2021年1月より導入される「大学入学共通テスト」
従来のセンター試験と大幅に出題方式や問われる力が異なりますが、その中でも特にその影響を受けるのが「英語」です。
センター試験では「読む力」と「聞く力」が主に必要になっていましたが新テストからはそれらに加えて「書く力」と「話す力」も重要になります。
今回は従来のセンター試験と対策が異なる英語について、勉強法やオススメの参考書をご紹介します。
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大学入学共通テストで「英語」はどう変わる?
従来のセンター試験とは異なり、大学入学共通テストでは英語の出題形式や傾向が大きく変更になります。
英語4技能が必須となる他、思考力や判断力を必要とする問題が多く出題されます。
まずはその変更点をみていきましょう。
「書く力」と「話す力」を含める4技能が求められるように
前述の通り、従来のセンター試験では主に「読む力・リーディング」と「聞く力・リスニング」の2技能を対象とした問題が出題されていました。
しかし新テストからはそれらに加えて「書く力・ライティング」と「話す力・スピーキング」を新たに追加した4技能が対象となります。
センター試験と同様、新テストでは「読む力」と「聞く力」の2技能が出題対象となり、残りの2技能に関しては英検やTOEICなどの民間試験の結果により判断されます。
「思考力」や「判断力」がより求められるように
従来同様、「読む力」と「聞く力」が出題される大学入学共通テストですが、その出題傾向も大きく変わります。
今までは主に知識を問う問題が多かったのですが、新テストからはその知識を正しく活用する「思考力」や「判断力」が主に問われるようになります。
新テスト導入にあたり実施されたプレテストでは、従来出題されていたアクセント問題や文法問題が一切出題されなくなり、全てが長文問題となっていました。
限られた時間内に問題で何が問われているのか「判断」しそれに見合う答えを「思考」し解答する力が必要となります。
また、リーディング問題とリスニング問題の点数比も大きく変わり、よりリスニング問題が重要となります。
さらに従来では2回流れていた音声がプレテストでは一部1回しか流れないなどの変更があり、より素早い判断力が求められる出題内容となっています。
どう対策すれば良い?勉強法は?
出題内容や傾向が大きく変わる大学入学共通テスト。
では、どのように対策を行えば良いのでしょうか。
対策で気をつけるべきポイントと心がけると良い勉強法をこれからご紹介します。
長文対策で英語に対する抵抗を無くそう
大学入学共通テスト対策として長文対策を行う事は非常に大きなメリットになります。
新テストに対応できる事はもちろんですが、そのほかに民間試験の対策にもなるからです。
長文読解で重要なのは文法力と単語力です。
これらに不安がある方はまずは文法理解や単語帳を活用し単語力を深めていきましょう。
ある程度これらの理解が済んだ方は実際に長文を読んでいきましょう。
文のまとまりごとに区切って読んでいく「スラッシュリーディング」という勉強法を用いると読みやすくなりますよ。
実際に文を読む事で初めて出会う文法や言い回し、文形式も出てくるでしょう。
これらを確実に理解し、次に見たときに読めるようにコツコツ対策する事が重要です。
「英語耳」を作ろう
次にご紹介する勉強法はリスニング力を鍛えるものです。
ご存知の通り英語は言葉であり、日本語とは文法などが大きく異なります。
普段日本語を使っている私たちが試験の時だけ英語を使えと言われても無理があります。脳が英語に切り替えられないからです。
よって普段から英語に触れ、英語慣れしておく事はとても有効です。一日10分程度で構わないので英語に触れましょう。
洋楽を聴くだけでもいいですし、YouTubeなどの動画サイトで好きなアーティストのインタビュー映像を見るのも良い手です。
毎日少しだけ耳に英語を聴かせると、驚くほどに耳が英語に敏感になり、聞いた瞬間に意味を理解できるようになります。
楽しみながら英語に触れ「英語耳」を作ってみましょう。
民間試験対策も必須
新テストより導入される民間試験ももちろん大切です。民間試験導入は2020年度に関しては見送る形となりました。
早くて2021年度からの導入になります。
現役受験生にはかなり衝撃的だったかもしれませんが、裏を返せば対策する時間はまだまだあるという事です。
民間試験は長文問題や会話問題が出題されますが、想定している場面がそれぞれ異なり、それにより出題される単語が違います。
例えば英検なら学術的であったり、普段の生活では使わないような単語が出てきますし、TOEICならビジネス場面を想定していますのでそれに沿った単語が出てきます。
単語力は一朝一夕では身に付きませんので早めの対策が必要です。
オススメの参考書をご紹介!
いかがでしたか?従来のセンター試験から変更になる点や勉強方法をご紹介しました。
今までと異なる点がいくつかありましたね!
では、これらの勉強を行う上でぜひお供にしていただきたい参考書をご紹介いたします。
「英語長文ハイパートレーニング レベル2 センターレベル編」 桐原書店
長文対策にオススメなのがこの参考書です。
解答には訳だけでなく、SVOCといった文の構造が細かく解説されており、より文の理解が進む内容となっています。
前述の「スラッシュリーディング」を並行して活用する事で構文理解がより進みますよ。
さらにこの本の良いポイントが長文を収録したCDが付いている事。
一度読んだ文章を聴く事で理解もしやすく、英語耳を作るのにもってこいです。
「英単語ターゲット1900」 旺文社
犬の描かれた表紙でお馴染みの英単語帳です。受験生に一番使われているといっても過言ではないぐらいの人気な単語帳で、これ一冊で東大レベルまで網羅できます。
単語が重要度順で英文と共に掲載されているので試験本番でも初めの方だけ読めば十分対策できる一冊となっています。
また、単語がセクションごとに100個ずつまとめられているので無理なく勉強出来るのも特徴です。
「センター試験のツボ 英語リスニング」 桐原書店
最後にご紹介するのはリスニング対策にもってこいの参考書です。
この参考書では一般的なリスニング問題の他に、他の選択肢を選ばせる引っ掛け問題も収録されています。
どういった引っ掛けが出題され、どのように対策すべきかが細かく紹介されているので、本番では正しい解答を選べるようになります。
また、付属のCDには通常スピードとゆっくりなバージョンの2種類の音声が収録されています。
まずはゆっくりな方で確実に理解し、その後通常スピードで本番さながらの練習ができます。
更に、本番を想定した模擬問題も収録されていますので、直前の対策にもしっかり対応できます。
英語対策を万全にして志望校に合格しよう
今回は大学入学共通テストで大きく出題傾向が変わる英語について、その対策と勉強法について解説しましたが、いかがでしたか。
こちらで紹介した勉強法や参考書を上手に活用し、英語対策を進めていきましょう。
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