーケティングや簿記を中心とした会計学、より実際に働く際に役に立つスキルを学ぶようなイメージです。
経済学部の就職先ってどんな企業・業界?
経済学部を卒業した学生はどんな企業、業界に就職しているのでしょうか。
一般的に良く聞かれるのはやはりお金の流れから社会を見ていることもあり、金融業界に進む人は圧倒的に多いです。
また、社会全体から見てお金の動き、流行などを見る力を勉強しているため、商社やメーカーに就職する人も多いですね。
金融業界
一言に金融業界と言っても、銀行、保険、証券など更にジャンルは幅広いです。
金融業界で働いていることは、一般的に社会的信用は高くなりますし、勿論年収はかなり高い職業になります。
三菱東京UFJ、みずほ銀行、三井住友銀行などのメガバンクなどで働く場合は30代になった時点で年収が700万円程になっていることがほとんどのようです。
商社
商社は、憧れの就職先といったイメージでしょうか。
有名な伊藤忠商事や三井物産といった総合商社以外にも、繊維や調味料などの限られた商材を取り扱う専門商社も存在します。
特に国際化が進み海外が身近になり「海外で・海外と関わりながら仕事をしたい」という学生にも人気です。
また金融業界と同様に年収も高いことで有名です。
メーカー
自動車や家電、飲料水、お菓子など様々な商品を作っている企業全般をメーカーと言います。
経済学部生が学ぶ「ミクロ経済学」はメーカーの企業活動を理解するうえで役に立ちます。
ただ、メーカーと一概に言っても沢山の部署があり、営業、人事、総務、マーケティング、商品企画など、どこに配属されるかは分かりません。
一番多く配属されるのは営業ですが、例えば花形と言われるマーケティングや商品企画の部署を希望する場合は経済学部で勉強してきたことが役に立つでしょう。
経済学部で取りやすい資格は?
大学生活は、社会人に比べると圧倒的に時間があります。
勿論忙しい人もいると思いますが、上手く時間を使って資格を取っておくとその後の就職活動や、社会人になってからも役に立ちますよ。
ここでは経済学部だからこそ取っておく事をおすすめする資格をご紹介します。
日商簿記検定
日商簿記検定は、企業の財務諸表を理解する事で基本的な企業の経営体質や分析力を身に着ける事ができます。
もちろん経理事務を行うに必要な会計の知識を得る事ができます。
日商簿記検定は、初級、3級、2級、1級とあり、高校生でも受験していることから3級までは商業簿記だけのため比較的取りやすい検定になります。
2級からは工業簿記が追加されるため難易度がグっと上がります。何にお金が使われたのかを仕分ける商業簿記に対して、工業簿記は原価計算~損益分岐点などを計算するものとなります。
履歴書には書ける資格になりますが、就職活動で生かしたいのであれば2級はとっておかないとアピールにはなりません。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーは、人生における大きなお金の動きについての知識を証明する資格です。
人生における大きなお金の動きとは、例えば結婚したり、家を買ったり、子供が出来たりする中で必要になって来るお金、また投資や税金などで人生を通して動く大きなお金のことを指します。
特に、金融業界や不動産を検討している人には有利に働く仕事です。また、自分の人生のお金について勉強したいと言う意味では専業主婦の人にも人気の資格です。
国家資格であるFP技能士は、3級、2級、1級とありますが、2級か1級でないと就職活動にはプラスには働きづらいでしょう。
2級を取得した人はその後、協会認定のFPであるAFPやCFPを取得していきより専門性の高い知識を得るように学んでいきます。
リテールマーケティング(販売士)
小売業に必要とされる能力(販売技術・在庫管理・マーケティング・経営管理)などを学ぶことができる資格がこのリテールマーケティングになります。
とはいえ、マーケティングや経営管理などは小売業に限定されるものではないため、企業研修として入社後に取得を求められることもある資格でもあります。
モノの動きやヒトの流れなど実務的に必要なスキルを求められるため、経済学部で得た知識を十分に発揮することができるでしょう。
TOEIC
TOEICは英語の試験ですが、これからグローバル化はますます進むことは間違いありません。
それに伴い大手企業が求める英語力も高くなるばかりです。
英語を公用語化している企業も出る程で、有名な企業としてはユニクロや楽天が挙げられます。
今、英語を使う必要がない企業であったとしても未来は分かりませんよね。
有名大学の経済学部の就職先実績
それでは、参考までに有名大学の経済学部の実際の就職先をご紹介しましょう。
全体的にやはり金融業界への就職が多いようです。
在学中に経済学を学び、社会のお金の流れを理解しているということが少なからず就職にポジティブな影響をもたらしていると言えそうです。
慶應義塾大学 経済学部 就職先
国内最難関私立大学に含まれる慶應義塾大学。
もちろん就職先も有名どころが並びます。
驚くのは、大学全体ではなくあくまで1つの学部での就職人数ですので、その実績は群を抜いています。
上位1位から10位までは金融の他にコンサルティング、シンクタンク業界のアクセンチュアやアビームコンサルティングが入ってきています。
早稲田大学 政治経済学部
慶應義塾大学に続き難関私立大学と言われる早稲田大学。
更に、政治経済学部は有名でやはり金融業界が上位を占めておりますが、アクセンチュアには14人、東京都職員にも12人、NHKに11人、富士通に10人と様々な業界へも就職が決まっています。
学生の傾向としても金融以外に興味を持っている人が多いことが伺えます。また、安定志向が強まっているともいわれています。
関西学院大学 経済学部
関西学院大学は、関西で就職実績の高い大学です。
関西の代表的難関大の1つで、就職実績は99%以上になっています。
特に、関西学院大学では、他学部を履修するシステムが積極的に採用されており、なんと4年間で2学部卒業できるジョイントディグリー制度があります。
経済学だけでなく他の学問も知識も深められると就職にも有利に働くでしょう。
同志社大学 経済学部
同志社大学は就職率が98%を超えており、学生に対するアンケートでも「就職先に大いに満足/満足している」という回答が9割となっています。
詳細な人数は公開されていませんが、主要な就職先をご紹介します。
立命館大学 経済学部
立命館大学の経済学部は少人数教育と国際的な経済センスを培うことに力を入れています。
金融業界も勿論多いですが、他の大学の経済学部に比べてメーカーの就職先が多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
やはり収入面や名前の通った企業への就職を求めているのであれば、経済学部はおすすめです。
ご自身が気になる大学の就職先を調べたい場合は、公式サイトの就職実績のページに確認すると最新の情報を得ることがきますよ。
まだまだ先の話かもしれませんが、一度は検討してみることをおすすめします。
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