不登校・中退でも「高卒認定試験」で大学進学できるって本当?

不登校・中退でも「高卒認定試験」で大学進学できるって本当?

ニュースで連日のように取りざたされているいじめや不登校といった問題。

それは決して他人事ではなく、文部科学省の発表によると約82%の学校に不登校の生徒がいるそうです。

ひとえに不登校などと言ってもその理由は人それぞれですが、「逃げる」という選択をしても大学や専門学校に進学できることをご存知でしょうか?

今回は、たとえ不登校でも大学・専門学校へ進学する方法をご紹介します。

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不登校や中退の現状とは?

憂う女子高生

文部科学省が発表した「平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によると不登校生徒は52,723人、さらに高校中途退学者は48,594人で、非常に多くの生徒が不登校、中退という道を選んでいる事が分かります。

大学や専門学校の受験資格には、高校を卒業している事などがありますが、この不登校・中退という道を選んだ生徒には大学受験に挑戦する資格がないということでしょうか?

結論から言うと、高校中退でも、不登校で高校卒業のための単位が足りていなくても、大学受験資格を取得することが可能です。

「高卒」じゃなくても大学進学はできる?

文部科学省の大学・大学院入学資格に関するQ&Aを見てみると、大学の入学資格には

・中等教育学校卒業者、特別支援学校の高等部修了者、高等専門学校の3年次修了者

・文部科学大臣指定の専修学校の高等課程修了者

・海外大学入学資格(国際バカロレアなど)の保有者

・高等学校卒業程度認定試験の合格、大学において個別の入学資格検査で認められた18歳以上

などいくつか種類こそありますが、各大学の判断に任されている面が強いため、志望校があるなら各大学・専門学校のパンフレット等を参照してください。

高卒認定(大検)で大学受験資格が得られる

「高等学校卒業程度認定試験」通称「高卒認定」についてどの程度ご存知ですか?

年2回実施される試験で、8月と11月に2日間にわたる試験が行われます。試験時間は各教科50分ずつで、すべてマークシート方式となっています。

教科 試験科目 科目数 要件
地理歴史 世界史/日本史 1 2科目のうち1科目必修
日本史AB/世界史AB 1 4科目のうち1科目必修
公民 現代社会 1または2 「現代社会」1科目
倫理/政治・経済 もしくは「倫理/政治・経済」2科目必修
理科 科学と人間生活 2または3 「科学と人間生活」と基礎科目から1科目選択
物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎 もしくは基礎科目より3科目選択
外国語 英語 1 必修
数学 数学 1 必修
国語 国語 1 必修

試験科目は必修が8から10科目で、科目数こそ多いですが免除制度などがあるので無理なく受験できるかと思います。

高卒認定試験を利用して大学受験を

悩む女性

一部の大学受験対策をメインで予備校や塾には、高卒認定試験合格を目指すコースがあります。

しかし高卒認定試験対策コースを提供している予備校・塾は非常に少ないので、高卒認定試験を専門にする予備校や塾に通って勉強する、あるいは自宅で自主的に勉強するのが一般的です。

予備校・塾と自宅学習、どちらがいいの?

もしあなたが高卒認定試験を受験するとして、いくら試験のレベルが高校の教科書程度であったとしてもたった一人で5教科8科目のすべてを勉強するのは非常に大変です。

もうお気付きだと思いますが、高卒認定の試験は難易度こそ違いますが、大学入試とほとんど同じことをするのです。

高認は基礎が、大学入試は応用が出題されるのであって、その問題範囲は高校での学習なのですから試験の内容の濃さは言うまでもないでしょう。特に勉強から離れていた期間が長いだとか、そういう人は尚更ですよね。

そのような濃い内容の試験対策を、自主学習でまかなえるのでしょうか?

自制心をもってストイックに勉強することができない限り、自宅での学習はとても困難ですよね。だから勉強しなくてはいけない環境に身を置くことを選ぶ人が多いのではないでしょうか。

高卒認定試験対策のできる予備校は?

予備校

大学受験対策を専門に行いながら、高卒認定試験対策コースも設置する予備校は非常に数少ないです。

しかし、一般的な大学進学のための予備校に通って学習する事は、認定試験からそのまま大学受験まで視野に入れることができるという、これ以上ないほどのメリットがあります。

ここではその数少ない予備校の中でも、特に有名な予備校が展開しているコースについて紹介していこうと思います。

河合塾COSMOで高卒認定、大学進学を目指す

全国に校舎を持つ河合塾ですが、河合塾COSMOは東京と名古屋でのみ展開されています。

生徒の個性やペースを尊重し、無理強いをしないで真摯に向き合ってくれるのがCOSMOの魅力。さらに学力診断テストで一定以上の成績を修めると、その科目は無料で大学受験科の授業が受けられるため、大学受験を視野に入れながらの実戦的な学習を実現していると言えます。

もしも集団授業についていけるか不安でも、フェローと呼ばれるスタッフが学習からメンタル面に至るまでサポートしてくれます。

フェローは個人面談や学習サポートといったごく限られた時間接するのではなく、普段から隣で旅や合宿、サークル、ゼミといった河合塾COSMOにしかないイベントに参加するため、一緒に頑張る仲間として信頼関係を構築しながら支えてくれます。

公式サイトを確認する

武田塾で高卒認定、大学進学を目指す

校舎数の増加が止まらない武田塾では、特に校舎の縛りなく全国各地で高卒認定試験の対策が行えます。

それは武田塾の学習は参考書を用いて進めていくスタイルだから。大学受験でも高卒認定でも同じように参考書や教科書で学習することができます。

ゴールを定めて自分の現状から「これさえやればオッケー」のノルマを設け、日ごとのタスクなどを自分のペースで進めていく指導方法であるため無理なく勉強を進めることができ、そのうえ集団授業のように大勢の生徒に囲まれて一斉に授業、ということはないので学校の息苦しさが嫌だとか、そういう人でも通いやすいのが魅力です。

他にも必ずしも通学しなくてはならないわけではなく、ノルマを組んでもらって後は自分の過ごしやすい場所で勉強できるのを魅力だと感じる人も多いようです。

「武田塾 高卒認定」で検索してみると、武田塾の各校舎長が高卒認定について熱く述べていますよ。

公式サイトを確認する

まとめ

ここまで高卒認定試験やその対策のできる予備校について紹介してきました。

ここで紹介した河合塾COSMOと武田塾以外にも高認試験対策の予備校はありますが、どうせ予備校に通ってしまうのなら、いっその事大学受験専門の予備校で認定試験対策をしながら大学受験対策をしたほうが得策と言えるでしょう。

集団で勉強する河合塾COSMOか、個人で進めていく武田塾のどちらを選ぶかは向き不向きがあります。学習だけでなくサポート、環境などすべてを含めてじっくり選びましょう。

どんな理由で不登校や引きこもりになったとしても、大学・専門学校進学の夢を諦めてしまう謂れはきっと誰にもありません。

「高校中退、何するものぞ」高卒認定試験の合格で、高等教育機関の受験資格は手に入るのですから。

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