大学推薦入試とは?公募制と指定校制、AO入試との違いとは?

大学推薦入試とは?公募制と指定校制、AO入試との違いとは?

先日終了したセンター入試や、新しく始まる共通テストといった入試テスト以外にも大学に入学するための方法があることはご存知だと思います。

推薦入試、AO入試といくつかの方法がありますが、それらを利用して受験することを考えているならきっと、具体的にどう違っているのかとか、自分はどれを使うべきなんだろうとか悩みますよね。

今回は大学推薦入試について、公募制と指定校の違いからAO入試との違い、どういう人におすすめかまとめました。

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多様化する大学入試について

大学入試の試験形式は、テストを主体とする一般入試以外にも個人を見るようなAO入試実績やこれまでの成績などを見る推薦入試が基本となります。

それ以外にも私立大学などではより個性的な入試が行われていたりしますが、基本的にはこの3種類全てもしくは3種類のうちどれか、というように大学の入学試験は行われます。

令和元年度の入試まではこれまでと変わりありませんが、今後センター試験の廃止に伴って推薦入試などの扱いが少しずつ変わっていくことが予想されています。

一般・AO・推薦それぞれ何がどう違うのか

一般入試は基本的に学力による選抜となります。
センター試験などの紙媒体で行うテストですから大学入試というとこちらをイメージする人が多いでしょう。
実際大学入学者のそのほとんどは一般入試を利用しています。

AO入試は学校からの推薦状が不要で、大学の求める人物像(アドミッションポリシー)と受験者の個性の合致を評価する入試です。近年AO入試を使用した試験を行う大学は増加傾向にあります。

推薦入試は学校からの推薦状が必要で、学業の状況や活動の実績を基にアドミッションポリシーとの合致を量りつつ選考する入試です。
ほとんどの大学がこの入試形式を利用した試験を行い、推薦入試一つにしても種類が豊富であるため、特に大学の個性の出やすい入試だと言えるでしょう。

推薦入試の種類はどれくらいあるか

推薦入試公募制の推薦指定校推薦に分かれます。
公募制はさらに一般推薦特別推薦に分かれており、別枠として自己推薦の行われることがあります。

どちらの推薦も基本的に高校の学校長による推薦状などが必要で、かつ入試の開催が早く公募制も指定校のどちらも6月ごろの募集要項の配布から11月中に出願から合格発表を終えるような大学がほとんどです。
合格が決まるのが早いということは、入学手続きも年内に完了する必要があるということですので、入学金や授業料が一般入試よりも早くに必要になるというデメリットがありますが、ピーク期でないために引っ越し先を探しやすいなどメリットもあります。

「公募制」は一般推薦と特別推薦がある

公募制は大学の出願条件を満たしていて学校長の推薦があれば全国どの高校からでも出願することが可能です。

公募制一般推薦入試は大学の求める成績条件を満たしてさえいれば出願することができるので、募集定員が比較的多く、著名大学であるほど倍率が高くなる傾向があります。
基本的に、どの科目でもそれなりに良い成績を修めており評定平均もある程度、というような受験生におすすめと言えるでしょう。

公募制特別推薦入試スポーツや文化分野などで優秀な成績を修めていたり、部活動やボランティアなどに携わっていた実績や活動、成果に応じて合否が決まります。
スポーツ推薦、文化活動推薦、社会活動、課外活動、有資格者など大学の求める条件を受験者自身が満たしているのであれば誰でも出願できます。

「指定校推薦」はどんな推薦?

指定校推薦は、公募制とは違い誰でも出願できる訳ではなく、大学側が指定した高校に推薦枠を与え、その枠を利用して出願するような形式で試験が行われます。

この推薦枠は学校間の信頼によるものなので基本的に専願であり、かつ確実にその学校に卒業まで在籍することを確約したうえで生徒を推薦しています。
1大学に与えられる推薦枠は非常に狭く、学校間の信頼を損なうような人物を推薦することは出来ないために、高校内で指定校推薦に足る人物か選考されることからこの推薦は狭き門だと言えるでしょう。

しかし推薦してもらえたならば一部の専門系学部を除きほとんどの大学は確実に合格することができるので、評定平均がかなり高く、教師からの心証も良い受験生であれば積極的に利用すべきでしょう。

「自己推薦」はどんな推薦?

自己推薦は、公募制とも指定校とも異なっている特殊な形態の推薦入試です。
学校長による推薦状が不必要で、受験生が自ら大学へとアピールするような形で行うため、どちらかと言うとAO入試に近いような印象があります。
しかしAO入試の場合だと受験生の人柄などを大学側が好きに受け取れるような形で評価が決まりますが、自己推薦の場合は自分で自身の実力や将来設計を売り込むため、高い自己分析力やプレゼンテーション能力が求められます。

自己推薦の場合は、他の推薦入試とは異なり志願者がさほど多くないことがあります。
そのため一次試験の合格発表から二次試験まで一週間程度しか空かないということがザラであり、一次試験の結果が出る前から面接などの対策を行う必要があるような大学も多いです。

推薦入試の選考基準って?

推薦入試は種類に関わらず、ほとんどの大学で書類選考と面接、さらに小論文を課します。
書類選考では、高校から提出される調査書や担任などが記入する推薦書、受験者自身が書く志望理由書、あるいは自己推薦書・エントリーシートを基にして選考が行われます。

一次試験である書類選考をクリアしたなら、次は二次試験の面接・小論文などの試験を受けるのがほとんどでしょう。
面接は個人もしくはグループで志望理由書の内容を基にする場合としない場合があり、ディスカッションを行う場合もあるようです。
小論文は課す大学と課さない大学があり、そのうえ内容も提示されたテーマについて書くタイプと、長文を読んでからその内容に即したテーマについて書くタイプがあります。
面接・小論文のどちらにせよ大学によって試験の形式が大きく異なるため、出願前に確認しておくようにしましょう。

特殊な選考基準と試験のある学部

基本的な推薦入試の場合なら特に学力試験を行うことこそありませんが、一部の学部や大学では基礎的な学力を測る試験を行うことがあります。
書類審査と面接に加えて口頭試問を行ったり、あるいはセンター試験を受験し結果を提出する必要があるだとか、一般入試で行われる学科試験を受験する必要があるだとか、そのような試験が二次・三次試験として行われます。

それ以外にも体育や芸術などの推薦入試の場合には作品を提出したり実技の試験が行われるなど特殊な選考が行われるような推薦入試は存外多く、芸術系、体育系、理工系の大学や学部、他には一部の教育系の大学や学部の推薦入試では実技試験がほぼ確実に課されるとすら言えるでしょう。

まとめ

推薦入試と一般入試、AO入試の違いやどんな受験生におすすめであるか紹介してきました。

よく推薦や指定校を利用して大学に進学する人をまるで悪人のようにいう人はいますが、利用できるものは積極的に利用したら良いのです。
特に推薦などは、高校3年間の成績を平均した評定平均を提出する必要があるのですから3年分の努力を思えばむしろ当然でしょう。

推薦入試などの入試は自分の得意なことをアピールするため、圧倒的なアドバンテージでもって受験に挑めます。
行きたい大学が決まっていて、かつ具体的なビジョンがあるなら積極的に利用すべきではないでしょうか。

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