現在、中学生でどんな高校に行くか迷っているみなさん、今は全日制の高校に通っているけれどもどうも合わなくて学校を変えたいなと思っているみなさん、「通信制高校」って知っていますか。
なんとなく自由で、あまり通わなくていいけど、イベントとか楽しいことが多いイメージ…そんなところでしょうか。
どれも間違ってはいませんが、ここではより具体的に、通信制高校とはどんな制度があるのか、大学を目指すことはできるのか、学費や編入についてご紹介します。
実は一括りに通信制高校と言っても、それぞれの高校でできることは非常に幅広いです。
ただ、全日制の高校と決定的に異なるのは高校卒業資格の取得の仕方です。
高校生活の送り方に悩んでいる人にとっては通信制高校という選択肢を知る事はとっても有益なので是非参考にしてみてくださいね。
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通信制高校とは
通信制高校とは、その名の通り「通信教育」を以て学習環境を提供する高校を指します。
また、「卒業に必要な単位数を取る」という卒業要件を満たせば、学校に通学しなくても全日制の高校と同様に「高校卒業資格」を得ることができます。
通信教育で学習できるため、「毎日学校に通う」という必要はなく、精神的、身体的に通う事が難しい人や芸能活動などにも大きなメリットがあります。
また、全日制の高校に比べて専門学校のような側面を持つ学校も増えており、多様な学習環境を検討することができます。
特徴1:単位制!
単位制と聞いて、ピンとくる人は少ないかもしれません。
全日制の高校の場合は、各楽器ごとに学習する授業数が学校側で組まれているので余り意識することはないでしょう。
通信高校では「合計74単位を取得すると卒業できる制度」でもあります。
単位制では、授業科目の内容に準じて単位数が設定されており、その授業内容を理解していると認められるとその単位数をもらうことができます。
科目により異なりますが要求されるレポートの提出や、スクーリングという対面指導、テストへの合格などを通じて単位を取得していくことができます。
学習方法に指定は基本的にはなく、授業出席は必須ではありませんが学校ごと、コースごとに単位の取り方に違いがあるので注意してください。
レポート提出やスクーリングの目安
目安として、単位を取るためには、どれくらいのレポートを提出したりスクーリングを受けなければいけないのでしょうか。
例えば、国語で1単位取得するにはレポート提出が3回と、スクーリング(50分)に1回出席し、テストに合格する必要があります。
ちなみに必修科目となっている国語総合は2単位なのでレポート提出は6回、スクーリング2回の出席が必要になります。
特徴3:在籍期間は最低3年!
また、高校の卒業条件の一つに高校での在籍期間は3年以上というものがあります。
あまり学年の意味を成さない単位制ではありますが、1年間で取れる最大の単位数は35に制限されており、早く卒業したくても3年間は在籍しておかなければなりません。
特徴4:全日制からの編入もできる!
通信制高校は全日制の高校に通っている人が途中で編入する事もできます!
ちなみに、全日制の高校からの編入などであれば、通信高校での在籍期間が3年に満たなくても、全日制の高校と通信制高校との在籍期間が合算で3年になれば卒業することは可能です。
「今、学校に通えていない…」という人も通信高校に編入して残りの学生生活で不足単位を補えば留年せずに卒業できるかもしれませんよ。
特徴5:大学受験に必須となる高校卒業資格を得る事ができる!
大学受験をするには、高校卒業資格または高校認定試験への合格が必須となります。
通信制高校では国が認める高校卒業資格を取得できる学校です。
また、多くの通信制高校では大学入学を目指したコースが設置されているので、是非相談してみるといいでしょう。
通信制高校のメリット
続きまして、通信高校に通うメリットをご紹介します。
メリット1:通信制高校の学費は安い!
通信高校の学費は非常に安いです。
公立高校の通信制高校の授業料は、なんと3年間で25万程度に収まります。
私立の通信制高校でも年間30万円程度から授業料が設定されているところが多いので負担を掛けずに高校を卒業することができます。
もちろん履修コースに寄りますので、音楽や美術などのコースを検討する場合、高いものでは年間100万程かかるようです。
ただ、基本の教育レベルにおいては非常に安価ですのでご安心ください。
メリット2:毎日通学しなくてもいい!
何といっても通信制高校の大きなメリットは毎日学校に行かなくていいところです。
通勤、スクーリングは対面指導と言われながらもTVやネット授業でも問題ないため登校の必要性は基本的にはありません。
ただし、卒業条件として、「特別活動として30単位時間(約25時間)以上の指導」を受けなければならないので、単位とは別にこういった活動に参加する必要があります。
そうのような面でも、学校により必ず登校しなければいけない日数も決まっており、公立だと週に1回程度、私立だと年間で4日などと決まっていますので、確認が必要です。
メリット3:幅広い年齢層の友人ができる
通信制高校では、全日制高校と比較して様々な年齢の人が趣味や仕事と両立しながら高校生活を送っています。
様々な背景、経験を持った人たちが集まるので全日制高校では出会えない出会いがあるでしょう。
また、中学や高校で不登校になってしまった人も多いのでそういった経験を経てきた人同士も分かり合える友人ができるかもしれません。
東京と大阪に校舎があるオススメ通信制高校!
今や通信制高校は全国に非常に多くあり、迷ってしまう人も多いと思います。
今回は、東京と大阪にある通信制高校でオススメの高校をご紹介します。
ルネサンス高等学校
ルネサンス高等学校は、全国に校舎を持つ通信制高校です。
特に提携している様々な外部の専門学校とダブルスクールをしながら高校生活を送り、将来にも繋げていけるところが大きな魅力です。
また、インターネットがあれば場所を選ばず勉強できる映像授業に力を入れており、NHK高校講座やスタディサプリなどを活用した学習環境を提供しています。
登校日は最も少ない形だと年に4日間だけでも卒業することは可能です。
一方、週に3日通う通学コースもあります。
【イベント例】
・文化祭
・修学旅行(過去事例:台湾、ベトナム)
こんな人におすすめ!
ルネサンスの一番の魅力は、高校卒業資格を取得すると同時に、提携のハイレベルな「学び」を得ることができるダブルスクールコースが多彩に準備されているところです。
また、通学日数も非常に少なくて済みますので、子育てや仕事と両立しながら通いたい人、コミュニケーションが苦手な人や不登校の経験がある人にもおすすめです。
ヒューマンキャンパス高等学校
ヒューマンキャンパス高等学校の特徴は、「なりたい自分になる!」ために、40分野100職種以上の職種を目指せる学習環境が整っていること、また先生たちの手厚いサポートです。
今はまだなりたい自分がみつかっていない人にも、将来の目標を見つけてもらえるようなコースもあります。
先生たちは、一人一人の夢に寄り添い、学生のことを一人一人よくみてくれる学校という印象です。
時には保護者の方を巻き込んで頑張っている生徒の後押しを一生懸命してくれます。
こんな人におすすめ!
ヒューマンキャンパス高等学校は、将来の夢を持っている人はもちろん夢に近づけるように専門的な学習環境を提供してくれますし、まだ将来増を描けていない人には一旦勉強に集中できるコースを準備してくれるので何か専門的に学んでいく意欲がある人には特におすすめです。
勿論、はじめに勉強中心のコースを選んでいても、高校生活の間に様々な出会いがあり、やりたい事が見つかってきたら、少しずつその興味のある分野の学習時間を増やしていく事もできますよ。
また教師たちは生徒たちの心境の変化や目標への努力を応援してくれるので安心ですよ。
スクールプラス
スクールプラスでは、子供達は愛されるべき存在であり、スタッフたちはありのままの子供達を受け止めることを大切にしている、思いやりに溢れた学校です。
不登校やひきこもりなどで、心が弱ってしまっている子供たちに対して、本人は勿論家族にもカウンセリングを行い学習面だけでなく家族から子供たちの環境を考えてくれます。
【イベント例】
・喜劇で元気プロジェクト
喜劇の練習、発表を通じて生徒たちは楽しさや笑うことの喜びを知ってもらうことができます。
また、誰かと一つのものを作り上げる経験から責任感や、コミュニケーションの大切さ、だれかとの繋がり、失敗や恥ずかしさを恐れなくていいメンタルを学ぶことに繋がります。
実際、生徒からも非常に好評で貴重な経験となっています。
卒業生からのメッセージ年齢はバラバラだけどそれは関係なく、練習もみんなでああでもない、こうでもないと言いながらどう演技したらいいのか考えました。
そのおかげもあってみんな仲良くなれたし、いい劇になったと私は思います。
こんな人におすすめ!
スクールプラスでは、少人数制で子供達の一人一人の個性が大切にされるような環境を整えています。
特に様々な理由で全日制の高校に通えなくなってしまった子供達の入学が多く、実際、子供はもちろん家族へのカウンセリングなど心のケアに力が入れられています。
人間関係や学業への不安がある人も、先生との距離が近くなり安心して高校卒業を目指す事ができるでしょう。
通信制高校についてまとめ
いかがでしたでしょうか。
通信制高校は制度としては、登校日数を少なくしようと思えば年に4日間で済ませる事が可能です。
また、学費も安く全日制高校からの編入も可能と沢山のメリットを有しています。
3つの通信制高校をご紹介しましたが、どこもそれぞれの特徴があり、行った先々では全く異なる学生生活が待っているでしょう。
ご自身の目的に合わせて高校を選べるといいですね。
まずは気になる学校に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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